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あすなろカウンセラーBlogger

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書籍の読み方とソースコードの読み方の共通性

2010.08.31

※この記事を読むのに必要な時間の目安:4分11秒

仕事と育児の手伝いの両立をしながらも、時間を捻出して本を読んだり、3年以上前に書いた「生きた」情報を得ることの大切さというエントリで書いたように、今後求められそうな技術については勉強会に行ったり、それ以外にも自分でちょっとしたプログラムを朝の時間使って書いてます。

3年前と比べて自分の中で大きく成長したなぁーと最近実感するようになったのは、他人が書いたソースコードを「まずとりあえず読んでみよう」と思えるようになったことかと思います。

こういう気持ちが持てるようになった直接のキッカケというのは正直なところ自分でもわかりません。ただ1つ関連しそうなことをあげると、本の読み方の変化にありそうな気がします。

自分の本の読み方

自分の本の読み方の変化について簡単に触れておくと、読書の習慣が身についた2,3年前の頃は目次も一通りは眺めていたものの、あまり意識しないで浸らす先頭から順番に読み進めていく読み方をしていました。

ある程度本を読んで、一定の蓄積が出来てくると、次に本を読んでいても
「あれ、これってどこかで似たことが書かれていたなぁ」 ということが出てくる用になりました。

今まであまり知らないジャンルについて勉強したいという気持ちがあるのと、最近は以前ほど時間的な余裕がないことも加わって、最近では何か本を読むときに以下をとても意識して読むことが完全に習慣づきました

  • タイトル&副題から、著者がどんなテーマを持ってこの本を書いているのか推測する
  • 著者プロフィールを確認
  • 目次を少なくとも1回以上は読んだ上で、全体の話の流れはもちろん、どのあたりの章で一番訴えたいことを書いているか推測

これを意識するようになって、まずは全体像をおおまかに把握するというのが事前に出来るようになったかと思います。

ソースコードの読み方

特定の言語(Ruby、JavaScript)に絞ってこれまで勉強してきているのですが、他人が書いたソースコードを読むのはプログラミングスキルの向上の1つの手段だというのは頭では分かっていてもどうにも実行できないというのが以前の自分にはありました。

ところが、最近では自分のスキルで全部読めるとはもちろん思ってないけど、気になったものがあった場合に「まず読んでみよう」というのが自然な行動として出来るようになってきましたが、本を読む際に目次を最初に眺めるというような、"あたりを付ける"行動が自分なりに身についたからなのかもしれません。 具体的には

  • 読みたいと思ったライブラリのディレクトリ構造を見て自分なりに全体像を把握(といっても大抵似た感じの構成になりそうですが・・)
  • Rubyの場合だとspecというディレクトリ、JavaScriptの場合は(もしあれば)testディレクトリを最初にチェック
  • それぞれのクラスのメソッド名をチェック
  • そのライブラリの鍵となりそうな個所がどのあたりかを自分なりに推測
という感じです。

一時期JavaScriptのprototype.jsを読んでいた時期があったのですが、最近とある事情で再び読んだのですが、以前に比べてより全体像を把握しやすくなったのと、Enumerableオブジェクトのそれぞれのメソッドも以前よりも理解出来るようになった(と自分では思っています)

まとめ

いきなり、細かいところを理解しようとせず、まずは大枠をつかみ、自分なりに推測をしておくという行動は、本を読む場合もですが、ソースコードを読む場合にも応用できそうな気がします。

自分でサーバ立ててそこでブログ書こうと思って色々情報収集する中でRuby+Sinatraで書かれていて全体を把握しやすそうなのと、はてな記法っぽい書き方も出来るnestaというCMSをgithubで見つけたので、しばらくはこのnestaのソースを読んでこれを使おうかどうか中長期的に勉強していこうと思っています。

※時間とお金に余裕があったら↓この本でより本格的に勉強したいなぁー 

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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.31 08:05

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親の心配をよそに・・

2010.08.27

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※この記事を読むのに必要な時間の目安:1分15秒
うちの娘が突発性発疹で高熱を出した以外では大きな怪我や病気もなくそれはそれで喜ばしいことなのですが、ここ1,2ヶ月ほどちょっと気になっていたのは、ハイハイもしないで、あまり動かないこと。


