毎日の予定に“アドリブ”の余地を残す
2006.08.07
毎日の予定を立てる上で、やりたいこととやるべきこととが整理されていることが不可欠です。
そして、それらをキャパシティが決まっている一日という“箱”に要領よく詰めていくのですが、この時、弁当箱にごはんとおかずを詰める時ように、ムリなくムダなくムラもなく、が大切です。
詰め込みすぎるとフタがしまらなくなりますし、すき間を空けすぎれば箱の中でおかずがあちこちに動き回ってぐちゃぐちゃになってしまいます。スカスカの弁当というのも寂しいものですし、おかずがあちこちに散乱していれば見た目も無惨です。
そこで、アルミ箔で仕切りを設けて、おかずが動き回らないようにします。仕切りさえあれば、ある程度おかずが動いてもほかのおかずに影響を与えずに済みます。仕切りによっておかず同士が適度に距離を保つことで見た目も美しく、目でも楽しむことができるようになるわけです。
これと同じように一日の予定でも、“仕切り”で時間帯を区切っておくことで、1つの時間帯の中ではある程度の“あそび”が生まれます。その時間帯の中にいる限りは、予定外作業であっても、その場で思いついたことや急な依頼に対応するためのバッファ時間として消化できるからです。
Googleでは、勤務時間の20%は自分のやりたい研究に充ててよいとされているそうですが、これはまさに“あそび”バッファ時間の良い例と言えるでしょう。
時間帯を仕切る上では、1日中ずっとオフィスの自分の席で仕事をするよりも、例えば、会議室に1時間こもるとか、ランチ後にそのままカフェに移動して書類を読み込む仕事に充てるなど、普段とは違う環境に身を置く方が効果が得られやすいでしょう。
そして、環境が変わることによって、普段とは違うモードになるため、新しいアイデアを思いついたり、いつもの仕事を別の視点で見つめ直すことができるなど、良い刺激が得られることが少なくありません。
せっかく思いついたアイデアですから、できればその場でメモにまとめたり、一部は実践したくなるでしょう。そんな時のために、1時間会議室にこもる場合でも10〜20%程度の時間はバッファ時間として別に取っておくと心おきなく“アドリブ”に身を任せることができます(その分、本来やろうと思っている仕事に必要な時間よりも10〜20%多めの時間を予め確保しておく必要があります)。
得てして“台本通り”に進行するよりも適度な“アドリブ”が入った方が楽しいものです。でも、だからと言って、すべて“つれづれなるアドリブ”では単なる無計画になってしまい、自分の仕事を管理することができなくなってしまいます。
“台本”ありきの“アドリブ”だからこそ、息抜きになり、リラックスした気持ちが生まれ、思わぬアイデアが生まれてくるのだと考えています。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2006.08.07 04:38





