自分はどんな顧客の悩みを解決したいのか?
2010.01.30
『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。
55.理想のマーケティングとは
消費者運動こそ、企業にとって機会である。なぜなら、マーケティングを企業活動の中心に置かざるをえなくなるさせるからである。マーケティングは基本中の基本の活動である。販売部門を強化してそこにマーケティングを任せるというわけにはいかない。それは専門化すべき活動ではなく、全事業にかかわる活動である。
同じページで、
- 「販売とマーケティングは逆である」
- 「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」
「消費者運動」を個人の仕事に置き換えれば、やらなければならない仕事があるのにいっこうに手がつけられないこと、いわゆる現実逃避(言わばストライキ)となるだろう。
やり方の問題、という切り口もあるが、それは「販売」、すなわち方法論・ハウツー・ノウハウの問題といえる。これとは別に、やらなければならない仕事にスムーズに取りかかれるようになることが「マーケティング」のゴールになる。
ではこの文脈における「マーケティング」とは何を指すか?
それはこちらで書いた「何によって憶えられたいか?」という問い、およびこちらで書いた「顧客の欲求に応えられているか?」という問いと密接に関係している。
この2つを組み合わた「自分はどんな顧客の課題を解決したいのか?」という問いの答えが「マーケティング」ということになる。
何を差し置いても「その人」の役に立ちたい! 「その人の課題」を解決したい!と思える一所(ひとところ)を一刻も早く見つけること。あらゆる経験はこの一所を見つけるためにある、と言っても過言ではない。
参考文献
ドラッカーの本、たくさんある中で、どれから読んだらいいか迷っている人にピッタリの一冊。個人レベルから国家レベルまでをムリなくムラなくムダもなく収録。一通り読み、詳しく掘り下げたいと思えたテーマが見つかれば、そこで初めて該当する一冊に降りていけばいい。
独立する前にこの本があったら良かったのに、と読みながら何度も思った。
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投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.01.30 21:45
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