次世代広告夜会レポートその1:ネット広告は自社媒体以外いらない?
2008.09.03
次世代広告夜会にいってきましたということで、そのレポート。
写真もメモも全てiPhoneだけでとりました。なのでかなりざっくりした感じです。
「次世代コミュニケーションとは?」
横山隆治氏 ADKインタラクティブ 社長
最初のセッションは途中からの参加でした。
■企業のサイトが自社媒体化
・大手だと自社のウェブよりもトラフィックが多くて必要となるメディアはヤフーだけというところも
・代理店の役割は、マスメディアの枠を確保することから、必然的にブランディングやコンサルティングに
・自社媒体を持っていても十分なクオリティーの広告コンテンツをつくれるところは少ない
・今後はコンサルティング会社と広告会社の協業が増えてくるのでは
・広告のレビューをちゃんとする、広告の成果に意味づけをするという作業がより重要となる→自社媒体を持っているところで、その数字の意味までは中々分析できていない
・一方でGoogle Analyticsなど技術だけで自動的に分析できるようにも。
途中からだったので、前提の話がよくわからなかったのですが、メディアバイイングというのが主な役割だった広告代理店も、ネット広告などが広がることでその役割の重要性が薄れてきたというのは間違いないようです。
例えば、「トヨタ」などであればグーグルでトヨタを検索したときにトップに来るのはトヨタの自社ページなわけで、ユーザーに告知をするためには広告媒体を抑える必要性も少なくなり、自社メディアが自社の商品を告知するための最善の媒体というケースが増えてきています。
そうなると今後代理店に求められてくるのは、自社サイトなどにおいてどのようにブランディングを行うべきなのか、あるいは商品戦略まで含めたコンサルティングということになるのでは?といった話(だと思う)。
いわゆるマッキンゼーなどのコンサルは、事業のコンサルはできても商品のコンサルやブランディングのコンサルができるわけではないので、その役割を広告代理店で担えるのでは?とのこと。そうなるとどのような人材を内部、あるいは外部でも確保していくかが重要になりますね。

■次世代広告のための人材育成
・ 組織の縦割りを壊す。といっても今ある組織を急に変えれるわけではない。組織の枠からでて狭い領域以外も見れる、全体をみれる人が必要。
・オーバーラップして仕事をする
・トータルをプラニングするコミュニケーションチャネルプランナーが必要。
・スキルセットのリモデル
・領域を超えたことをお互いにこえていく
これら全てを一人の人でできるわけではないが、
最初にインタラクティブ(ネット広告)を数年徹底的にきたえたあとにマス領域をきたえるのが、良いかも。
そうした人材をコミュニケーションとブランディングに興味のあるクリエイターを組ませたチームづくり。
広告担当者よりも商品そのものを知っているひとのほうが(コミュニケーションプラニング)をリードできるのでは?新しいメディアを肌で体験している学生にやらせたほうがいい、という意見も。
ネット広告のイロハを覚えた上で、マスメディアの作法を勉強するのがコミュニケーションプランナーを育成する上での近道では?ということでした。ネットの世界のルール、トレンドを押さえた後で、マスの影響力、特性を覚えるという形でしょうか。
今までマスを扱っていた人が、ネットや次世代広告へと柔軟に対応していくのが難しいことなのかな?と裏読みをしてしまいました。ただ本当にコミュニケーションプラニングに興味がある人であれば、率先してブログを書いていたり、ネットへの取り組みを既に前から始めているものなのでしょうね。
いまだにそういった取り組みを始めていないということが適正無しということなのかも。
■コンテンツが大事
広告らしくない広告
フォーマットが決まっていない広告
でも琴線に触れる広告
既存のフォーマットにはないユーザーにリーチできる新しい形の広告。
途中からの参加でしたが、広告業界の次の時代のあるべき広告の形や、現状への危機感と変化の必要性を強く感じたセッションでした。前半の内容はおそらく「明日の広告」に書かれているような広告のコンタクトポイントから最定義をしてコミュニケーションプラニングを、テレビ、新聞、ネットなどの枠とは独立して総合的にデザインしていかなければいけない、といった内容だったのだろうと思います。
続きます。 後半のセッション、さらに面白くなります
次世代広告夜会レポートその2:ネット広告は誰も経験者がいない開拓地
投稿者 : 美谷 広海 | 投稿日時 : 2008.09.03 12:34
ブログタイムズ:ブロガー向け高額報酬の記事広告サービスを使ってみました
2008.09.03
ブログタイムズという最高報酬1万円のブロガー向け記事広告サービスが始まったということで、使ってみました。
サービス自体は、いままであったブロガー向けのペイパーポスト型の広告サービスと同様のものなのですが、既存のサービスの報酬が数百円から数千円のレンジだったり、報酬がもらえるのが先着や抽選であったりしたのに対して、このサービスでは1000円~1万円の報酬が設定されています。
既存のブロガー向けプロモーションについてはWeb担当者Forumの下記記事が分かりやすくまとめています。
ブロガープロモーション (ペイパーポスト) サービス利用ガイド――正しい使い方は? 選び方は?
このサービスを利用するには月間PVが1万以上というのがひとつの目安とのこと。専門性の高い分野やニッチな分野でのブログであれば、これよりも少ないPVでも対象となるのかもしれません。
この価格が妥当かどうかについてですが、1ブログにつき1万円の報酬であれば100の優良なブログに100万円+代理店手数料で広告を出稿できるわけで広告主にとってもブロガーにとっても納得のできる数字ではないかと思います。
月間PVが10万以上あるブログであればブログの内容にもよりますが、これでも安い価格設定といえるのかも。
数百円という価格設定では記事の質を担保することは難しいと思いますし、今までの多くのブロガー向けサービスが記事の内容よりも被リンクをとにかく増やすことに主眼が置かれていた面があるかと思います。
質よりも量という傾向が強かったサービスの中でブログタイムズが打ち出してきた量よりも質という方針が広告サービスとして功を奏するのかどうかが興味深いところ。
アジャイルメディアネットワークやCyberBuzzのようにブロガーのマジックミドルに着目したサービスですが、ブロガー向けのイベントや体験サービスではなく記事広告に特化したところがブログタイムズのポイントですね。
ブログタイムズに対しては、このような高い広告単価だけではなく、広告主の質や(いくら単価が高いとはいえ、消費者金融の広告だけしかなければサービスの成長は難しいでしょう)、広告そのものの面白さ、ブロガーにとってもネットユーザーにとっても面白みのあるネタづくりをプロデュースするという良質なエージェントとしての活動を期待しています。
広告単価に見合ったブログタイムズならではの付加価値を生み出しブランドを確立できるか否かがこのサービスの成否の分かれ目になるでしょう。
単にPVの多いブログを対象とするだけではなくアジャイルメディアが取り組んでいるような参加者のブログのPVを底上げしていくような工夫も必要となるかもしれません。
追記:個人的には「じだらく」さんの記事に大きく共感。この手のサービスの難しいところですね。
また記事に条件を設けると、その条件を満たすために書かれているブログがどれも均一化してしまっているのも気になります。
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投稿者 : 美谷 広海 | 投稿日時 : 2008.09.03 09:00





