ちょっとした工夫はちょっとしたもの
2006.08.03
一目見て思わず唸ってしまいました。こんなブログは初めてです。
「縦書きブログ」
http://www.nansai.net/
これは、「あすなろBLOG」の執筆陣の一人である小林さんの以下のエントリーで紹介されていたものです。
縦書きブログが@ヒューマンで放送されました
http://blog.pasonatech.co.jp/kobayashi/102/1264.html
ブログに限らず、コンピュータソフトウェアは、机の上にある文房具を始め、現実に目にしたり手で触れることができるモノのメタファーとして作られていることが多いと言えます。
例えば、Excelであれば、表形式の帳票イメージがそのままソフトウェアになったものですし、メールソフトは(見た目はかなりデフォルメされてはいるものの)手紙のメタファーと言えるでしょう。
このように、画面に現れるソフトウェアの見た目が、現実にあるモノに似ていれば似ているほど直感的に理解することができますし、従ってマニュアルを読まなくても何となく操作方法がわかったりもします。
これはアフォーダンスという概念で説明できます。
用語解説/アフォーダンス
http://usability.novas.co.jp/glossary_01.html
詳細はリンク先を見ていただくとして、例えば、人間であれば「ゴミ箱」と「バケツ」を区別するのは簡単ですが、ロボットにとっては難しい、という例が挙げられます。
ブログにしても、これまでは横書きのものしか見たことがありませんでしたが、今回取り上げた「縦書きブログ」によって、より多くの人に──特に高齢者の方々に──ブログというものを理解してもらえるようになるのではないかと思いました。
横のものを縦にするという「ちょっとしたこと」で理解が進んだり、新たな発見がもたらされることはよくあります(縦書きブログの場合は、そのアイデアを思いついても実現が難しいという技術的な壁があったかも知れませんが…)。そういう「ちょっとしたこと」というのは「ちょっとしたこと」の割にはちょっとやそっとでは見つけられないものですが、だからこそ「こんな、ちょっとしたことで!」という驚きをもたらすのでしょう。
そういえば、客先を訪問するような状況で「ちょっとしたものを持っていきたい」という場合がありますが、これは言うは易く行うは難しの好例で、誰も「これが典型的なちょっとしたものだ」と自信を持って言い切ることはできないのではないでしょうか。
ちなみに、大阪では「ちょっとしたもの」は「たいしたもの」という意味になり、別の地方では「つまらないもの」となったりするそうです。これはちょっとした知識ですね。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2006.08.03 08:36





