「まるまる」がイヤなら「5分だけ」
2009.08.28
どうしようどうしようと考えてばかりいる人びとは、実際の仕事にどれほどの時間がかかるのか、見当すらつかないのです。あなたはたった13分で片付く仕事を先延ばしにしているせいで、無秩序な生活をしていませんか? ひどく忙しいのかもしれないけれど、服をハンガーに掛けたり洗濯物入れに放り込むには2分もかからないんですよ。あなたはデスクに山積みした書類をたえず引っかきまわしていませんか? 毎日引っかきまわしている時間を考えれば、この際、思いきって書類の整理をしたほうが早いでしょう。ファイリングし、整理し、不要なものは捨て、あるいは、リサイクルするのです。
地下室やガレージの掃除でせっかくの週末をつぶしたくないとか、マーケティング用の手紙を書くのに午後をまるまる使いたくない、といった理由でグズグズしているのかもしれません。
仕事は、終わらせようとすると終わらないものです。終わらせようとすると、もうそれだけで大事(おおごと)のように感じられるために、知らず知らずのうちにブレーキを踏んでしまうのです。
ブレーキを踏んでいても実際には動き続けているのでそれに気づきません。でも実際には、同じところをぐるぐると動き回っているだけで、いっこうに前には進めていないのです。
「えーと、終わらせるということは、いま目の前にある仕事の息の根を止めなければならない、ということは、少なくとも2時間はゆうに必要である、ということは、ほかにも抱えている仕事のいくつかを明日以降に先送りしなければならない、ということは…」という思考のループから抜け出せないわけです。
ここから抜け出すには、「終わらせる」ことからいったん離れること。すなわち要求レベルを引き下げることです。
「今から5分だけ、その仕事について考える、5分たったらやめていい」という「5分だけルール」を課して、とにかく仕事に自分を引き合わせます。実際に仕事に向き合えば「思っていたよりも簡単そうだ」という発見が得られることもあるでしょう。そうなれば、必要以上に高く見積もっていたプレッシャーが一気に崩れ去りますから、突破口が開きます。
一方、「思っていたよりも手強そうだ」ということがわかれば、優先度を考えてほかの仕事は勇気を持って翌日以降に回すか、やらないことにしてしまうかを決断します。あるいは、より優先度の高い仕事をやることにして、その仕事のことはいったん忘れるという判断もあるでしょう。
いずれにしても、5分だけ向き合うことで、ループを抜け出すカギが得られます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2009.08.28 21:18
あすなろBLOGのトラックバック・コメントは承認制になっています。
すぐにブログに反映されませんので、ご了承ください。







