あなたにとって、働いた結果得たい対価とは何ですか?
2009.02.18
たまには、真面目なエントリを。
2009年1月号の月刊コンピューターワールドによると、平均的なITエンジニアとは違った特徴が未踏ソフトウェア創業事業の天才プログラマー(スーパークリエイターでは?)に選出された人との間に、大きな隔たりがあるそうです。
記事中で
・オープンソース・コミュニティに積極的に参加している
・大企業への就職にまったく魅力を感じていない
・プログラミングをはじめとする好きなことに没頭できる環境を望んでいる、もしくは子供のころからそのような環境を与えられてきた
・長時間のプログラミングは苦にならないが、自分の時間を自由に使えることへの要求が非常に高い
またキャリア意識にも違いが感じられた。天才プログラマーたちには、将来の仕事に対して「このまま好きな仕事を続けたい」「自分が開発したプログラムを海外も含めてもっと多くの人に使ってもらいたい」「時間を自分の好きなように使える環境で仕事をしたい」という回答が多く、自らのキャリア・プランについてはさほど強い関心を持っていないように思える。6人とも大企業への就職活動を行った経験がないという事実は、これを裏付けるものだろう。(P.55より)
と書かれていたのですが、気になったのは、「キャリアプランについて強い関心を持っていない」という所。
日頃私がキャリアカウンセリングという場を通じて接してきた人の中で、仕事を通じて得たいモノとして
・他人から感謝されたい気持ち
・(特定の個人に限らず、オープンソースのようなコミュニティも含めた)他者への貢献とか役に立ちたい
というケースの方が半数以上という感覚をもっています。(※)
この感覚って上記引用した、自分が開発したプログラムをもっと多くの人に使ってもらいたいっていう感覚と通じるものがあるように思います。
ちょっと話がそれますが、最近以下の本を読んでます。現代書館
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この本の趣旨としては
・労働と収入とが従来は一帯になっていたが、これを一度別けて考えましょう。
・国がどのような国民に対しても一定の金額を一律支給しましょう。(これが本書のタイトルになっているベーシックインカムっていうやつ)
・モノやサービスを購入する時点に対して税負担をかけてそこから税金を徴収しましょう。
という感じと理解しているのですが、仮に日本においても、ベーシックインカム的なものが導入されたとすると、日々の生活を維持するために必死に働かなければいけないということから解放される人が出てきたり、他者のために自分が貢献出来る事が無いかということを前提にして働く人が増えるんじゃないでしょうか。
個人的には「働く」ことによって得られる対価として従来だと金銭っていうのが一番わかりやすかったし、それが前提としてキャリアプランを考えるという状況だったのかと思いますが、昔に比べて急激な成長ということもはまずなく成熟していく世の中においては、「働いた結果得られる対価」として相応しいものが何なのかということを根本的に見つめ直す時期に来てしまっているのではないかなぁーと最近考えてしまっています。
(※)私がお会いしているのはIT技術者に該当する人達です。他の意見としてはスキルアップあたりがよくある話で、収入のアップはそこまで多くはないです
投稿者 : 小山田 浩 | 投稿日時 : 2009.02.18 20:42
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