効率化の追求は悪である
2008.02.28
『話をする』ことは、肉体労働である。
講演するたび実感する。昨日も疲れた。
まぁ、たった一時間しかしゃべっていませんが。何か?
ところで、「マーケティング活動」をするうえで、大きな勘違いしてしまうことがよくある。
しかも、大抵の場合は、その勘違いに気がつくのが、お金も時間もはたいてしまった後という現実。これは、あまりにも残念であり・無念でもある。
そんなことにならないためにも、ひとつだけ、勘違いしがちポイントを挙げてみます。⇒昨日の講演テーマでもあるから共有しましょう。
それは、
『マーケティング活動は、効率化を追求してはいけない』。
ということ。
うそー、と思うでしょ。
でも効率化を追求してはいけない、これホント。
なぜなら、効率化を追い求めると、必ず個別最適を追い求めるようになるから。
施策ごと
ツールごと
指標ごと
組織ごと
etc…。
それぞれ「個」の効率化をいかにして向上させるか。必ずこの方向にベクトルが向くようになってしまう。
これは、まずい。かなりまずい。
まずいことに気がつかない分、たちが悪い。
マーケティング活動で大切なのは、個の効率化ではなく『全体最適』である。
マーケティングツールも広告も指標もリソースも資産も全て、ひとつのKSF(キーサクセスファクター:成功の鍵)に合わせ最適化させなければならない。
では、マーケティング活動におけるKSFとは何か?
これは非常に簡単。
そう。
『お客さま』。
マーケティングにおける、最大の制約はお客さま。
だから、
全てのリソース、資産、コンテンツをKSFに向けて調律する。
調律とは、それぞれの「個がもつ力」の総和を最大にする活動であり、歪みをた正す活動でもある。
これ、すなわち最適化と云う。
だから、決して効率化を目指してはならない。
最適化することで、結果として効率化されるのだから。
刺激的なタイトルの理由はここにある。
最適化の秘訣を知りたければ↓↓ここに聞こう。
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投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.02.28 15:00
全体最適を実現する二つの目
2008.02.25
先週末、Web広告研究会の分科会、「Webプロデューサー育成勉強会」で講演の機会をいただく。
テーマは『マーケティング活動の全体最適』 。
具体的にはインサイトマーケティングの活用が、マーケティング全体最適の近道。という話。
インサイトマーケティングについて
詳しく知りたい人はこちら↓ をどうぞ。
要するに、個別最適のスパイラルから脱却して、全体最適を実現しないと、売り上げが上がりませんし、コストかかるばかりですよ。という話なんだけど、意外とこのことに気がついていない人が多いのが現実。
マーケティング活動の最大の制約、かつKSF(成功要件)は、お客さまである。
であれば、お客さまの価値観や行動に対して、もちうるリソース(資産)やコンテンツを最適化することは当然のはず。
お客さまが共感してくれないサービスを提供してもしょうがないからだ。
しかし、意外とこの単純な考え方を、マーケティング活動として実践している人(企業)は少ない。
原因はさまざまあれど、最もありがちなのは、「お客さま」という人間よりも、施策やツールといった自分たちが扱う「道具」ばかり見てしまうことだろう。
この目的を達成するためには、どんな道具をどのように使うべきか。
という目的志向でなくてはならないはずが、
この道具をどのように使えば、どんな成果が期待できるだろうか。
という、手段志向になってしまうのだ。
この二つに、「大きな違いなど無いじゃないか」と感じた人は要注意。
前記の目的志向で意思共有されていれば、全体最適を実現することは難しくない。なぜなら、道具の使い方ではなく、達成すべき目的を共有できているから、目的に対して道具を適材適所使うという考えに至りやすいからだ。
しかし、後記の手段志向の人間が集まると、それぞれの成果やゴールがばらばらに設定されるため、共通のゴールを共有することが難しい。
いわゆる、道具ありきの「ツールドリブン」という発想では、道具に対してマッチする客は誰だ?どんな指標を置くべきか、という議論になりがちで、結果として個別最適に陥りがちだ。
マーケティングに限ったことではないが、ものごとを成功に導くためには、
鳥の目と虫の目が必要だ。
鳥の目とは、ものごとを俯瞰して見る大局観のこと。
虫の目とは、ものごとの詳細に迫る、微細な観察眼のこと。
全体最適を実現するためには、この二つの視点が必要不可欠だ。
個別最適に陥るとき場合は、大抵は鳥の目が足りないことが多い。
パズルを完成させるためには、目の前のピースにだけ集中するのではなく、完成イメージを把握し、全体像を把握しなければならないのだ。
自分の仕事に対し、「なに(どんな仕事)をするのか」という虫の目だけではなく、
「この仕事の目的はなにか」「その目的のためにすべきことは何か」という鳥の目を常に意識してもらいたい。
この視点を持つことは、自身の市場価値を大いに高めてくれるはずだ。
なぜって?
