暗号解読
2007.07.29
以前、読もうかなぁと思って一度借りた暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号までですが、かなり分厚くって持ち歩いて読むにはちょっとつらいので、読むのを断念したのですが、同じ著者のサイモン シンという方が書いている暗号解読が面白いと誰かのブログで書いてあったので、とりあえず上巻だけ読み始めたのですが、かなり面白いです。
過去、様々な暗号化の手法が生まれては、それを解読する手法が生まれ、絶対に解読されない新しい暗号方法が開発されて...ということが、歴史上繰り返されてきたのですが、暗号化したい内容に対して、暗号化のための”鍵”を考えだし、それを基にして暗号化されるのですが、解読者側からすると、どういう”鍵”を用いて暗号化されているのかを解き明かすそうで、暗号解読のために、当初は言語学者や古典学者といった人達が活躍していたそうですが、時代の経過とともにそういった人達ではなく、数学者や科学者といった、なんらかの法則性を見いだすのに長けた人物が活躍するようになってきたそうです。
暗号解読というタイトルからするとちょっと小難しい内容っぽく感じるかもしれませんが、豊富な事例とともに書かれていて著者の方の文章の書き方が上手なんで、意外に読みやすいので、
IT系の仕事でセキュリティ関連の業務に関わっている人だけでなく、金田一少年の事件簿のようなマンガ好きだったら、興味深く読める本だと思いますよ。
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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.29 17:47
腰痛を少しでも和らげるためには?
2007.07.27
IT系の仕事をしている人は、結構座っている時間が長いからか腰痛に悩まされる方がいると思いますが、実際、私も前の仕事の時は座っている事が多く今の仕事も比較的座っている時間が長いからか腰痛持ちなのですが、最近とあることを意識し始めてから、腰痛がやわらいだように思います。
それが何かっていうと普段歩く時に、肩甲骨と骨盤の旋回を意識するということで、特に頭の中で骨盤の構造をイメージしながら、骨盤がうまく旋回するように歩く事でかなり腰まわりの動きが柔らかくなったように思います。
これは、金哲彦のランニング・メソッド
を参考にしたのですが、肩甲骨を背中の中心に向かって引く意識をもって歩く事で、骨盤も連動して動くっていうようなことが書かれていて、このイメージを持ちながらウォーキングというエントリで
ほぼ毎日、代々木駅から会社まで2駅ほど歩いていて
と書いた通り、毎日歩く時にこの部分だけをイメージして歩くようにしました。
最初の頃はイメージ通りの動きができなかったのですが、だんだん自分の中で、スムーズに骨盤が回転しているのがわかってくるにつれて、前はたまに足の付け根が痛くなる事もあったのですが、それが全くなくなったのと、股関節周辺がかなり楽に動くようになったからか、腰回りの動きがかなり滑らかになった気がします。
ちょっと言葉でうまく伝わりきらない所がありますが、腰痛持ちの方は一度金哲彦のランニング・メソッドの中身をチェックしてみてはいかがでしょうか?
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.27 21:12
コミュニケーションスキルとして評価されるべきものとは
2007.07.24
コラボレーション!―SFCという「融合の現場」を先日読み終えましたが、かなり興味深く感じたのが
世界の優秀な研究者は、素人が全然わからないような基礎研究をやっている人でも、素人にストーリーを説明できる。誰がどう聞いてもちんぷんかんぷんな説明になるのは研究者として未熟な証拠。(P.188より)という所で、どれだけ相手の世界観みたいなものを理解した上で、その世界観に合わせたストーリをきちんと語れる能力こそが大切なのかと感じました。
ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代
でも、今後これだけ激しく変化する世の中で生き残るスキルとして、何かに例えて説明ができるかどうかというMQ(メタファー指数)という事について触れられていましたし、私が日頃チェックするブログの1つのKlabのCTOの千石さんの最近のエントリの面接FAQ: 素人にも分かるように説明してくださいというエントリでも
「素人にも分かるように説明してください」と求められたとき、 話題にのぼった事項の説明は一時棚上げして、 まず背景思想から説明する人、 こういう人は間違いなく頭がいい人だと思います。と書かれていましたが、こういった能力が俗にいうコミュニケーションスキルとして評価されるべき1つではないかと、ふと感じました。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.24 22:30
Puppetの技術セミナーに参加しました
2007.07.20
gihyo.jpでオープンソースなシステム自動管理ツール という連載がはじまりましたが、ちょっとづつ浸透しつつあるPuppetというシステム管理を自動化させるためのツールのハンズオンのトレーニングにちょっと参加してきました。
対象としている参加者が、実際に現場でUnixの管理をしている人を想定したものだったので、正直場違いかなぁとは思ったのですが、今後、現場で必要とされそうな技術がどんなものなのかを、今のうちに知っておくことで、今後自分の仕事上役に立つと思って参加させていただきました。
自分のスキルできちんとついていけるか正直自信がなかったのに加えて、事前に準備しておく環境として、Windows+VMWare Serverというのでしたが、うちのメインマシンがMacしかないので、わざわざそのためにWindowsをいれるのはちょっとしゃくだったので、無謀にも、VMware Fusionで、事前にダウンロードしたイメージファイルを読み込んでのぞんだのですが、とりあえず、VMware上できちんと起動できたので、当日は問題なくいける!と思って参加したのですが、途中でちょっとしたトラブルに遭遇してしまった
具体的には
・キーボードの配列が日本語配列
・事前のイメージだとスタティックなIPが割り当てられていたみたいなのですが、イメージを読み込む際に、VMWareが割り当てるIPが振られてしまい、pingが通らない
という思いがけないトラブルに遭遇してしまい、かなり焦ってしまって最初の方の話があまり頭に入りませんでした...
