「駅すぱあと」風雲録
2007.07.05
この前なんかの雑誌を読んでいて、鉄道ネタっぽい本が取り上げられていて、タイトルに興味を引かれて「駅すぱあと」風雲録―ヴァル研究所の開発者魂を借りて読みました。
駅すぱあと開発にあたっての苦労として、運賃情報の算出の実装にかなり苦労されたみたいです。
どういうことか、電車って鉄道会社の営業施策運賃が一定区間は安くなることがあるそうで、私の好きなデイリーポータルZの一回下車すると安くなるという記事を見てもらうとその辺りの詳細がよくわかると思いますが、この一定区間(電車特定区間というみたい)を考慮するのがどうも大変みたい。
そのため、駅すぱあと開発の際に、最短時間経路探索の処理は数学的なアルゴリズムをつかって処理できたのに、運賃部分は例外処理が色々と発生したそうなのと、鉄道会社の営業戦略でライバル会社との価格競争で運賃の見直しが発生したりするそうで、運賃データのメンテナンスはかなり泥臭い仕事ながらも、利用者のことを考えるとタイムリーに更新していかなければならず、さらに開発当初は、元の情報がアナログだったりするので、いちいち入力もしなければいけないという状況だったそうです。
ただ、そういった苦労、ユーザからの不満、改善要望などをその都度克服してきたからこそ、「駅すぱと」が製品として熟成していったみたいで、ちょっとプロジェクトXっぽい内容の本で気軽に読めて予想以上に面白かったです。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.07.05 08:58




