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気合い! 集中! 努力! 根性!

2006.08.15

受験生の頃に繰り返し読んでいた本に『受験は要領』という本があります(1987年・ごま書房)。残念ながら現在は絶版になっていますが、『新・受験は要領』という続編が出ています(1994年)。

この本の中で著者の和田秀樹氏は、以下のように述べています。

第三の迷信は受験というと、とにかく“根性論”がもち出されることだ。もうマンガだって“スポ根”路線ははやらない。受験に必要なのは根性ではなく“要領”である。よく大手の予備校などで、「日々是決戦」なるスローガンにお目にかかる。また、多くの受験雑誌などにも、「根性」とか「努力」といった言葉が散見される。

しかし、根性は工夫を生まない。工夫のないところに進歩はない。できないことを克服するのが単調な努力というのでは、問題はいつまでたっても解決しない。受験勉強がつらく感じられるのは、根性がないからではなく、工夫が足りないからである。根性を忘れ、要領を発揮して新しい方法を考えるほうが、よほど能率は上がるものだ。


「努力」や「根性」と並んで「気合いを入れる」とか「集中する」という言葉もまた工夫を生まないのではないかと思います。

学生時代に体育会系だったもので、ランニングの際に「気合い入れようぜ〜、ファイ、ファイ!」などというかけ声を出しながら走っていたものですが、今なら「工夫しようぜ〜、ファイ、ファイ!」でしょうか。

具体的な行動につながる言葉を使わなければ、気合いがあっても気が抜けてしまいます。

では、具体的な行動につながる言葉はどこから出てくるかというと、行動でしょう。行動した結果、うまくいけば、「努力した甲斐があった!」と考え、うまくいかなければ、「努力が足りなかった…」と反省するものですが、努力の中身を具体的に明らかにしておかなければ、次回うまくいくようにするにしても、次回うまくいくようにするにしても、うまくいきません。

特にうまくいかなかった時が大事で、実際に行動してみて初めて分かったことが次の行動に影響を与えますから、努力や根性という言葉を持ち出す前に、黙ってやってみる方がよほど根拠のある気合いを蓄えることができ、何に集中すれば良いかが明確になるのではないか、と考えています。

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2006.08.15 02:42

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