小川 糸さんの「食堂かたつむり」読みました
2011.01.31
LEE 2011年2月号で宮沢りえさんと小川 糸さんの対談がありました。
その中で、りえさんが子育てしながら一気に読んだという「食堂かたつむり」、気になったので図書館で予約し早速読んでみました。
食堂かたつむり
美味しそうなところをキリトリ - - - - - ✄:
「ザクロカレーは、一緒にトルコ料理店で働いていたイラン出身の仲間に教えてもらったレシピだった。ザクロをたくさん入れるので、きれいなルビー色をしていて、甘酸っぱい味で、食べると顎の奥がきゅーんとなる」 P68
「それで、とにかく体を、そして心を温めるために、ココアを用意しようと思った。 厨房に立ち、ペティナイフでミルクチョコレートを細かく削り、ホーロー鍋に入れて弱火で温め、チョコレートをミルクでのばす。」 P116
「ココアが温まるのを見計らい、最後にたっぷりのはちみつと、隠し味に最高級コニャックを数滴たらす。そして、五分だて程度に泡だてた生クリームを雲のようにそっと浮かべてから、その上に、新鮮なミントの葉っぱを一枚飾った。」 P117
「梅干はいつの間にかじわじわと溶けていき、やがて舌の上には小さな種と祖母の思い出だけが残されていた」 P19
「祖母は次第に冷たく、硬くなっていく。その横で、私は一晩中ドーナツを食べ続けた。生地の中にケシの実を入れ、シナモンと黒砂糖をまぶしたやさしい味を、私は一生忘れないだろう。」 P11
他にも、香りが漂ってくるような美味しそうな表現もあるのですが、長くて切り取ることができないので、是非手に読んで味わっていただきたいと思います。
投稿者 : 日比 知子 | 投稿日時 : 2011.01.31 22:27
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