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↑この写真のように、折角積み木を積み上げてこっちに来るかなぁーと思ってもちっともそんな素振りが感じられないし、この前の健診でパラシュート反応が出来なかったりと些細なことかもしれませんが、気になることはあるんですね。


※パラシュート反応についてはちょっと古いけど、例えばこういう掲示板で書かれているようにやっぱりみんな気になるんですね


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こんな親の心配が伝わったのかどうかは定かではないのですが、「そろそろ動こうかなぁー!」と娘の中で何かのスイッチが入ったらしく、今までしなかったずり這いを初めるし、上記の写真のようにいつのまにかこんな所にいたりして、とにかく目が離せない状態になってきました。

うちの娘があまり動かない状態が多かったから、リビングにあるものもそれほど気をかけずにいたけけど、この調子だと色々片付けないとちょっと危険な感じなのでこの週末にさっそく取り掛かろうと思います。


投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.27 07:44

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天然モノは安全なのか?

2010.08.19


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※この記事を読むのに必要な時間の目安:3分58秒


「猛暑日」134地点に 群馬や練馬、38度超というニュースがあり、都内での猛暑の代名詞として練馬が登場する機会が増えて、練馬に住んでいる自分としては、「ニュースでいうほど暑くないよー」と言いたくなるこの頃ですが、練馬といえば東京23区で最も多くの農地面積がある所としても有名(なはず)です。



農家の方が比較的いる地域がらというのもあるのですが区も農業支援について色々な策を打ち出しており、農家の方の指導付きの市民農園プログラムがありずいぶん前ですが、2年間ほど体験したことがあります。



農作業は実際に想像している以上に大変な作業で、雑草取りや、特に暑い時期は虫が発生しやすいから、その手入れなんかもあって、とにかく慣れていないと色々と骨の折れる作業が数多くあります。



お世話になった農家の方も当時「無農薬での栽培についてはしっかりと作業できればいいけど実際には手が行き届かず結果として病気が発生したり、虫がついたりするので」ということをお話されて、自分たちが栽培する作物については、一定量の農薬を散布するように指導されていました。



農薬を使った作物=健康に悪いとイメージするかもしれませんが、果たして自然なものとか天然なものが絶対に安全かというと、一概にそうと言えないというののをこの天然モノは安全なのか?を読むと理解できると思います。


1 この本の概要は?

塩素製品の全面禁止は、重力の法則に逆らうようなものだ。塩素は必須元素で、私たちの健康を守っている。水の塩素消毒が無数の命を救っている現実を忘れてはいけない。 1991年には、発がん性があるからと水道の塩素殺菌をやめたペルーでコレラが猛威をふるい、多くの人が命を落とした。
"天然モノ"、"自然"という言葉の雰囲気からなんとなく安全でカラダにいいものという風潮はあると思うし、たしかにある側面をみればそうかもしれません。

ただ、ある一面だけをおおげさに取り出したり、あるいは強調することによって代償として失うモノが大きくなることは十分にあると思いますし、上記のペルーの件はその典型なのかと思いますが、上記の塩素の例以外にも、様々な化学物質の効能、それを使った場合の利点や弊害に加えて、世間で言われるほどの害は無いというのをしっかりと説明しています。

2 この本を読んで印象に残った個所は?

食中毒のほとんどは、生物のもつ天然物質によって起こされるということがあるというのは、ちょっとビックリしました。

そもそも貝はエサを摂取した時に取り込んだ毒を体内に蓄積しているそうですし、貝を食べて食あたりを起こすっていうのもこのあたり関係があるようです。(このブログ書いている時にちょっと調べたら貝毒(研究内容について)というページにその点くわしく書かれていました)

3 他の人におすすめのポイントは?

