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【読書】あえて、未来から過去を振返る”視点のベクトル”を持つ

2009.06.19

ということで、今読んでいる本は、その名も『インターネット』(村井純)。岩波新書から1995年11月に初版が出版されている。

おどろくのは、当時からみた”未来”である現在の世の中に生きている私が読んでみたときに、この本の中で描かれているインターネットがもたらす世界、そして問題点などが、すでに見通されていること。つまり、未来は現実になった、ということか。

しかし、こう捉えることもできるのかもしれない。インターネットを広めていった技術者達の描く未来が実現するように、当時の”今”を設計していったということ。もちろん、現実として急速に発展していったために、つぎはぎながら、あるものをベースに拡大・発展していくのだけれど。予想された未来の受け皿となるインフラを考え、設計する。なんだか、かっこいいなぁと思った。

経済やIT系の本は、過去10年前くらいのものを手にとってみると面白い。当時の有識者が、どう未来を捉えていたのか、その思考プロセスをたどり、実際の結果を検証することができるから。あえて、(当時)未来(であった現在)から過去を振返る視点のベクトルを持つ、というのは自分自身の未来へのイメージを、広げてくれる助けになるかもしれない。

TCP/IPネットワークの思想を理解するために、と手に取った本書。プロトコルの設計思想や、インターネットが世に広まっていくプロセス、その中で起きた問題点やニーズ、それに対処するためにできた新技術etc・・・ 過去の先達がどう考え、何が起こったか、タイムマシンに乗って「雰囲気」だけかもしれないけれど、疑似体験することができた。

1995年に出版されているから、当時私は、大学1年生。学内LANが、まだMACばっかりのネットワーク環境でAppleTalkをしゃべっていたころ(笑)(この表現は、恩師である教授がよく使っていたもの。マニアックかつかわいい表現なので、ちょっとマネしてみる w)

 幸い、ITの世界はまだ100年もたっていないから、時系列の範囲としては狭いほうだと思う。(分野としては、多岐にわたるため深いのだけれど・・・)

大局観、というものを養い、自分の頭に全体像を描いてから、あらためて個別のテクノロジーや技術動向などに触れると、きっと新たなる気づきがあるに違いない。そんな学び方を意識していこう、そう思った今日この頃の私でありました。

 

 ちょっと真面目につぶやいてみましたが♪

 

知的IT女子への研鑽の道は、まだまだ続く・・・

 

投稿者 : 五十嵐 順子 | 投稿日時 : 2009.06.19 19:14

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五十嵐 順子

エンジニアとして技術に造詣が深く、知的会話も楽しめる。かたやITがニガテな人には分りやすく説明でき、お客様からの指名も入る。

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