「うまくいくように、祈ってもらえますか?」
2009.08.11

うっかりしたミスから、セールスの約束に「よくて1時間遅れ」という状況に追い込まれ、タクシーに飛び乗る。必要以上に自分を責めてしまう。
だが僕のマイ・クレドは「遊び心を忘れない」だ。
ということで、タクシーの運転手にかけあいます。
「僕、セールスの約束に1時間遅れそうなんです」「…はあ、じゃあ急ぎますね」
「しかも相手は社長なんです。もしも僕がその相手だったら、約束の時間に遅れてくるようなやつからは商品を買わないと思う。僕の力だけではどうしようもない。だから運転手さん、うまくいくように祈ってもらえますか?」
訪問先に到着し、受付にいた2人の美しい受付嬢にもかけあいます。
「社長とミーティングのお約束があり、そして非常に遅れています」「さようでございますか」2人は気の毒そうな顔をしてくれる。
「うまくいくように、祈ってもらえますか?」
運転手さんからも美しい受付嬢からも「祈ってますよ」「はい、祈ってます!」という“応援”を得ます。
4人も味方についてくれたおかげで、自分を責めている状態から「おっしゃー!」という状態に変わり、そのままミーティングにのぞむことができた。この日社長から1千万円強の発注書にサインをいただいたのは言うまでもない。
うまくできすぎている、という反応はもっともですし、いかにもアメリカ的な風合いに違和感を覚えるという向きもあるでしょう。
ここで、僕自身が感じたことは、「必要以上に自分を責めてしまう」ことが必要以上に人を意気消沈させうる、ということです。逆に言えば、ちょっとした空気の変化が人に勇気を与え、ひいては行動を駆り立てることもあるのです。
自分一人では立ち直れなければ、自分以外の力を借りて立ち直ればいい。自分一人で立ち直るのに要するパワーに比べて、少ないパワーで立ち直ることができます。
「祈ってますよ」という一言──相手からしたら造作もない一言──をもらえるだけで、「独り相撲」のネガティブスパイラルから抜け出せるわけです。
なかなか気恥ずかしい申し出なので、実践には勇気が要りそうですが、Twitterであればできそうです。
タイムラインに、
「うまくいくように祈ってもらえますか?」
とあったら、すかさず、
「祈ってますよ!」
と。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2009.08.11 22:26
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