農薬を使った作物がなんかとても健康に悪いと感じる人がいるかもしれませんが、農薬を使わないことで、病気の発生確率も高くなるかもしれず、その分収穫量も減少するとなると本来、入手できるはずだった作物が手に入らないという状況も十分考えられると思います。

自然は、人間のために存在しているわけではないのです。(238ページ)

という一文を頭の片隅にいれておくだけでも少し違うのかなと感じました

 

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5 天然物は・・・


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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.19 08:07

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自分にとって最良のEmacs本を買いました。

2010.08.10

※この記事を読むのに必要な時間の目安:4分56秒

待ち望んでいたEmacsテクニックバイブル ~作業効率をカイゼンする200の技をAmazonで事前に注文しておいて、8月5日に発送されて8月6日に自宅に届きました。
週末にじっくりと読もうと思ったのですが、うちの娘が突発性発疹で39℃の高熱を出してしまい、週末は面倒を見てその合間に疲れはてて昼寝という堕落した生活・・



そのため予定していた程は読み込めなかったけどそれでも目次に一通り目を通してから特に自分が知らないことを中心にザッと読んだことであらためて自分がEmacsを"使ってない"っていうことを思い知らされました。


1 この本の概要は?(どのような本か?)

タイトルそのままですが、Emacsのテクニックについて書かれているというのは当たり前ですが、今の時代に合わせた形でいかにしてEmacsを設定して使いこなすのかということを主眼にして書かれています。

入門 GNU Emacs 第3版を以前購入しようかどうか迷っていた時期があって何度か立ち読みしたのですが、購入に踏み切れませんでした。それというのも、最近よく使われるelispプログラムについて取り上げられているわけでもないし、.emacsの設定に関する部分についてもあまり説明がなかったように思ったからです。(記憶曖昧なので実際は違うかも・・)

Emacsテクニックバイブル ~作業効率をカイゼンする200の技は、副題に作業効率をカイゼンする200の技とあるように、色々な技についてそれぞれ詳しく書かれてます。

一通りEmacsのキーバインディングにも慣れて来たし、基本操作をする上では不自由なく使えているけど、果たしてそれが"使いこなせていると言えるのか”疑問に感じていた所もあって、もう一歩上のレベルになりたいなぁーと思っていた自分にとって求めている内容の書籍でした。

2 この本を読んで印象に残ったところは?

まだ全部読んでないのですが、やはりorg-modeの章かなぁーと思います。

プログラミング支援に関する機能は他の人のブログや雑誌なんかで見かけることが多いけど、ワープロ的というか原稿を書くような用途の場合にもっと便利な機能があるんじゃないかとずっと疑問に思っていたのですが今回この本でorg-modeの存在を知って、その疑問がとけたように思います。

まだ手になじんでないけど、M-RET(org-meta-returnという意味らしい)とすれば、見出しが入力できるようだし、見出しの個所で<M-left>とか<M-right>とすれば、見出しのレベルの上げ下げが出来るみたいでそれだけでもかなり楽ができます。

org-modeで原稿書いておいて、C-c C-eでHTMLに変換出来るようなので、うまいこと使いこなせればブログの下書きを書くのにかなり重宝してくれそうな気がします。(実際今回のこの記事もorg-modeで書いた記事をHTML変換しました)

3 他の人におすすめのポイントは?

Chapter01の最初の方はEmacsLispについての話が続きやや難しく感じられましたが、わからないなりにも頑張って読み進めていったところ、p.31にこんな記述がありました。

いきなりややこしい話が続いてきましたが、その目的は「Emacsのカイゼン」にあります。Emacsをカイゼンするためには、いろいろと設定する必要があります。設定にはEmacs Lispを使います。よりよいEmacsライフを送るためには、Emacs Lispとは切っても切れない関係にあります。

上記のorg-modeもですが、自分にとって克服したいと思っているのが.emacsの設定ファイルに関する記述。

出来る人の.emacsを参考にしてコピペして使っているのですが、自分で理解してない個所があまりにも多いから、後で見返すとどこで何の設定をしているのかが正直理解出来なくなっていました。今回本を読んだからといって完璧に理解できるようにはなっていないけどそれでもどこで何を設定しているのかというのが少しづつですが理解でき.emacs分割のすゝめを参考にやっと設定ファイルの分割にも着手できました。

繰り返しになりますが、一通りEmacsのキーバインディングにも慣れて来たし、基本操作をする上では不自由なく使えているけど、果たしてそれが"使いこなせていると言えるのか”疑問に思っている人にはとても良い本だと思います。


Emacsテクニックバイブル ~作業効率をカイゼンする200の技~
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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.10 08:03

