自律をアフォードする他律的手回し
2007.08.28
「小田原ちょうちんエコボトル」というペットボトルがあるそうです。
使いやすさ日記:
378. いいこと尽くし!「小田原ちょうちんエコボトル」
http://usability.novas.co.jp/diary/378.html
どんなものかはリンク先にある画像をご覧いただければ、と思うのですが、これを見た瞬間に思ったことは、上記エントリーにも書かれている通り、
「潰して捨てなさい、と言われるよりも、自然と潰したくなる」
すなわち、自律を促す他律を無理なく組み込んでおくことの重要性です。
一言でいえば、アフォーダンスです。アフォーダンスとは、あるものを見たとき、自然と「それ」をしたくなるようにあつらえられた状態。
・ドアノブを前にすると回したくなる
・ボトルを見ると掴みたくなる
・紙の束を手に取ると繰りたくなる
あたかも自分の内から出てきたかのように思える欲求は、実は外から駆り立てられた結果生じたもの。現実がそうであっても、「あ、そうそう、こうしたかったんだ」というしっくり感がこの現実を上書きしてしまうのです。
仕事で求められていることは、結果としての最終成果ではなく、プロセスにおける中間成果。想像力を使って、相手に「あ、そうそう」という“自律感”を感じさせること。
「小田原ちょうちんエコボトル」の画像を見て、ふとそんなことを考えました。
<関連>
・してやられる前に、しでかす
そういう意味では、知識の獲得は“他律的手回し”であり、
想像力の発露は“自律的営み”であるといえます。
言い換えれば、
知識の獲得は常に後塵をフォローする行為であり、
想像力の発露は先陣にリーチする手段ということになるでしょう。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.08.28 06:31
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