「ランチは一人で食べない」(2)
2007.10.31
前回は「ランチは一人で食べない」という取り組みについて、「午前中の仕事を必死に片付けることができる」というメリットをご紹介しましたが、他にもいくつかメリットがあります。
まず、普段はコミュニケーションの“圏外”にいる人と一緒に時間を過ごすことになるため、耳慣れないトピックに触れられること、が挙げられます。自分の仕事にとって思わぬヒントをもたらしてもらえることがあります。
さらに、その人(が所属する業界)が抱える課題を知ることもあります。
例えば、直近では、ブログを活用したプロモーションの仕事に携わっている方とご一緒したのですが、彼の課題は広告主となる企業にいかに自社サービスを知ってもらうかでした。
似たようなサービスは他にもあるため、
・どう違うのか?
・どのような優位性があるのか?
を明確にする必要があります。
そのサービスの資料も見せていただいたのですが、この点が明確には書かれていませんでした。
もちろん、彼の中では「差別化ポイント」がはっきりしていますし、口頭でそれを伝えてきました。
でも、資料の中には触れられていないため、資料だけが一人歩きした場合に、「もったいないこと」になりかねません。
それを伝えたところ、彼曰く、
「あまり露骨な比較広告なことはしたくない」
とのことでした。
こういった「正解」のない問いに直面している人間同士で飯を食うのは、それだけでも意味があることのように感じています。
解が得られるかどうかよりも、人がどのような課題を抱えているのかを知ることは、巡り巡って、自分がサービスを提供しようとするときに、役に立ちうることだからです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.10.31 20:25
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