シリコンバレーツアーで印象に残った3つのこと
2008.07.07
今回のシリコンバレーツアーの3日目には、現地で勤務されている日本人の方3名をお招きしてのパネルディスカッションで、かなーり濃い内容だったのですがその中で
- 情報集はしない
- クリエイティブであるべき
- 好きなことを探すための秘訣
情報集はしない
質疑応答の際に、「どのようにして情報収集しているのか?」という問いに対して、(職業的に世の中のトレンドを追うような立場の人は別として)必要な状況になったら、その時になって初めて調べるべきであるということをお話されていました。
この方が言われていたのが、他の人のブログを読むのは確かに面白いし、実際日本の方のブログは面白いものがたくさんあるけれど、そういうのをチェックしている時間がもったいない。
日本では勉強している人が多いと思うし、そういう姿勢は偉いと思うけど、それではやっぱりだめで、どんな些細なことでもいいからアウトプットをしていかないと意味がないわけだし、アウトプットされたものから何かが変わっていくわけだから、まずは成果を出していくことが大切だと言われていました。
自分自身、読みたい本の分野で最近は数学関係にちょっとづつ興味が湧いて難しいながらもちょっとづつ読むようになったり、あとは何故だかデザイン系の分野(写真やデッサン)にも興味が湧いてきたから、こういうのに時間が捕られてそれ以外にインプットとしてブログのチェックをしなければ....とちょっと焦りのようなものを感じてたのですが、自分の興味あることがある状況はむしろ歓迎するべきことなのかとポジティブに捉えることにしました。
クリエイティブであるべき
「人の評価を気にしている時点で、自分自身の考えが固定化されるわけだし、そういう姿勢を持っている状態ではクリエイティブな状態にはなれない」
というようなことをお話されていました。
日本とシリコンバレーでのQAエンジニアに対する評価の違いの根底にあるのが、QAの人でもコードを書けるようなレベルが要求されるし、そういう人材だったら、ソフトウェアのエンジニアとそれほど極端には地位は変わらず、それは、QAの人でもクリエイティビティが要求されることがあるからだというお話がでました。
このレベルのQAエンジニアというのは、例えば、TVのQAプロセスの中で、評価項目としてリモコンをつかったテストというのがあった場合に、リモコンをいちいち手作業で操作するのは非効率なので、リモコンとTVとの赤外線通信をどうにか自動的に制御し、さらにその時のTVに映る映像をやはりどうにか自動的に録画する仕組みを作り出すようなスキルセットを持った人材であり、こういう発想を持っていないと、簡単な作業はインドなんかにオフショアされるので、一口にテストといっても、実際の仕事で要求されるレベルのことをこなすにはクリエイティブでないといけないということをお話されてました。
My Job Went To India オフショア時代のソフトウェア開発者サバイバルガイドという本に書かれていましたが、単調な仕事であればあるほど、簡単にオフショア先に行ってしまうので、シリコンバレーの方達はそういう仕事しかできない人間にならないような危機感を常にもって仕事に望んでいるように思われ、単調ではない仕事というのが、クリエイティビティを要求されるということになるのでしょうね。
好きなことを探すための秘訣
今回のパネルディスカッションで司会をしていただいた渡辺千賀さんがお話されていたのですが、アメリカの人は「トライ&エラー」を試みるのがベースにあるそうで、例えば「いい歳してなんでそんなことをするの」ということが全くないそうで、まずはやってみて、その中で何か問題が出たらその場で考えて解決を図るそうです。
もちろんこれが必ずしも良い結果につながるとは限らないことがあるそうですが、あれこれ考えしすぎて、行動に移さないよりも、まずはやってみるという姿勢を少しづつでも良いから持つべきなのかなぁと今回のツアーに参加して一番心に残ったように思います。
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2008.07.07 19:00
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