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やればやるほど成果が上がる「仕組み」になっているか?

2008.08.19

» 松下幸之助[一日一話]

世間には、それこそ工場のスミズミまで自分でまわって陣頭指揮をしなければ気のすまない経営者も少なくありません。しかし工場まで出向くとなれば時間がかかります。また、せっかく来たのだから、立話ですますわけにもいかないということで、自分の時間も工場の責任者の時間も必要以上に費やすことにもなりがちです。その点、電話を活用すれば、だいたい十分もあれば事が足りるわけで、往復の時間もいらないし、責任者の人の時間もとらずにすみます。もちろん、自分の目で直接見ることによって、より大きな成果を得られる場合もあるでしょうが、電話で十分事足りるということも案外多いのではないでしょうか。

まとめると次の通りです。

 1.「現場」が好きなリーダーは少なくない
 2.「現場」はなにかとコストがかさむ
 3.「現場」でしか得られないベネフィットもある
 4.「現場」でなくても得られるベネフィットもある

問題は、3.と4.の見極めでしょう。一番良いのはコストをかけずに3.が実現できること、すなわち4.です。でも、3.を知らなければ、4.で事足りることに気づけないかもしれません。

そういう意味では、まずはある程度の無駄を覚悟で、とことん「現場」に浸かることでしょう。そうして、「一から十」までを知った上で、自分にとって本当に必要なのは、例えば「四から八」であることがわかり、それを知るための方法に目を向けるのです。

「現場」にかかるコストは、何が必要かの見極め、そしてそれを得るための知識。この2つを得るための変動費であるべきであって、固定費であってはならない、ということでしょう。

昨今、「仕組み」という言葉が話題になっていますが、その背景には「そのコストは変動費にできないか?」という問いかけがあるのだと思っています。

つまり、やればやるほど成果が上がる「仕組み」になっているか、ということです。


▼次にすること:
・自分が抱えている個々の作業について、変動費にできないかを考えてみる。
・やむを得ず固定費に甘んじるなら、それを最小化する方法を考えてみる。

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2008.08.19 07:30

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