「すぐ取りかかる」と「すぐ終える」は同義ではない
2008.07.29
実践が大切、知ったことは行動に移さないと意味がないなどとよく言われますが、いずれも別段新しいことでもないですし、理解困難なことでもないでしょう。
それでも、なかなか実行できない。
原因として考えられることは、
「取りかかってもいいけど、最後までやり終える自信がない」
という懸念。それがブレーキになっているのではないか、と思うのです。
そこで、
・とにかくすぐに取りかかること。
・ただし、やり終える必要はない。
ということにしたらどうでしょうか。
つまり、面白い話を聞いたり、良いアイデア思いついたり、ぐっと来るサイトを見つけたりしたら、それを忘れないうちにメモしておく。
もっと良いのは、やり始めてしまうことです。
メモする代わりに、後でそのメモを参照しながら自分が行うであろうことを先にやってしまうわけです。途中までで時間切れになったり力尽きたりしたとしても、そこには「始めた」という痕跡がくっきりと残ります。それが、種火になります。
これを説明するうえでうってつけの例が以下。
For example, if I have an idea while I’m on line at the grocery store, instead of thinking “oh, I’ll write that down as soon as I get home,” I force myself to take out my phone and send myself an email or jot it down on a piece of paper in my pocket. If I get an email that requires a quick response, instead of moving onto the next one, firing off that response immediately and archiving the message. If I see a web page that looks like it might be a good Lifehacker post at some point, instead of just bookmarking it for later, creating a draft post in Lifehacker’s publishing system on the spot. This practice requires some discipline to develop, especially when you’re feeling lazy or distracted, but it can make a huge difference. Mostly, it’s about putting things in the right place as soon as you possibly can, to avoid having random stuff hanging around your mind and space.
3つの例が紹介されています。
●レジ待ちをしている間に何か良いアイデアを思いついたら、すぐにその場でメモする(携帯メールや紙切れメモ)
●すぐに返事の必要なメールを受け取ったら、即レスしてそのメールはアーカイブ(見えなく)してしまう
●ブログのネタになりそうなサイトを見つけたら、ブログの投稿画面を開いて記事を書き始める
いずれも、放っておくと後回しになりがちなものばかりです。
・良いアイデアを思いついた時なら、「家に帰ったらメモしよう」
・メールを受け取った時なら、とりあえず次のメールを読もう
・良いサイトを見つけた時なら、ブックマークしておこう
といった後回しです。これらの共通点は当たり前ですが「始まらない」ことです。
後回しにしたくなるのは、「始めてしまったら、やり終えなければならない」という気持ちがどこかにあるからではないでしょうか。それゆえ、「始める」ことを一時的に棚上げできるブックマークが活きるわけです。
でも、棚上げしたからには後で漏れなく棚卸しする必要があります。
棚卸しする手間を取るか、とりあえず種火を作る手間を取るか。ここが分水嶺になるでしょう。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2008.07.29 17:16
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