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生後10ヶ月の娘の面倒を通じて大変だと思った3つのこと

2010.08.06

※この記事を読むのに必要な時間の目安:3分27秒 

一昨日は、家庭の事情で、朝から夕方まで生後10ヶ月になる娘の面倒をみていました。生後1週間後位から、比較的育児には関わっていて、3ヶ月の時には2人で近所をお散歩に連れ出していたり、ここ最近も半日程度面倒みることはあったけど、朝から夕方までというのは初めてだったので、かなり疲れました。

自分の場合には、所詮、「育児の手伝い」という状態ですが、そんな自分が感じたことを3つほどまとめてみます。

オムツ交換

小さい時はあまり体を動かさいから、交換はスムーズに出来るけど、最近はオムツ交換中に身体をバタバタさせるし、いつのまにか周囲にあるオモチャやオムツが入ったカゴ(場合によってはオムツ本体)なんかに手を伸ばし、とにかくじっとしてないし、調子に乗っていると総合格闘技の選手なみに、足で匠にブロックをしてくるのでこのブロックをかわさないといけず、とにかく一苦労

言葉を話さないから、オムツが不快で泣く場合もあれば、お腹が減って泣いている場合もあるし、何となく泣いてみたい場合もあるので、それを見極めるだけでもかなり疲労がたまります

とにかくマイペース

2つ目ですが、こちらの時間ペース配分とか関係なく、子供は自分の思った行動をします(まぁ当たり前ですね)。最近離乳食がはじまり、最初の頃はご機嫌でおかゆや、一番の好物の納豆を食べていたのですが、途中から飽きてきたのか急に落ち着きがなくなり周囲の物をいじり始めました。

離乳食は、うちの奥さんに作りおきしてもらっていたのでその準備時間はなかったけど、結局30分以上もかかり、その間、えらく中途半端な姿勢になっていたから腰が痛くなりました

食べ終わって、一息つけるかと思ったら、ご飯食べているときに結構散らかすので、後片付けしたり、子供のスキを伺って自分のご飯を食べて・・・と忙しなく時間が過ぎ去っていき、そうこうしてうちにお腹が一杯になった娘は眠くなって、ややご機嫌悪くなるので、寝かしつけるのに一苦労。(今回はスムーズに寝かしつけられたけど、それまでの疲れがあって自分も一緒に寝てしまいました。)

子供の状況を伺いなら、そのスキに、自分のご飯食べたり、掃除、洗濯、ご飯作りなどの家事もこなすわけで、自分でコントロール出来る部分がほとんどないのが育児という仕事なのかと思います

2人きりで一緒にいること

3つ目ですが、これが一番大きいことかなと思います

だいたい6ヶ月を過ぎたあたりから人見知りが始まりお母さん以外の人と2人きりという状況が子供にとっては耐えられないからか、泣き止まずそんな状況におてあげっていうお父さんもいると思います。

自分の場合は、生後まもない頃から一緒にいる時間を作っていたから、人見知りされることはないので、この点は問題なかったのですが、突然具合が悪くなるなった場合というのを想像すると2人きりでいることがものすごく不安でした。

ただ、うちの近所の住環境は子育てするにはとても恵まれていて、大きな公園もあるから、男親1人で小さい子を連れていっても変な視線もあびることないし、近所に出来たスーパーにいくと、店員さんが必ずといっていいほど娘に声をかけてくれるのでそういう所で、不安というのは多少は薄らいだかなと思います。

今回こういう体験をしたからこそ、また下記の本が読みたくなりました。(育児してなくっても純粋に面白いマンガなのでおすすめです)

ママはテンパリスト 1
ママはテンパリスト 1
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東村 アキコ
集英社
おすすめ度の平均: 4.5
5 リアルな育児の雰囲気が笑える☆
5 すごく面白い
5 おもしろかったー
5 爆笑しながら育児のストレスも発散
5 笑い死にしそうなくらいおもしろい!!!!!

投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.06 08:18

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行動経済学入門-基礎から応用までまるわかり-という本を読みました

2010.08.03


※この記事を読むのに必要な時間の目安:5分17秒 

過去、行動経済学 経済は「感情」で動いている のような行動経済学の本を何度か読んでは、いまいち理解できず挫折を繰り返していたのですが、今回行動経済学入門―基礎から応用までまるわかりという本を読んで、とっかかりだけつかめたような感じがします。

Amazonのレビューではこの本は表層的で薄っぺらいという感じの評価が多く実際、そうなのかもしれませんが、まずは行動経済学っていうのがどんなものかを知るきっかけとしての本であれば、意外と良いのかなと少なくとも自分は思いました。

この本の概要は?(どのような本か?)


