生涯価値を高める5つの力
2008.01.22
本日はパソナテックさん主催の
クリエイターxWebマーケティング養成プログラムの研修日。
昨年より行っている全6回の研修で、今日はその3日目。
実はこのトレーニング、テーマこそクリエイターxWebマーケティングとしているが、実際はマーケティング(戦略立案)のケーススタディを通じて『生涯価値を向上する5つの力』を効率よく身につけるトレーニングでもあるのだ。
クリエイター(マーケターも)の生涯価値を向上させる

この5つの力を“意識的に”身につけてほしいので、常に5つの力を意識できるようなトレーニングカリキュラムを組んでいる。
なぜこの5つの力かって??
読解:資料やデータやお客さまとの会話などから、課題や鍵となるキーワードを読み解く。より効率的に正確に情報をキャッチアップする。
分析:読み解いた課題やキーワードから“中核問題”、“真の課題”を導き出す。枝葉の部分を削ぎ落とし、本質を見抜くこと。
創造:中核問題を解決するための“解”を発想する。課題を解決し、真の価値を提供するための仮説を創造する。
伝達:創造されたアイデアを人に伝えること。アイデアやデザインは、正しくそして等しく共有されなければならない。
実はマーケティングに限らず、課題解決、商品開発、デザインjワークなどのさまざまな『価値を創造する』ためのプロセスに必要な思考のフレームワーク、つまり『思考プロセス』はこの4つにまとめられると感じているから。
そして、この思考プロセスから生み出される価値を、増幅(もしくは減少)させるための係数が『協調力』。
グループワークやワークショップなどに参加された人は思い出してほしいけど、一人で戦うときよりも、チームで戦ったときにより大きな価値を生み出すことがある。そう「グループダイナミクス効果」ですね。
個人が思考プロセスから生み出す価値を、足し算ではなく掛け算で増幅させるのがチームワークを生み出す「協調力」。この力がマイナスになると、掛け算で「負の価値」が大きくなってしまうので要注意だ。
チームの和を乱す存在がいるがために、価値が増幅されるどころか「こいつと一緒にやるくらいなら、一人でやったほうがまし」という悲惨な状況になってしまうことってあるでしょ。協調力が負になると、悪影響が自分だけでなくチーム全体に及ぶのでくれぐれも注意しよう。
思考プロセスにおける『4つの力』には、個人差があるはず。すごく強い力もあるし、逆にある力は弱いといった具合に。すべての力が強い人はごくごく稀。
しかし、自分にとって強みとなる力(得意領域)と、自分にはまだ足りない力(課題)を意識することで、とても効率よく4つの力をバランスさせることができるようになる。
自分が伸ばしたい力(領域)、総合力をアップさせるために課題となっている力が明確に理解できれば、ToDoもより明確になるからだ。
さて、自分の力を棚卸ししてみてはいかが?
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.01.22 14:47
デザインの真髄を知る
2008.01.09
さあ、今年もはりきっていこう!
では、年末から続けている「推薦書籍シリーズ」を引き続き。
今回は「デザイン物」。
わたしの研修やセミナーに参加されたされた方はおなじみだと思うけれど、「世界で一番絆づくりが上手い企業」アップルについて記された一冊を紹介。
「iPhoneショック」
この書籍の主題材は「iPhone」という製品なわけだが、 やはり読むものを圧倒するのは、アップルの「デザイン」に対するこだわりと知見だ。
デザインというと、「綺麗」だとか「cool」だとか、いわゆる「スタイリング」に目を奪われてしまう「自称プロデザイナー」が少なくないが、この書籍は、そんな「自称プロ」の頭をハンマーでぶん殴って、
「これがデザインというものなのね」
と目覚めさせてくれるだけの説得力がある。
無論、アップル製品は「スタイリング」も超一流なわけだけど、やはり真髄は「スタイリング」ではなく「人と製品の相互作用」の素晴らしさにある。
そう。アップルの強みは、人と製品の「相互作用のデザイン」にあるのだ。
ちょっと考えてほしい。
人と製品の相互作用を高いレベルで調和させるためには、製品の機能を追求するだけでなく、人の感性も追求しなければならない。人にとって「心地よい」モノでなければ、いくら製品の性能・品質が優れいていても相互作用が高いレベルで調和させることはできない。
しかし、多くの生産者(デザイナー)は、製品のことを追求しても、人間を追及することはしない。だから、製品だけで完結する「スタイリング」の精度を向上させることに奮闘する。もちろん「優れたスタイリング」は「よいデザイン」の要素として欠かせないものだ。だけど、人と製品の相互作用を調和させ、利用者との絆をつくるには、その視点だけでは不十分だ。
この書籍は、優れたデザインを実現するには、相互作用の反対側である「人」を理解することが必要不可欠であることを教えてくれる。
ぜひ一読を。
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.01.09 08:37





