「今は読んではいけません」
2006.08.09
「毎日の仕事を楽しくする」を合言葉にシゴタノ!というブログを書いています。スタートさせて以来この1年と2ヶ月は平日のみですが毎日何とか続いています。一昨日でちょうど300エントリーになりました。
「1日1本しか書かない(しかも平日のみ)」というルールを課しているため、ペースは決して早くはないのですが、このルールが無理なく長く続ける上で役に立っているのではないか、と感じています。
「1日1本書かなければならない」という義務ではなく、むしろ「(どんなに書きたくても)1日1本しか書いてはいけない」という禁止にしていることが実は奏功しているようです。
なぜなら、人は「○○してはいけない」と言われると、無性にそれをしたくなるものだからです。
大阪の船場に「ファンデ」という激安下着店があります。
この店は(私は行ったことはありませんが)、激安な代わりに「日本一買い物が難しい」と言われています。どう難しいかというと、
1.試着ダメ
2.包装ナシ
3.子供連れお断り
4.返品・交換ナシ
5.アベックお断り
6.見た商品はきちんと畳んで戻す
7.飲食禁止(ガム禁止)
8.私語禁止
9.レジは1人1日1回まで
など11ヶ条の“取引条件”を満たさなければ、「こわいおばちゃん」に怒鳴られてしまうのです。でも、この条件があるおかげで、店としては余計な人件費や経費を削減でき、そのぶん安くできる、というわけです。
「ファンデの舞台裏」(紹介サイト)に以下のような説明があります。
マナーを守らない方は、入店お断りです。当店にはきれいなマネキンに着せたディスプレイもありませんし、ショーケースはもっぱらダンボール箱、手荷物の持ち込みも禁止で、貴重品以外の持ち物はすべてお預かりして、こちらが渡すビニール袋で買い物をしていただいています。
実際に利用する人は、最初はケンカして「もうこおへんわ!」と怒って帰って行くものの、結局また来るのだとか。そして、何度か通って仲良くなるといろいろアドバイスしてくれるそうです。
それゆえ普通の店ならお金を払えば買えるのに、この店では入り口の“チェック”を通過して、途中で怒鳴られることなく欲しい商品を選び出し、レジで無事会計を済ますまでの道のりは山あり谷ありのスリリングな冒険です。
こういったゲーム感覚が買い物をしたくさせているのではないかと想像します。
ダイエットでは「夜9時以降は一切食べ物を口にしてはいけない」という禁止を掲げると辛くなりますが、それは自分の欲求を禁止するからでしょう。同じ禁止でも「ファンデ」のように、買い物というゲームのルールの一環としての禁止であれば、「いっちょうやってやるか!」という気持ちになります。
長続きさせたい習慣がある場合、このような「禁止」をうまく取り入れると良いかも知れませんね。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2006.08.09 01:52