伝統的な経済学では、人間というの完全で合理的であり、そういう人間がベースとなっている経済活動というものも、常に経済合理的な振る舞いをするという前提にしたモデルでは説明のつかないことが現実に起こるため、人間が完全で合理的であるという前提ではなく
理論を現実に近づけるために、生身の人間が実際にどのような行動をとるかを観察することで、新しい理論を作り始めたのが「行動ファイナンス理論」なのだ
という前提に立っているのがどうも行動経済学というものらしいです。

その本を読んで印象に残ったところは?

ある取締役の話として、こんな話が紹介されていました。その取締役は極度の倹約家として知られておりその彼の所に関連会社から、不動産取引の話がもちかけられました。

その担当者は立地条件、今後の都市開発の進展に伴なう価格上昇で年間5%は見込めると説いたのですが、外部要因(日本の不動産市況)もですが、それ以上に「倹約家」という自分のイメージに傷がつくことを恐れてこの話には乗りませんでした。

話はこれで終わらず続きがあるのですが、後日、彼の自宅に別の不動産会社から、不動産購入をすすめるダイレクトメールが届いており、その内容では年間4%の価格上昇が見込めると書かれています。

数値的に見れば、このダイレクトメールの内容のほうが魅力が劣るはずなのに、こちらで紹介された不動産投資を行うことを決めたそうです。

会社では倹約家というプライドがあるため、そう簡単には、こういう取引には乗ることが出来ない一方で、自宅に送られたDMであれば、周囲の目を気にすることもなく、「倹約家」というプライドにも邪魔されることもないので結果こういう明らかに不合理な行動を取ったそうです。

こういう行動の背景の1つとして、コミットメント(本書では、将来の行動を現在決めて、それを必ず実行することを約束することと書かれています)の強さというので説明されています。

このコミットメントに関連しそうなことについて1つ自分自身のことを紹介すると、以前にネットマークスという会社の株を購入して結果はとても残念なものに終わったことがあります。

その時の自分の行動を振り返ってみると

  • (その当時はネットワーク関連の業界に身を置いていたので)ネットマークスという会社は知っていてユニファイドコミュニケーション関連の構築では実績があることを自分では評価していた
  • IT系のニュースサイトで、今後ネットマークスの成長が期待できるという記事が出ていた

というような自分にとって都合の良い情報だけを頼りに投資をして、その後、値が下がっても

「自分が知っている(と思い込んでいる)ネットワーク業界の有望企業(と思い込んでいた)だから、回復するに違いない」
というあまりにも、根拠のない判断でそのまま売却せずに、その後もずるずると値が下がり、最後は手放したということがありました。

自分自身のシナリオ通りに事が運ばない場合、特に想定とは逆方向に物事が進んでいく場合も世の中にはいくらでもある。このとき、「失敗を認めて引き下がる」という意思決定を行うことは、実際には用意ではないはずだ。コミットメントが強いほど、その困難さはより強くなってしまい、がんじがらめになってしまうのだ。
と本書では書かれていましたが、その当時は失敗を認めるということが出来なかったのが原因なんでしょうね。

他の人におすすめのポイントは?

自分自身の「立ち位置」と周囲の状況を把握するという複層的な視点をもつことによって損失回避と後悔回避による意思決定の歪みを軽減する事ができる
という一文がありましたが、こういう客観的な視点を持つというのは、こういう経済活動、投資行動のような場面だけではないのかなと思います。

ここ1,2年は、転職市場はかなり厳しい状況であり、常にそういう求人状況を見ているような自分のような人間からすると、会社都合以外で、職を変えるというのは、よほどのことがない限りリスクが高いと思うのですが、自分の立ち位置を知らず、周囲の状況を把握することもなしに、辞めてしまいましたというような人にも、数は少ないですが過去会ったことがあります。

そういう事も考えると、人間っていうのはつくづく不合理な行動を取ってしまうわけだし、だからこそ、そういうことをしないように

過去の経験を論理的に分析し、記録しておくことがカギとなる。
というのを日頃から意識しておくべきなんでしょうね。
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投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2010.08.03 07:55

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