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「アイドル」を見逃さない

2007.06.07

2年ほど前までは人前で話すのが大の苦手で、できればそんな機会とは一生なじみのない暮らしをしたい、とさえ思っていたものですが、行きがかり上、セミナーでお話をさせていただく機会が増え、気づけばこの1年で10回以上の場数を踏ませていただき、今ではだいぶ苦手意識は克服されつつあります。

人前で話すことについて、そのネガティブ面を挙げていけばキリがありませんが、代表的なものとしては、いわゆる「アガってしまう」ことがあります。また、これに付随する形で、「噛んでしまう」ということもあるでしょう。

私の場合は、数名程度のちょっとしたミーティングなどの場でも噛んでしまうことがしばしばあり、同席している人はさほど気にしていなかったとしても、自分としては非常にコンプレックスに感じていました。

そこで、毎日欠かさず「早口言葉」を練習するようにし始めました。例えば、次のようなものです。


 武具馬具(ぶぐばぐ)
 武具馬具(ぶぐばぐ)
 三武具馬具(みぶぐばぐ)
 合わせて(あわせて)
 武具馬具(ぶぐばぐ)
 六武具馬具(むぶぐばぐ)


 あの竹垣に(あのたけがきに)
 竹立て掛けたのは(たけたてかけたのは)
 竹立て掛けたかったから(たけたてかけたかったから)
 竹立て掛けたのです(たけたてかけたのです)


ほかにもありますが、このようないかにも噛んでしまいそうな(実際噛みまくりです)言葉をスムーズに言えるようになるまで毎日繰り返し唱え続けるのです。

慣れてくると、上記の「ぶぐばぐ」に「る」を挟んでより難易度を上げたりもします(もはや意味不明)。


 武具る馬具る(ぶぐるばぐる)
 武具る馬具る(ぶぐるばぐる)
 三武具る馬具る(みぶぐるばぐる)
 合わせて(あわせて)
 武具る馬具る(ぶぐるばぐる)
 六武具る馬具る(むぶぐるばぐる)


最初はゆっくりと確実に唱え、徐々にスピードをアップさせていきます。

滑舌をよくするという意味では、以下の本(特にCD)が役に立ちました。

言葉と声の磨き方
言葉と声の磨き方
  • 発売元: フォレスト出版
  • レーベル: フォレスト出版
  • スタジオ: フォレスト出版
  • メーカー: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/10
  • 売上ランキング: 55
  • おすすめ度 5.0


とはいえ、仕事が忙しくなると、こうしたトレーニングは真っ先にカットされがちです(=カットとは名ばかりで実態はサボりです)。


そこで、やむを得ず時間を取られるものの「おくちが日曜日」な時間はないだろうか、と考えてみたところ、シャワーを浴びている時間がまさに打ってつけのトレーニングタイムであることに気づきました。

シャワーを浴びている間というのは、身体を洗う以外に何もすることができません。ラジオを聴くということも考えられますが、水の音でうまく聞き取れないでしょうし、何かを見るにしても頭を洗っていれば目にシャンプーが入って痛い思いをしてしまいます。そこで、残ったくちを活用しよう、というわけです(もちろん、くちの中に泡が入ってしまうということはありますが、まぁ、それくらいなら…)。

つまり、シャワーを浴びている間というのは、くちにとってはアイドルタイムだったわけです。

くち以外にも
「お耳が日曜日」である駅まで歩いている時間や
「お目々が日曜日」である電車に乗っている時間など、
見逃せない「アイドル」はほかにもまだたくさんいるはずです。

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.06.07 08:58

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