企業はそんな人材を求めているから。
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.02.25 09:03
物語力を高めよ
2008.02.21
先日、クリエイターXマーケティング研修が終了。
全6回、計15時間のトレーニング、みんなおつかれさま。
このトレーニング、ほぼ全ての時間が、ワークショップに当てられているように、『自分の力で課題を解決する』 ことに焦点を絞った。
そもそも論だけど、
クリエイターとは「価値をつくる人」のことであり、「モノをつくる人」とは違う(と考えている)。
そうなると、クリエイターには「価値とは何か」を正しく理解して、「価値を生み出す」ための公式を身につけてほしい。だから、トレーニングは、その点に焦点を絞ったつもり。焦点を絞った分、効果が出ているはず(希望的観測か?)。
きっと、以前の自分と終了後の自分の違いを実感いただけたと思う。
そのトレーニングのテーマのひとつでもある
「物語力」。
シナリオプランニング力といってもいいけど、これからの時代は、この「物語をつくる力」そして「物語を読み解く力」が、価値を生み出す源泉になると思う。
詳細は、後日にゆずるとして、
物語力を高めるためには、物語を書くことがいいトレーニングになる。
以前から言っている「知的生産」と同じ意味で。
しかし、物語・文章を書くということは、けっこう難しい。
慣れていないとなおさらだ。
ただ、世の中捨てたもんじゃない。文章を書くためのトレーニングに、格好の本があるのだ。
それが「800字を書く力」↓。
まさに、文章を書くためのマニュアル。 知的生産のサポーターであり、物語力を高めるトレーニング器具でもある。
試してみてはいかがだろうか。
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.02.21 10:12
お寺に嫁ぐということ
2008.02.18
ちかごろ人気のブログ。
みなさんはご存知だろうか?
■虚空山 彼岸寺 お寺に嫁ぐということ
一般的サラリーマン家庭に育った女性が、
とあるお寺の坊さんに恋をして、結婚。
そして、お寺の「おかみ」としての生活がはじまる。
しかし、お寺という特殊な世界のしきたりや文化に
戸惑いを隠せない「おかみ」。その赤裸々な心境を
ユーモアたっぷりにつづったブログである。
なんで、このブログのことを書いているかというと、、、
この「とあるお寺の坊さん」なる人物が、
実は、我が家(本家)の菩提寺の住職だったのだ。
昨日は、うちの祖母の三回忌。
親族ともどもお寺に向かい、法事をすませた後に
住職が「こぼれ話」として、このブログについてお話を
してくださったことで発覚。
住職は、このブログの知名度が高いことを知らないらしく
わたしが読者であることを伝えると、しきりに喜んでらっしゃいました。
さらに、このブログ、最近よくあるブログ本として
書籍化もされたそうで。⇒献本いただきました。
しかし、面白いのは「おかみ」だけではなかった。
この住職、なんとMBA保持者だったのだ。
MBAとお経。うーん、接点が見出せん。
しかし、さすがというべきか、
Webを活用してお寺(仏教)のマーケティングを実践
されているところが素晴らしい。
そもそも宗教家の活動って、一般的な生活者からすると
目に見えにくい。だから、すごく遠い存在に感じてしまう。
だから、こうして「宗教家ってこんなことしてます!」って
可視化することことで、生活者と宗教との距離を縮めている。
いい活動だ。応援しますよ。
最後に、
この住職の「いい言葉」を紹介。
「宗教家ってブレーキの遊びのようなものだと思うんです。
遊びが無くても、クルマは走ることができる。
けれど、遊びがあるからこそ、スムーズに運転することが
できるのではないでしょうか。
わたしたち宗教家は、社会の遊びだと思うのです。」
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.02.18 09:04
変らないのは景色でなく自分
2008.02.12
オフィスや家庭などでいつも見ている景色。
この景色が日々変化しているように感じているか、いつも同じ景色に感じられるか、あなたはどちらだろうか。
同じ景色なんだから、同じに見えるに決まっている?
本当にそうだろうか。
――窓の外の景色が、いつも同じに見えたのは、景色が変らなかったからではない。
変わらないのは景色ではなく、自分だったんだ。
そう。自分が変われば、見える景色も変る。そして、自分を変えることは、決して難しいことではない。――
これが本当のことだ。
「どうせ、いつもの代わり映えしない仕事が待っているだけさ。」
「変化しろ?そんなこと言っても、いつも何も変らないじゃないか。」
「同じ仕事を、同じようにこなすことを求められているんだよ。 」
「そんなの、ただの精神論でしかないさ。」
こんな声が聞こえてくる。でも、本当は違う。
君は同じものしか見ていないだけなんだ。
自分が変わることで、見える景色は必ず変る。
たとえ、同じ会社の景色でさえも。
でも、
実はそのことを知っているのは『変わった人』だけなんだ。
投稿者 : 濱川 智 | 投稿日時 : 2008.02.12 10:45





