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理想的なタスクリスト(3)

2007.10.23


前回に引き続き、「理想的なタスクリスト」について考えていきます。
タスクリストに是非欲しいと思える「機能」として次の4つを挙げていましたが、

 ・追加・参照・修正・削除が簡単
 ・並べ替えや抽出が簡単
 ・終わったものは消さずに取っておける
 ・タスクごとにデコード結果を残しておける

今回は3つめです。


終わったものは消さずに取っておける

タスクリストというと、とかく、

 「やるべきことを漏れなく洗い出す」

とか、

 「すぐにできる単位にまで細かく分解して書く」

といった、リストを作るための心得ばかりが強調されがちです。

でも、本当に必要なのは、リストに書かれていることを確実に行うことであり、さらには次回以降にこの一連の経験を活かせるようにすることだと思うのです。

一連の経験とは、例えば次のような次のフローです。

 ・タスクリストにやるべきことを書いた
   ↓
 ・タスクリストに従って書かれているタスクを片付けた
   ↓
 ・タスクリストに載っていないタスク(伏兵)が発生した
   ↓
 ・なんとか伏兵をやっつけた
   ↓
 ・(中略)
   ↓
 ・すべてのタスクが完了した。

このフローの中で注目すべきポイントは2つです。

1つは、「タスクリストに従って書かれているタスクを片付けた」という部分です。この裏には「書いてあるから、やる」という面が少なからずあるはずです。つまり、ほかにもたくさんやるべきことはあるが、とりあえず今はタスクリストに書かれているこれだけを片付ければいいんだな、という安心感が得られるのです。

もう1つは、「タスクリストに載っていないタスク(伏兵)が発生した」という部分。すべてを見通すことは不可能ですし、こういったイレギュラーな事態は常に起こりえるものです。

でも、だからといってそれを「仕方がない」と受け流してしまうのではなく、「次回以降も同じようなことが起こるかもしれない」と積極的に受け止めて、タスクリストに追加するようにします。

その結果、当初のタスクリストにあったタスクに加えて、実際に取りかかってから発生した伏兵タスクも「実際にやったこと」として記録に残ることになります。

つまり、すべてのタスクが終わったあとに残る「完了済みのタスクリスト」は、次回以降に同種の仕事をする際のお手本となるモデルケースになるわけです。なぜなら、そこにはある仕事を完了させるのに必要なすべてのタスクが漏れなく入っているからです。


長いものに巻かれるのではなく、長いものを巻き込むくらいの勢いが必要です。すなわち、仕事に飲まれるのではなく、タスクリストで仕事を飲み込んでしまうのです。

そうすれば、文字通り、仕事を消化することができ、次の仕事に活かせる“栄養分”を吸収することができるはずです。

これを具体的に実現するなら、前回も書いた「タグ」を使って、完了した仕事に「完了済み」といったタグをつけておくことです。間違っても、完了したからと言って削除してはいけません。それでは、せっかく実った果実を捨てることになってしまうからです。


<関連>
書いてあるから、やる

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.10.23 18:23

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