After Web2.0
2008.07.24
Web1.0、Web2.0と来て、次はWeb3.0なのか?
その前にWeb1.0、Web2.0の本質について突き詰めて考える。
Web1.0からWeb2.0への進化の背景にあるものは何か?
それは『便利に簡単に物事を達成したい』という欲求が進化を促したのだと思う。
僕の定義では、Web2.0というのは
「人間が自分の欲求をちょっと簡単に(Webを通じて)実現できるようになった状態」
【欲求】
(例)
簡単に自分の意見を発信したい。(⇒Blog)
友人と緩やかな繋がりを保ち続けたい(⇒SNS)
信頼できる品質の良いものを購入したい(⇒Amazon)
【欲求をWebで実現するための必然的進化】
Webブラウザ立ち上げなくてもコンテンツを見られるようにする(⇒widget, gadget)
画面遷移なしにWebを使えるようにする(⇒AJAX、Flash)
Web上のデータの整理・発見を簡単にする(⇒フォークソノミー、タギング)
Webサイトを誰でも簡単に作れるようにする(⇒API, OpenSource)
となると、つぎに来る状態は、
「進化した欲求をもっと簡単に(Webを通じてかどうかは?)実現できるようになった状態」
それがWebを通じてならば、Web3.0と呼ばれるし、
Webが中心に来なくても実現できるならば、違う呼ばれ方をするような気がする。
ここではNextGenerationXと表現する。
そして僕個人の意見では、その状態に至るのに必要なものは、
まず第一にWebそのものではなく、インプット・アウトプットのインターフェイスだと思う。
もちろん、インターフェイスの進化に伴ってWebも進化を迫られるが。
【進化した欲求】
(例)
信頼できる品質の良いものを【自分が思ったときにその瞬間に】購入したい
【進化した欲求を実現するための必然的進化】
(Web1.0時代) 欲しいと思う⇒WebでECサイトに行く⇒検索する⇒選択する⇒購入する
(Web2.0) 欲しいと思う⇒ブログパーツやリコメンドで直接商品選択する⇒購入する
(NextGenerationX) 欲しいと思う⇒購入する
↑それぞれの世代別・人間の欲求とそれを実現するために必要なステップ
このNextGenerationを実現するために必要なものとは。
欲しいと思う、という感情を直接Webに結びつけるインターフェイス。
それこそ僕がずっと実現を待っているドラゴンボールのスカウターのようなもの。
でも、いくら米DARPA(国防高等研究計画局)が実験を重ねているとはいえ、脳波を活用したデバイスが実現するのには10年以上かかると思う。
ならば、その10年の移行期間の間に、極限まで感情とアクションを近づける擬似脳波?インターフェイスが次々と現れるだろう。
例えば、
・多くの変数を処理し、適合率が向上させたリコメンドエンジン
・アクションとアクションの間をスムーズに繋ぐ、ユーザーインターフェイス
・アプリケーションの極限までのフラグメント化(パーツ化)と、自然なアグリゲーションを実現するプラットフォーム(無論、デバイス非依存)
⇒補足すると、いちいちブラウザを立ち上げてECサイトに遷移して、という行動は直感的では無い。
たとえば、ガジェット内で商品購入が完結する。
好きなサイトの機能だけが自動的にアグリゲーションされる(今のアグリゲーション方法は殆どのユーザにとっては複雑怪奇)
(例えば僕が良く使う、Amazonとmixiとキャリコネ、Nikkansportsのアグリゲーションが自動的に行われる)
「アプリケーションの極限までのフラグメント化(パーツ化)と、自然なアグリゲーションを実現するプラットフォーム」
いち早く戦略を取ればGoogleもMicrosoftもAmazonも、あのFacebookだって軍門に下るのでは?
Facebook PlatformをOpenSocialよりずっと前にリリースしたFacebookは、
数十万のサードパーティベンダのアプリケーションを一瞬の間に獲得できた。
個人的にWebの歴史を変えた出来事だと思う。
それは『1億人のユーザに簡単にアプリケーションを提供できる』
というアプリベンダの欲求をくすぐったFacebookの歴史的な勝利。
ならば『シンプルに物事を簡単に実現したい』というユーザの欲求を満たすプラットフォームを提供することができれば、同じように一人勝ちできる。
それは決して夢ではないような気がする。
投稿者 : 新上 幸二 | 投稿日時 : 2008.07.24 13:40




