成果をあげる人とあげない人の差
2010.02.25
『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。
32.成果をあげる人とあげない人の差は
成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。しかし、組織というものが最近の発明であるために、人はまだこれらのことに優れるにいたっていない。
常々疑問に思っていることの1つに、大学生の就職活動がある。もちろん、卒業と同時にフリーランスや士業などの独立自営の仕事に就くのは現実的ではない(と考えられている)から、まずは会社に入ることが既定路線になっているのだとは思うが、それによって失われていることもあるのではないか。
失われていることの1つは、機会。
極端な例だが、卒業と同時にどこかの会社に就職するのではなくワーキングホリデーを使って海外で仕事をしてみる。それによって、自分の意外な側面を見いだしたり、日本を客観的に捉えなおすことができたり、といったメリットが期待できる。
当然、既定路線から外れるために、例えば面接等で「なぜ、卒業後すぐに就職しなかったのですか?」という問いにきちんと答えられるようにしておく必要はある。例外行動はなにかと割を食う。
でも、それ以上に、そのまま就職していたら気づかなかったかもしれない自分の中の可能性を少しでも引き出すことができたなら、食った分の割は大いに割り引いて考えることができるのではないだろうか。
こうして機会を逸することなく十分に活用できたのなら、それでうまくいかなくても諦めはつきやすいし、うまく行ったのなら満足のいく結果が得られている可能性が高い。
成果をあげる人というのは、自分の選択にしっくり来ている人ではないか。
参考文献
ドラッカーの本、たくさんある中で、どれから読んだらいいか迷っている人にピッタリの一冊。個人レベルから国家レベルまでをムリなくムラなくムダもなく収録。一通り読み、詳しく掘り下げたいと思えたテーマが見つかれば、そこで初めて該当する一冊に降りていけばいい。
独立する前にこの本があったら良かったのに、と読みながら何度も思った。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.02.25 23:55
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