インフラとデバイスの不連続イノベーションの回想
2010.02.03
撮り溜めしておいた鉄腕ダッシュの中で、横須賀の乗馬クラブが出ていて少し考察。
馬を交通デバイスとするインフラは、日本においても明治時代まで数百年以上にわたり整備され続け、街道沿いには駅が設置され駅伝制が導入されてきたと思います。
自動車が市場に出てきた時、その非連続イノベーションに対して出てきたと推測される否定的コメントを以下に列挙してみます。
- 馬より持久力がなく、次の駅まで持たない
- 馬よりスピードが遅い
- 馬に比べ悪路を走れない
- 燃料の確保・配備ができていない
- 故障時の代替部品・修理要員がいない(馬なら世話出来る人がいる)
- 馬なら誰でも慣れて乗れるが、自動車は運転技能を習得するのが困難
- 高い
- 馬の通行の邪魔になる
- 乗り換える必要性を感じない
- 操っている感じがしない
大別すると、デバイスを活かすインフラが未整備であること、ユーザが既存の代替手段に慣れていて新デバイスに切り替えられない、の2点でしょうか。
同じようなことを、私自身がリアルタイムに感じた製品カテゴリをつらつらと(順不同)。
- 銀塩カメラからデジカメへの移行
- アナログレコード盤からCDへの移行
- マニュアル車(3ペダル)から2ペダル車への移行
- バイアスタイヤからラジアルタイヤへの移行
- キャブレターからインジェクションへの移行
- 内燃機関車からEVへの移行
- パソコン通信からインターネットへの移行
- ダイアルアップ接続から常時接続への移行
- 16bitから32bitへ、32bitから64bitへの移行
- アナログTVからデジタルTVへの移行
- PSPのUMD形式からネット配布への移行
- DVDからBlu-rayへの移行
さて、現時点で否定的な話題のモノといえば2つ。スマートフォンとタブレット
#iPhoneとiPadともいう^^;
同じような点を突かれているのでそのうち収束すると期待しましょう。
ちなみに、ジェフリー・A・ムーアの言う、キャズム以前にその価値を見出すイノベーターとアーリーアダプターは、すべてのカテゴリにおいて、その時々で常に肯定的なのでしょうか?それとも、個別に肯定的だったり否定的だったりするのでしょうか?
ちなみに私は、自動車だけは何故か懐古主義(旧車好き)なんですよねぇ。なぜでしょう。。
投稿者 : 松尾 康博 | 投稿日時 : 2010.02.03 10:43



