クラウドが危ない (という記事が10年後にでるかな?)
2010.07.15
TVCMでもでてくるようになった「クラウド」という単語なので、IT業界の方なら少なくとも聞いたことはあると思います。
以前のエントリ(下記リンク)の中で、その中で各部署が勝手にオフコン/PCサーバをいれていた十数年前と、各部署が勝手にクラウドサービスを使い始める(可能性がある)今後について述べました。
上記記事中で引用したITProさんからまたもや興味深い記事がありました。
現状:オープンシステムが危ない - 「オープンレガシー」を救え:ITpro
「オープンシステムは素晴らしいものに思えた。早く開発でき、拡張の自由度が高く、製品の価格自体も安いのでコストダウンもできる。だが実際に導入してみ ると、それまでメインフレームで培ってきた運用体制をたった半年で失った。あっという間だった」。オープンシステムをクラウドに、メインフレームをオープンシステムに置換して読んでみると未来にワープした気分になりました。
オープンシステムの輝きに隠された影の部分。それが今ユーザー企業を苦しめている。早く安く作れるというメリットは、運用のことま で意識しないままにオープンシステムを乱立させた。その結果、運用がままならない状況を生み出した。新技術を使えるというメリットはベンダーの開発競争の 成果だが、それが製品や技術の短命化につながった。
早く安く作れる。最近よく聞きますね。
記事中には、ソフトウェアの保守切れと、それに伴うバージョンアップ&アプリ改修のコストなど、導入当初は想定していなかったことも述べられています。
翻って、クラウドはどうなんでしょうか?やはり、各種サービスはバージョンアップしていくと思いますが、いつまで後方互換を残してくれるのかあまり見えないですし、バージョンアップの選択肢がユーザ企業側にあるのかどうかすら見えていないです。
よくERPをカスタマイズしすぎてバージョンアップ時のカスタマイズ箇所の改修コストが膨大になったという、日本ならではの話と似ているのかもしれません。
特に、物理的に所有していた従来のシステムは、保守切れだろうとメーカーがなくなろうと、動いているものは使い続けることが可能ですが、クラウド(XaaS)になると、クラウドサービス業者が撤退したら行き場を失うわけですよね。まるで賃貸物件に住んでいていきなり大家から立退きを迫られるようなw
ということで、10年後くらいにタイトルのような記事が出てくるのかなぁと思った次第です。(決してクラウド業者をdisってるわけじゃないです。継続的で後方互換を意識した改善をしていただきたいと願うばかりです)
投稿者 : 松尾 康博 | 投稿日時 : 2010.07.15 08:00
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