主体的に受け身に回る
2008.06.11
やり方も熟知しているし、かかる時間も知れている、という定型的な仕事がある一方で、一気にやるには手に余る仕事もあります。
前者は空気抵抗ならぬ「やる気抵抗」の低い仕事であり、後者は「やる気抵抗」の高い仕事といえます。カーレースなどでスピードを上げるために空気抵抗の影響を受けにくくするための工夫を施すのと同様に、仕事においてもスピードを上げるには「やる気抵抗」を受けにくくするような工夫が必要になるはずです。
ポイントは、抵抗を下げる工夫の手間に比して、そこから得られるスピードアップの効果が高くなるように持っていくことでしょう。
仕事のスピードは、「速さ」というより「早さ」です。単位時間当たりの作業量(=作業スピード)を引き上げるのではなく、作業に取りかかるタイミングを前倒しにすることが、スピードアップにつながるわけです。
そうなると、単位時間当たりの作業量を増やすアプローチはひとまず脇に置き、取りかかるタイミングを早めるための方策に目を向ける必要が出てきます。もっといえば、前者のようなスピードアップに惑わされないようにすることです。
具体的には、いかに「先送り」を減らしていけるかがカギとなるでしょう。そのためには「取りかかりの敷居」を下げるような工夫を重ねていくことです。
特に、「今、自分は取りかかりの敷居を下げているのだ」などと強く意識することなく、機械的に何か決まった手順に沿って手を動かすだけで自然と「取りかかりの敷居」が下がっていくような形に持っていければ最高です。
主体性を発揮しながらも、あくまで受け身でいる、というスタンスです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2008.06.11 23:59
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