顧客のどんな欲求に応えられているか?
2010.01.27
『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。
54.事業を決めるのはあなたではない
事業が何かを決めるのは顧客である。社名や定款ではない。顧客が満足する欲求が事業を決める。事業は何かとの問いに対する答えは、事業の外部、すなわち顧客が市場の観点から事業を見ることによってのみ得られる。企業が社会の機関である以上、事業の目的は社会に求めなければならない。
会社員からフリーランスになる、という変化は直接的に社会の機関になる、ということ。会社に所属している限り社会とのつながりは間接的にとどまる。“プール”から“海”に飛び出すようなもの。
“海”で仕事をする上で大切なことは、その仕事の成果を心待ちにしている人の欲求を満たすこと。ラーメン屋であれば空腹を満たすこと、歯医者であれば痛みを取り除くこと。
もちろん、ラーメン屋に会話を求める人もいれば、歯医者にホワイトニングを求める人もいる。
そういう人たちは、単に空腹を満たすだけのラーメン屋や、痛みをの取り除くだけの歯医者では満足しない可能性がある。
ラーメン屋だからといって求められているのはラーメンだと思わないこと。歯医者だからといって仕事は歯の治療だけだと思わないこと。
もし、今の仕事がうまくいっているとしたら、それはあなたの提供している商品やサービスが受け容れられているという表面的な解釈からさらに一歩踏み込んで、顧客があなたの商品やサービスでどんな欲求を満たしているのかを考えてみる。
逆もしかりで、うまくいっていないとしたら、顧客のどんな欲に答えられていないのかを考えてみる。
参考文献
ドラッカーの本、たくさんある中で、どれから読んだらいいか迷っている人にピッタリの一冊。個人レベルから国家レベルまでをムリなくムラなくムダもなく収録。一通り読み、詳しく掘り下げたいと思えたテーマが見つかれば、そこで初めて該当する一冊に降りていけばいい。
独立する前にこの本があったら良かったのに、と読みながら何度も思った。
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投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.01.27 22:30
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