仮想化ソリューションの普及で優位に立つのは、Windows? or Linux?
2008.07.10
現在の職場で導入済み、検証中の仮想化ソリューションは、VMware Infrastructure3, SLES10 + Xen, Hyper-Vですが、こういった仮想化ソリューションの普及が進んでいくと、WindowsとLinuxのどちらに有利に働くのだろうか?というのが素朴な疑問。
と言うのも、僕自身はLinuxエンジニアなのですが、ASPサービス提供がメインのうちの会社は、.NETで開発しているシステムが多いことから、Windowsサーバがメインであり、新規システム導入や現システムの統廃合を検討する場合、仮想化ソリューションの選定で意見が割れます。
付き合いの多いSIerの営業、SEから話を聞くと、現時点で、採用される仮想化ソリューションはVMwareがほとんどとのことですが、今後はどうなっていくのか知りたいところです。
VMwareは、ESX ServerがLinuxベースとしても、独自のツールが多く用意されており、立場としては中立なのではないでしょうか。
一番早くからやっているので、物理環境から仮想環境への移行に必要な事前調査やP2Vツール、ノウハウに関しても充実しているようです。
Xen Sourceを買収したシトリックス社の動向が気になるところでしたが、昨日もカンファレンスが開催されており、参加した同僚からXenDesktopの事例などの話を聞くと、DC(ドメイン・コントローラ)が必須とのことで、こちらのソリューションは、Windows寄りのようです。XenServerのエンジンには、オープンソースのXenを使用しているので、Linux + OSS系エンジニアとしては、正直、その方向性はどうなの?と思っています。
上記二つの仮想化ソリューションは高価で、構築もSIerに依頼するケースが多いと思われます。そのため、中小企業が自社システムを仮想化する場合には、ちょっと敷居が高いです。
サーバの保守切れ、リース切れの際に、仮想環境に移行したいといった場合、今のところ、VMware Server、Linuxディストリビューション(RHEL or SLES) + Xen、もしくは、Windows Server 2008のHyper-Vが(現在、勤めている会社では)選択肢になっています。
先日のLinux WorldでもSLES10 + Xenの事例が紹介されていましたね。
あすなろブロガーの宮原さんのセッションに参加しました。
※クラスタファイルシステムについての濱野さんのセッションにも参加しました。
実は、RedHatLinux7.3で構築しているシステムのハードウェアが保守切れとなり、現在、SLES10 SP1 + Xenを使用して検証・移行作業中です。
二日ほどデータセンター通いをしていましたが、複数NIC用のブリッジ接続の設定にちょっと手間取りましたね。
IT Proの記事を参考にしました。
仮想環境のネットワーク構築法
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080130/292513/?P=3
Windowsエンジニアの同僚は、Hyper-Vを使って仮想化の検証環境を構築していますが、仮想ゲストを作成する際のGUI操作のわかりやすさは、そちらの方が良いようですね。
群雄割拠の仮想化ソリューション市場は、まだまだ先行き不透明な部分が多いですが、一エンジニアとしては、VMwareであれ、Citrixであれ、各Linuxディストリビューションであれ、Microsoftであれ、その他のソリューションであれ、仮想化のビジネスがどんどん増えてくることは大歓迎です。
海外に比べると、日本国内での案件は少ない現状ですが、今のうちに仮想化ソリューションの実務経験を積んで、高く売れるスキルを身につけたいと願う今日この頃です。
ちょっと古い記事ですが…
【海外IT動向】仮想化技術の普及で、仮想化エキスパートへの求人が急増
http://www.ciojp.com/contents/?id=00004648;t=29
幸い、今の職場は、仮想化ソリューションを導入することには積極的で、すでに環境もそろっているので、ありがたいところです。
投稿者 : 高桑 憲一 | 投稿日時 : 2008.07.10 22:35
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