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サッカーが強くなるのに大切な能力

2007.12.08

あるサッカーの試合でイタリア代表選手に退場者が出た時に、ピッチにいる選手達はベンチの監督の指示を仰ぐことがなく、選手同士でお互いに何をやらないといけないのか理解したということがあったそうですが、

 

「ベンチを見ない」ということは、ピッチ上で発生した出来事をどう処理していくのか、そのために分析力と判断力を発揮して、決定する「力」を持っていたことの「証」でした。
「言語技術」が日本のサッカーを変える
 P.9より

 

「言語技術」が日本のサッカーを変えるの著者の田嶋 幸三さんが書かれています。

上記のイタリア以外の例で、ドイツに関しての記述があり

 

ドイツ・サッカーが理詰めでプレーをし、ワールドカップで7回も決勝戦に進出するほど確立の高い戦い方をしているのは、論理的な生活習慣がサッカーにも活かされているからだと言えるでしょう。
「言語技術」が日本のサッカーを変える P.42より

 

サッカーにおいてドイツ代表を語る時に、必ずと言っていいほど、”ゲルマン魂”という言葉が出てくるのですが、この文章読んでふと思ったのはこのゲルマン魂というのは、論理的な生活習慣の中で、目的意識をもった行動を意識しているからこそ、大舞台で勝利を左右するような究極の判断を要求される場面で、それぞれが

 今は俺たちはxxをやらないといけない。なぜならば....

というのが瞬時に判断できるからなのかと感じました。

ヨーロッパの国と比較して日本は日頃から目的意識をもった行動をする習慣が身に付いておらず、例えばサッカーが好きかどうかを聞かれた時に、「なんとなく」という答えしかできない子がいるのではということを著者の方は問題提起をしていますが、その背景として

ひとつは、自分が考えていることをことばに出して明快に表現するとうことが身についていない、ということです。「ただなんとなく」「あいまいなまま」行動し、それで納得している。
~中略~
もうひとつの問題は、「論理」を求められると、ひとつの正解だけを探し求めようとしてしまう点です。
「言語技術」が日本のサッカーを変える P.14-15より

 

ということを書かれています。

サッカーの強さを語るのに、ボールを扱うスキルも欠かせないと思うのですが、それ以上に、著者の方が唱えている自分が考えていることを言葉に出して明快に表現する「言語技術」の能力の向上も同等かそれ以上に欠かせないのかと感じました。

 

「言語技術」が日本のサッカーを変える (光文社新書)
田嶋 幸三
光文社 (2007/11/16)
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4 「動体視力的判断力」から「日常的もしくは市民的判断力」育成へ
4 文化論として読める
5 一つ一つ行動の意味を考えるようになります

投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2007.12.08 20:59

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