Winny対策PC導入。でもその前に・・
2006.04.27
@ITの記事によるとWinny対策のPCの導入なるものが決まったそうです。
こういうPCの対策をするのも大事かと思いますが、こういう対策以前に意外にできていないことがあるかなぁっておもっているので、実際に自分の前職での経験も踏まえて、ちょっとその辺りで思ったことを。
前の会社では、全社的にはかなりの台数のPCを利用しており、数にすると数万台あるような環境だったので、アプリケーション配布やセキュリティパッチの導入、資産管理、etc・・・の目的で、マイクロソフトのSMSと似たような機能を持った製品を使っていました。
この類のツールを使う以前に、当たり前のことかもしれませんが、以下の3点が明確になっているかどうか結構意識していました。
1.PCの入手
大企業では購買部のような所で一括して管理している場合もあれば、各部門ごとに予算を持っていてそこで購入するという形態もあると思います。
また入手する際の手段として、購入/リース/レンタル と3つほど考えられると思います。
ちょっと問題になりそうなポイントとして、各部門毎の予算でPCの導入をしている場合に、いつのまにか勝手に接続して、とりあえずインターネットだけは利用しているようなPCが出てくる点だと思っています。(実際にこういう状況ってみなさんの周りでも目にすることないですか?)
2.PCの廃棄
購入の場合には専門の業者を通じて廃棄となるでしょうし、リースやレンタルの場合には契約終了のタイミングで返却しないといけなくなります。
3.企業内にあるPC資産の把握
実際に利用されているPCであれば、PC利用時のタイミングにSMSのようなソフトウェアをつかうことで、ネットワーク越しにPC情報の把握(どのようなOSで、どのようなアプリケーションがインストールされていて、誰が利用しているか)をすることは可能だと思いますし、実際にそのような運用をされている所は多いと思います。
ただ一番の問題になりそうなポイントとして、企業内部にある全てのPCが毎日利用されているとは限らず、倉庫内に眠っているPCが一定数存在しているはずなので、何かのきっかけでそのPCを再利用した際に、セキュリティパッチなどがきちんと適用されていない状況で勝手に接続してしまう点だと思っています。
特に、3.については非常に泥臭い仕事なのと、これを適切に維持していこうとするとお金も時間もかかるので、疎かになりがちですけど、まずはこういう泥臭い仕事をきちんとこなして、初めて、SMSのようなツールが有効に機能すると思っています。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.27 00:31
実務経験xx年以上という”モノサシ”
2006.04.21
よく
「Unixの実務経験がxx年以上」
「Javaの実務経験がxx年以上」
というような求人を一般的に見かけることが多々あるかと思っていますが、この「実務経験xx年以上」という”モノサシ”について思ったことをちょっとだけ。
年功序列がしっかりと制度として機能していた時代の場合には大学を卒業してからある会社に入ったとして
最初に下積み期間として、Aという仕事を与えられる
↓
それをマスターしたら次は、Bという仕事を与えられてる
↓
それをマスターしたら次は・・・
という形で、会社/上司から一定の期間ごとに次のステップにいける仕事が割り振られてきたのだと想像しています。(もしも間違っていたら誰かツッコミのTB打ってください)
その時代であれば、ある人のスキルをはかる”モノサシ”としては、この実務経験xx年以上というのは、第三者的に見ても、わかりやすい指標だと思います。
例えば、10年以上経験があるのであれば、人を採用する側としても、
「一通りのことをきちんとマスターしてきているはずだ」
とおおよその見当がつくために、この実務経験という”モノサシ”が広く利用されていたのだと思っています。
では、今の時代に、この「実務経験xx年以上」という”モノサシ”が通用するかというと個人的には疑問に思っています。
というのも(あえて言う必要ないかもしれないけど)年功序列という制度が、今は機能していないという点もあるかと思いますし、それ以上に、それぞれの会社”スピード感”が全く異なるかなぁって思っているからです。
Aという会社はとてもスピード感があって、本当にアッという間に1年が過ぎ去ってしまうと感じられる所かもしれないし、Bという所は、安定しているために、ゆっくりと平和に時が流れるように感じられる所かもしれません。
そうなると、AとBとで実際に取り組める仕事の質については、異なる可能性も高くなるために、それぞれの会社出身の人を、単純に実務経験という”モノサシ”では計れないと思っています。
年数という”モノサシ”ではなく、その期間の間に、実際に自分がどのような仕事をしてきたのかを、他人に自信も持って話せたり、説明できたりするようになっていれば、例え年数が1,2年しかないものだったとしても、それは見る人が見れば、きちんと評価されるかなぁと信じています
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.21 09:53
パッケージングの妙
2006.04.18
