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繰り返し発生する問題に備える

2008.05.28

アンチ・バベルの塔 (The Tower of Anti-Babel): 読書と辞書

 先ほど、外国語を学ぶときは翻訳してはいけないと言いましたが、それは相手と会話するときの話です。そのさいに頭の中で翻訳するのはいけないのですが、本を読んでいるときにはかならず辞書で調べるべきです。全体の意味があるていどわかる場合、人間はだいたい楽をすることが多く、わからない単語の意味を調べようとはしません。そして、その単語が四回も五回も出てくると、どうも気になってついに調べることになります。

 ところがそれは大損なのです。なぜかというと、最初に調べておけば、二回目に出てきたとき、三回目、四回目、五回目は復習になって、その単語を覚えてしまえたのです。五回目にはじめて調べたら、復習のチャンスを四回もなくしたことになります。だから、ぼくはわからない単語を全部調べながら、三週間弱でこの本を全部読みました。そのあいだに、わからなかった単語を1000語以上も単語帳に書いて、ほとんど覚えてしまいました。

このところ夢中になって読みあさっているブログです。引用したエントリーは2004年11月のものですから4年も前のものですが、そもそもアップトゥーデイトな内容ではないために今読んでも特に支障はありません。むしろ、今読んでもほとんど遜色がないために、本質に近いのであろうことが窺われます。

引用部分は、英語を勉強したことがある人なら誰もがぶつかる問題について言及されています。一言でいえば、
 「気になったら後回しにせずにすぐに調べるべし」

というところでしょうか。最初に調べておけば、次回以降の遭遇がすべて復習になる、すなわち記憶の強化および定着に寄与する、というわけです。


同じことは仕事でもいえます。繰り返し発生する問題について、最初の段階できちんと解決方法を決め、対策を講じておけば、以降に発生する同じ問題によるダメージを抑えることができます。

もちろん、その都度対応していたのでは時間がいくらあっても足りない、という立場もあるでしょう。それでも、「2回は放置して、3回目が起きたら対策を決めて実行する」といったルールを定めておき、これに沿って行動することは、良い予防策になるはずです。


投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2008.05.28 18:57

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