冷静になって考えてみたら、キーボードの配列を変更するか、普段勉強している時のように、VMware上のLinuxにSSHして作業してもよかったのかも。(実際今このエントリを書いている時には、ユーザ追加して、SSHして作業しています)
で、最後にやったOpenNTPDの例は設定ファイルに記述ミスがあって、アンダースコアーとハイフンを入力し間違っていたので、これを全部直したら、見た感じはうまくいっているように思います。

こういうセミナーは、全体をざっくりとつかめる意味ではとってもありがたいです。研修していただきありがとうございました!
P.S.
まさか、ペーパーボーイの方とお会いできるとは思わなかったのでびっくりしたのですが、やっぱり世の中って狭いんだなぁとつくづく思いました。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.20 22:58
環境を「見える化」する取り組み
2007.07.19

たまたま図書館で出会った、コラボレーション!―SFCという「融合の現場」という本を今読んでいるのですが、慶応大学の湘南藤沢キャンパス(本書にならって以下SFCとします)では
特に、学術的な研究だけでなく、社会との接点を持った実践的な社会システムの構築、ネットワークコミュニティの形成、IPv6、Web技術標準化や先端的なユビキタスネットワーク技術の研究などを積極的に行ってきた実績を持つユニークなキャンパスである。(P.3より)ということをされているそうで、実際、SFCの各研究室の方同士が、自分たちの研究内容をコラボレーションした取り組みの成果がいくつか紹介されています。
今日から読み始めたので、まだ全部読み切っていないのですが、新宿御苑でに160個の超小型センサを設置して気温データをリアルタイムで「見える化」Airy Notes(詳細はこちらのPDFを参照)という研究が取り上げられていたのですが、このプロジェクトは、ランドスケープの研究者とユビキタスコンピューティングの研究者のコラボとのことで、たしかにこういう出身の人が出会うことでこんなモノができるんですね。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.19 21:35
入れ替わるのが前提のチーム
2007.07.18
行列ができる店はどこが違うのか―飲食店の心理学で、自分の仕事柄ちょっと心ひかれる言葉があったのでちょっと引用させていただくと、
人を採用する側の人は、採用の面接の時に「この人にはずっといてもらいたい」と思うのは常識でしょう。少なくとも、そういう期待をこめて採用すると思います。実は私もそう思っていました。しかし、人がずっとその店にいることは必ずしも幸せではありませんし、自然な成り行きではありません。また、別れがあるからお互いに成長ができるのです。ですから、人材は辞めるのを前提に、採用するべきなのです。(P.153より)これは言うのは簡単ですが、なかなかこれを実践するには勇気が必要になりそうですけど、意外にこういう意識を持って取り組んでいる人や組織というのは、何も飲食店に限らず、色々な世界で見られそうな気がします。
ちょっと話が飛躍しますが、サッカーのセビージャというスペインリーグに所属しているチームが、ここ数年のように活躍した選手が他のチームに移籍していき、主力クラスの選手が抜けてしまうので、翌年は成績がおちるかと思うのですが、毎年移籍した選手の代わりとなる人が活躍して、リーグ戦3位という成績をおさめただけではなく、今年はUEFAカップ優勝を成し遂げました。
まぁセビージャの場合には、下部組織が充実してるそうなので、それが要因というのがかなり高そうですがとはいっても、こういうチームは、人が入れ替わる前提で成り立っているのかとおもい、飲食店の店長にあたる、監督の手腕&チーム運営のためのGMのような方の手腕がかなりのものなのでしょうね。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.18 08:06
無意識の財布
2007.07.14
行列ができる店はどこが違うのか―飲食店の心理学
というタイトルに引かれたのと、こういう飲食店をあつかった内容の本が結構好きなので、読みました。
全く行ったことがないような初めてのお店に入る際に、そのお店の入り口や、店内の雰囲気とからからして、そのお店のなんとなくのグレードみたいなものを探って、自分なりのお店のランクのようなものを勝手に作り、お店のランクがそれほど高くないと感じたのに出てくる料理がおいしかったり、店員の方の対応がとてもスマートで心地よいものだったりする場合には、
「あー、この店はコストパフォーマンスがいいなぁ」
と思ったり、逆のパターンも当然あって、過度に期待をして行ったら、意外にそれほどでも無くって
「あー、この店はちょっとがっかり」
ということになるけど、こういうお客さんの心理みたいなものを「無意識の財布」という表現で以下のように書かれていました。
お店のメニューや店員さんの勧めに応じ注文し、楽しい時間を過ごし、お会計をお願いした時にお客さんが困惑した表情を浮かべている場合が結構あります。これは、金額がお客さんの無意識の財布を上回ってしまってりうからなんです。(P.41より)お客さんは、そのお店に入る時にこういう無意識の財布を持って入ってくるため、どのような目で見られているのかを意識しつつ、まんべんなくそこそこいいお店にするよりも、弱いと感じている所はあえてそのままにして、自分のお店がもっている強い所をアピールするような戦略をすることで、著者の方は自分がコンサルタントとして携わったお店の売り上げを伸ばすようにされてきたそうです。