いつだったか忘れてしまったのですが、日経新聞に従来の2つ入りサンドイッチとは異なるワンピースタイプのサンドイッチが発売されたそうで、日経の記事が見当たらなかったので、日経プレスから、ちょっと気になった所を抜粋すると
「ワンピースタイプサンドイッチ」は、女性や壮年層、席朝族、ならびに「もう一品」を求めているお客様の需要にこたえる少量パッケージの商品です。だそうです。
こういうパッケージングの”妙”みたいな好例だなぁと思って読んでいました。
これを読み終わった後に、自分が昔エンジニアとして働いている時のことを思い出して、その当時、マイクロソフトの資格を取る必要が出てきたので、赤本とかを通勤中に読んでいたことがあったのですが、赤本はかなり厚みのある本なので、読みづらいし、重たいので、持ち歩くにも不便だなぁって思っていました。
また、今でも、技術動向の勉強をしているので、デザインパターンの本をなんとか頑張って読んでいるんですけど、やっぱり重たいので、持ち歩くことなく、家でしか読んでいません。
こういうIT系の専門書も、「ワンピースタイプサンドイッチ」にならって、各章別にバラ売りしてくれると、多少割高になっても、意外に売れるんじゃないかなぁと勝手に思ったので、出版社の方検討してくれないかなぁ・・・・
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.18 09:33
身になる読書のための5つのTips
2006.04.13
羽生さんが、このエントリーで書かれているように、私も本を読むことの大切さというものはこの仕事をするようになってつくづく実感しています。
というのも、今のキャリアカウンセラーという仕事をしている以上、自分自身のキャリアというものについても、日々(っていうのはおおげさか?)洞察をする必要もあると思っています。
その洞察の精度を高めるためにも、色々なインプットを蓄えておく必要もあると感じていて、そのための手段の1つとして、本を読んでいます。
ちょっとLifehackっぽく、身になる読書のための5つのTipsというものをさっき思いついたのでちょっとまとめます。
1.年間で読む数を宣言してしまう
本を読むと漠然と思っていてもなかなか実行するのは大変だと思うので、自分で読む本のペースを考慮して、ちょっとハードルを高めに設定して、年間で読む本の量を、とりあえず宣言(*1)します。
2.誰かに伝えることを意識する
ただ、漠然と読んでいても、なかなかインプットとしての質が高まらないなぁと感じていたので、誰かに伝えることを意識して本を読んでいます。
3.目次を必ず読む
その本で書かれている全体像をおおよそつかんでおくことで、重点的に読んだ方がよい個所と、そうでない所が把握できそうなので、特に最近は意識して目次を読むことをしています。
4.読んだら、内容をまとめるクセをつける
内容をまとめるっていうと、ちょっと敷居が高くなるけど、自分なりに感じたことなどをちょっとでもよいので、まとめておくと、なんとなく自分の脳に定着するような気がしています。
5.次に読みたい本を常にチェックしておく
日々、新聞、雑誌、あとは自分がチェックしているブログの方が取り上げている本の中で気になったものをチェックしているのですが、気になる本を全部買っていたら、お金が無くなってしまうので基本的には図書館で予約して借ります。
この予約のストックを常に5冊前後キープしておき、次に読む本が切れないように維持しています。
とはいっても、図書館に無いものだったり、あまりにも人気がありすぎて、いつになったら借りられるかわからない本(*2)の場合には、はてなブックマークサービスを使って、図書館にないけど、後で読みたいという内容のタグ付けをしておき、時間を見つけて本屋に行って立ち読みした上で購入しています。
(*1)ちなみに、私は年初に、今年の目標で100冊読むというのをプライベートで書いているブログで宣言しました。1ヶ月にだいたい10冊位読まないといけないペースですが、現時点で37冊読破しているので、今の所かなりイイ感じで来ています。
(*2)うちの近所では東京タワーが人気で予約件数1000以上と有り得ない状態になっています。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.13 09:30
お客さんの期待感
2006.04.08
毎朝、会社に来る前に、お店によってから勉強しているとこのエントリーで書きましたが、基本的には毎朝同じところに行っているのですが、雨の日は駅から近い所によって勉強していて、最近行ったお店でちょっと気になることがありました。
そこのお店はコーヒー一杯 200円以上する所で、お店の作りも比較的ゆったりとした作りなので、
「あー、ここなら静かに本が読める」
と思って、入りました。
周りのお客さんは、私と同年代か、それ以上の方が多く、みなさん新聞や本など読んで、ゆっくりと過ごされているのですが、そういうゆったりとした空気を壊すかのように、お店の店員の方が、お客さんが来るたびに
「いらっしゃいませー、どうぞご利用くださいませ」
「いらっしゃいませー、どうぞご利用くださいませ」
「いらっしゃいませー、どうぞご利用くださいませ」
と連呼しながらフロアーをせわしくなくチェックしていました。
