エンジニアに求められるもの:まつもとゆきひろ氏,三木谷氏,ギャレット氏の対談
2007.12.14
日々、濃い一日を過ごしているのですが忙しさにかまけてなかなかブログを書けず。
書きたいと思ったことがあっても死蔵してしまいがちになっているので、少しずつ古いことでも書いていきたいと思います。
楽天テクノロジーカンファレンスにて一番個人的にも楽しめたのが、まつもとさん、三木谷さん、ギャレットさん三者によるパネルディスカッション。
お題は「エンジニア」に求めるものでした。
スタッフとして参加していたため、ごく一部しかメモしていないのですが、振り返って読んでみると、三木谷さんの言葉をメモしていなかったですね・・・(いつもはメモしているんですが)。社員失格です(苦笑)。
三者によるかなり熱いトークだったのですが、まつもとさんと、ギャレットさんのコメントの一部を紹介します。
追記:(後でよくメモを調べてみたら少しメモがありました。)
三木谷さん:エンジニアに求められるもの
Fundamentalなもの(基本)に対して新しい付加価値を加えていくことが大事
グローバルな中でのアンテナの感度を高めていくこと
まつもとさん:エンジニアに求められるもの
基礎体力、OS、言語 + 想像力
想像力が大事。
コストがゼロになったらどんなサービスが可能か
ストレージが無限になったら
ハードが以上に安くなったら
それを想像してみる。
そうやって想像したもの(技術)がストラテジーに影響を与えていく
Rubyは生産性が高い言語
100人で作ってもやりがいはでてこない
→でも3人、5人でつくるとやりがいがある
生産性を高められるとそれが可能
生産性が高くないとプログラムは楽しくない
楽しくかつ生産性が高い(Ruby)
オープンソースのコミュニティーでていって自分を磨くのは大事
ギャレットさん
Design - Develop
この2つを融合させようとしている
Design + Develop
これによってもっと生産性を向上させ、
ユーザーによりリッチな体験を提供することができるようになる
生産性を高めていくのは、オフショアとの戦いでもある
(生産性が高くない仕事はインド、中国などのオフショアでおこなえばいい)
生産性を高め、クリエイティブであることが大事である
(オフショアのために)コストを下げずに生産性で勝負するべき
そして三者の中で共通してでてきたメッセージが
contribute to change the internet!
だいぶ昔のメモをたよりに書いてみましたので、かなり雑な点をお許しください。もう少し分かりやすいレポートが下記のブログで書かれています。
エンジニアよ、大志を抱け!〜楽天テクノロジーカンファレンス2007にて〜
追記:
ゲームにはまりだすと、ブログを書くペースが落ちますね。レイトン教授はクリアしたので、しばらく自粛。
投稿者 : 美谷 広海 | 投稿日時 : 2007.12.14 01:38
まつもとゆきひろさんの講演メモ:Rubyと楽天
2007.12.14
だいぶ時間がたってのエントリになってしまいましたが、先月行われた楽天テクノロジーカンファレンスにスタッフとして参加していました。
その時に、まつもとゆきひろさんの講演をメモしていましたので、ここで紹介したいと思います。
講演タイトルはRubyと楽天です。
なぜ楽天技術研究所のフェローになったのか?
Rubyも楽天も日本生まれ。
楽天はECで地方の人を支援している:楽天を使って地方から商売ができる。
まつもとさんが働いているNaClも地方で頑張っている会社
楽天のロゴも偶然、Rubyを思わせるような真っ赤なRが入っている(笑)
楽天とRubyとの間でいろいろと補完関係があることに気づいた。
まつもとさん:
・言語デザインのノウハウ
・オープンソース業界のコミュニティー
・分散開発の経験
を持っている
Rubyと私(まつもとさん)たちにないもの
・お金
・人的リソース
・スケールノウハウ
・データとノウハウ
本番システム、大規模システムでRubyは動くの?
それには実証、実地データが必要
楽天なら毎秒数百アクセスの実証ができるし、今までそれをPHPとJavaで行ってきたノウハウがある
楽天との取組みで行っていること
スケーラブルストレージ(コードネーム:Roma)と
マルチタスクハンドリング(コードネーム:Fairy)
Roma:スケーラブルストレージについて
CPUはどんどん速くなっているがディスクのシーク速度があがっていない
ディスクとCPU間のバスの速度が速くなっていない
ネットワークの速度がバスの速度より速くなっている
→ディスクがボトルネックになっている
メモリにデータを保持させたほうが速いんじゃないか?
このアイディアを信頼性、汎用性という点から研究
Fairy:マルチタスクハンドリングについて
マルチタスクの難しさ(リソース結合、デッドロック)
こんなタスクモデルを提示したい
なんでもできるわけじゃないんだけれどもっと分かりやすいものをつくりたい
データ処理をタスクに分けて処理する
楽天で感じたこと
・一般に技術の楽天というイメージを持っている人はほとんどいなかった
・実際は知られざる技術指向
→自分たちのサービスは自分たちでつくるというポリシー
一方で必要なものは買ってくるという割り切りも持ってい
楽天発の技術で、世界、オープンソースに貢献できれば
こういったお話がありましたが、まつもとさんの講演は満員で大盛況でした。個人的にもRuby on RailsをつくったDHHさんの会社37signalsの書籍、Getting Realの日本語翻訳のお手伝いをしたり、前職でRubyのコンテストに関わったりしていましたので、今後Rubyを使って上記のプロジェクトがどのような成果を生み出していくのかとても楽しみにしています。
ソフトウェアの世界で、日本から世界へ、という動きがさらに活発になってくるといいですね。
投稿者 : 美谷 広海 | 投稿日時 : 2007.12.14 01:01