たしかに、今の時代、そこそこまんべんなくバランスが取れたお店(それなりにいい雰囲気で、それなりの食事で、それなりの価格)というのは、あまり好まれないのでしょうから、どこかが1つトンガっている位のほうが、案外好まれるのでしょうかね。
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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.14 18:49
iPhoneを実際にいじってみるとこんな感じになるそうです
2007.07.09
アメリカではiPhone発売になりましたが、日本にいる私たちからすると、
「実際、どんな感じなんだろう?」
と気になっていた矢先、私が普段、W-ZERO3のネタでちょくよくチェックしている伊藤浩一のW-ZERO3応援団/AdvancedさんのiPhoneレビューというエントリで実際にいじっている所の動画があったので、さっき見たのですが、正直凄い!って思いました。
メニューの切り替わりの時とか、Webブラウズの拡大/縮小時にシュウィーンという感じで画面表示が切り替わる所とか、見ていて小気味よくって、これを見ていたらちょっと欲しくなりました。
ただ、購入に当たってのハードル(詳しくはIT Mediaのアクティベーションには社会保障番号と米国住所のクレジットカードが必須の記事を参照)があるのと、海外で買ってきただけの無線LAN機器は法令違反になるっぽい(詳しくはIPhoneを使いたがっている方々へというエントリを参照)から、結局の所は日本のユーザが使えるようになるのは当面無理っぽいですね。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.09 22:24
「駅すぱあと」風雲録
2007.07.05
この前なんかの雑誌を読んでいて、鉄道ネタっぽい本が取り上げられていて、タイトルに興味を引かれて「駅すぱあと」風雲録―ヴァル研究所の開発者魂を借りて読みました。
駅すぱあと開発にあたっての苦労として、運賃情報の算出の実装にかなり苦労されたみたいです。
どういうことか、電車って鉄道会社の営業施策運賃が一定区間は安くなることがあるそうで、私の好きなデイリーポータルZの一回下車すると安くなるという記事を見てもらうとその辺りの詳細がよくわかると思いますが、この一定区間(電車特定区間というみたい)を考慮するのがどうも大変みたい。
そのため、駅すぱあと開発の際に、最短時間経路探索の処理は数学的なアルゴリズムをつかって処理できたのに、運賃部分は例外処理が色々と発生したそうなのと、鉄道会社の営業戦略でライバル会社との価格競争で運賃の見直しが発生したりするそうで、運賃データのメンテナンスはかなり泥臭い仕事ながらも、利用者のことを考えるとタイムリーに更新していかなければならず、さらに開発当初は、元の情報がアナログだったりするので、いちいち入力もしなければいけないという状況だったそうです。
ただ、そういった苦労、ユーザからの不満、改善要望などをその都度克服してきたからこそ、「駅すぱと」が製品として熟成していったみたいで、ちょっとプロジェクトXっぽい内容の本で気軽に読めて予想以上に面白かったです。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.05 08:58
シリコンディスクビルダーCF
2007.07.03
今日、何気なく雑誌を読んでいたら、シリコンディスクビルダーCFというIDE接続できるCFアダプタという製品の存在を知って、これをつかって、例えば今つかっているノートPCのHDDと交換して使えば、最近ちょっとづつでてきたシリコンディスクっぽく使えるみたいですね。
残念ながら、シリコンディスクは値段がこなれていないので、手を出す人はアーリーアダプターな人達だけかと思いますが、そもそもPC向けという市場ではなく、全く予想もしていない市場で使われはじめていくうちに、気がついたら、HDDの市場をシリコンディスクが駆逐するということが起こるように思います。
こう思ったのは、以前読んだ、イノベーションのジレンマの事例にあったのですが、3.5inchのHDDが主流な時代に、より小型のHDDがでても、コスト高かったり、容量面でデメリットとなることがあって、従来の市場では受け入れられないけれど、それを必要としている市場が、視点を変えると存在するっていうようなことが書いていました。
シリコンディスクはデータの書き込み回数に上限があるみたいで、その点がデメリットになりそうですが、省電力&耐衝撃性&軽量というメリットもあるので、これが活きる市場が、音楽プレイヤー意外にも出てくればシリコンディスクが広まっていき、それがパソコン市場にも飛び火して、気がついたら、ものすごい勢いで価格が下落するというようなことになるのでしょうかね。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.03 20:24