おそらくマニュアル的に従っての行動なのかもしれませんし、挨拶をするのは当然のことだと思いますが、そのお店の雰囲気にあった挨拶の仕方もあると思います。
例えば、このようなお店に朝のような時間帯に来る方は出勤前に少しゆっくりしながら朝ご飯を食べたいという期待感のようなものをお持ちだと思います。
そういう時間帯の際には、働く側も少し落ち着いた対応なり、挨拶をしたほうが、お店の雰囲気作りにも役立つと思います。(逆にとにかくお腹が減っていて、すぐに料理などを出してほしいと期待している方は、また違ったお店に行くと思いますし・・・)
他のチェーン店の成功事例を参考にして、少し高級な感じの路線を狙ったのかもしれませんが、200円以上のコーヒーショップに期待するお客さんの期待感のようなものをきちんと把握しているのかなぁ??とふと思ってしまいました。
みなさんの仕事の中で、何かの手順書、マニュアル等にしたがって作業をするということも多かれ、少なかれあると思います。
でもその際に単に手順書やマニュアルを読むというのではなく、その手順書の書かれた意図のようなものを汲み取り、その作業がもたらされた成果として、相手のの期待に果たして応えることができているのかなぁと、立ち止まって考えてみてもよいかもしれませんね。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.08 08:34
オープンソースといえば?
2006.04.06
The company plans to focus on routers for midsize U.S. businesses and the regional offices of global corporations. That segment is worth $4 billion and is heavily dominated by Cisco.と、 日本風にいえば、中小企業だったり、大企業の中での支社で利用されるようなルータ市場をターゲットにしてビジネスを展開しようとしているそうです。市場規模としては$4 billionだから4000億円のマーケットと、かなりのものだそうです。 現在はCisco の圧倒的支配にあるマーケットかもしれないけど、こちらの記事を引用すると
The biggest interest in XORP and future Vyatta products will be in emerging economies like China and India, which are not cash rich, but have broadband ambitions. No one wants to pay for expensive commercial routers.
と、eXtensible Open Router PlatformやVyattaの製品は、中国やインドのような新興諸国では、誰も高額なものに、たいそうなお金をかけたくないから、こういうマーケットではうまくすれば、Vyattaの製品も利用されるかもしれませんね。 ただすでに、CiscoやJuniperなどの大手ネットワークベンダーの製品が圧倒的な市場シェア-を占めている日本の場合には、プロダクト自体に価値を見出す企業は、ほとんどないかと思うので今すぐの普及というのはちょっと想像がつかないですね。 あー、肝心なことを書き忘れていましたがVyattaの Community サイトに、Vyattaの製品を利用する際に必要なマシンスペックが記載されていますが、普通のPC/AT互換機で利用できますし、稼動の取れているNICもこちらにあるので興味ある方はお試ししてみてはどうでしょう? 私も自宅のPCのVMWare Player上でとりあえずインストールまではやってみました。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.06 10:07
セミナーやイベント参加時のちょっとした準備
2006.04.04
Life Hacks PRESS(ISBN: 4774127280)という本の中で、勉強会について取り上げられていましたが著者の角谷さんという方は、勉強会の定義を
勉強会とは、学習を低コストで効果的かつ効率的に行うために、参加者間の対話を重視するボトムアップな活動である
としています。
そして、勉強会を運営する側の心構をいくつか列挙しているのですが、その中に参加者のコミットメントを促す手段として、ポジションペーパーの準備をすすめています。
このポジションペーパーというのは、参加者がその勉強会参加によって何を得ようと期待しているのか、簡単にまとめたものです。
私自身は、勉強会を開催するということはないですが、外部のセミナー等に情報収集のためにこういうのとか、こういうものに参加することはあり、事前に、当日の発表内容はおおよそわかっている場合が多いので、無意識のうちにこのようなポジションペーパの類は毎回作った上で、参加していました。
こういうものを事前に準備して参加することで、角谷さんが言われている「学習を低コストで効果的かつ効率的に行う」ということも可能だと思っていますので、外部のセミナー等に参加される際のご参考に!
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2006.04.04 10:00




