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IPv6は離陸するか?

2007.06.11

6/9の日経夕刊一面に、IPアドレス問題が取り上げられていたので、少し考えてみました。

「IPアドレス」枯渇問題〜官民が対策会議 総務省、月内に立ち上げ〜
総務省はインターネットに接続されたパソコンなどの機器を識別する「IPアドレス」が2010年にも足りなくなる事態に対応するため、官民の対策会議を月内に立ち上げる。中国やインドなどでIPアドレスの需要が急増しており、数年以内に在庫がなくなる見通し。対策会議では、次世代のIPアドレスへの移行を促すため政府や民間が取り組むべき課題や具体策をまとめる。
 
IPアドレスの枯渇は10年以上前から叫ばれていましたが、個人的には、杞憂で終わるのでは?といった楽観的な考えを持っていたりします(代替技術が先に普及する、とか)。しかし、新興国でIPアドレス消費が多くなっているということが今までの試算に組み込まれていないのであれば、少しばかり現実味を帯びてくるのかもしれません。これは新しい視点でした。

総務省の言うように2010年に枯渇するのであれば、今から3年無いわけですから、それまでに関係者は対策を施さねばならない訳です(焦)。ある程度はIPv4との共存状態が可能であるとはいえ、N/W機器、サーバOS、Webサーバ、ミドルウェア、アプリケーション内部のコード等、至る所に点在するIPv4にべったり依存した部分を見直さねばなりません。ハードウェアベンダー、ソフトウェアベンダー、SI会社にとっては 特需が期待できるのでしょうが、我々のようなWebサービス事業者にとっては、痛いコストとなりますよね。。

非エンジニアからは、2000年問題と同列に扱われるんだろうなぁ、というのも頭痛の種になりそうです。2000年問題は、一部のEDIや通信プロトコルを除き、基本的には単一システムに閉じた問題だったと思います。それに対してIPv6化というのはプロトコルの移行なので、接続相手との調整・検証といった作業ボリュームが多くなることと、IPv6に詳しいエンジニアが圧倒的に不足していることが懸念されます。

また、紙面には記載されているものの、リンク先のネット記事には書かれていない箇所で、気になる一言が書かれていました。
対策会議は月内に立ち上げ、東京大学の斎藤忠夫名誉教授が座長となり、NTT、ヤフー、グーグル、家電メーカーなどが参加する見通しだ。 
ここでもグーグル! しかし、国内企業だけで対策会議するのだとして、果たして意味が有るのでしょうか?
あと、携帯キャリアも足並みそろえて欲しいと願います。

投稿者 : 松尾 康博 | 投稿日時 : 2007.06.11 11:18

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