見せかけの安心感
2007.06.19
J-WAVEをよく聴くのですが、その中でごくたまに早起きができたときにだけ耳にすることができる、「10秒の教訓で元気を注入!」というコーナーがあります(WAKE UP TOKYOという番組の中)
・10秒の教訓で元気を注入!
・WAKE UP TOKYO(平日5:00~7:00)
このコーナーでは、週替わりで5日間にわたって一人の著名人が人生訓を語るのですが、1~2日後にその「まとめ」がサイトにアップされます。例えば、テレビ番組の「マネーの虎」などに出演されていた高橋がなり氏は、佐川急便での修業時代の経験から得られた教訓や、その後テリー伊藤氏による鬼コーチによって学んだことなどを語っています。
このコーナーはだいたい6:30頃に流れるのですが、きちんと聞けた時は、このバックナンバーを読むことで、その時に語られていた詳細を思い出すことができます。
でも、寝坊して聞けなかった時は、バックナンバーを読んでもそのエッセンスは読み取れたとしても、それがどのようなコンテクストで語られたのかがよくわからないため、いまいちしっくり来ません。
セミナーや講演会に申し込んでも、仕事の都合で参加できなかったりする場合がありますが、最近では、参加した人がブログにその感想や詳細なメモをアップしてくれることが多くなったため、「とりあえずブログでフォローしておけばいいか」と思ってしまいがちです。
でも、言うまでもなく、実際に参加した人にしか得られない何かもあるわけで、文字による記録が後から読めたとしても、時間とお金を使ってセミナーに参加するという行動を起こした人の学びにはかなわないわけです。
「10秒の教訓」の場合も、早起きできずに聴きそびれたとしても、バックナンバーがあるから大丈夫、とつい思ってしまうものですが、やはり実際に早起きして聴かなければ得るものは限定的なものでしかない、ということに改めて気づかされます。
「○○があるから大丈夫」という見せかけの安心感はほかにもありそうです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.06.19 08:53





