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「よい子、悪い子、普通の子」

2007.06.26

その昔、テレビで「よい子、悪い子、普通の子」という萩本欽一の番組がありました(かなり古い)。

簡単に言うと、文字通り「よい子、悪い子、普通の子」の3種類のキャラクターが登場して、それぞれのキャラクターが1つのお題についてそれぞれのケースを呈示することで、「三段落ち」で笑いを取る、というもの(だったと記憶しています)。


白か黒かという二者択一の命題に、第三の選択肢を加えることで、より問題を面白くする(複雑にする)、あるいは新たな切り口を見いだす、という発想が感じられます。

それぞれのキャラクターは、ヨシオ、ワルオ、フツオ、という名前で、例えば、お父さん役(先生役?)の欽ちゃんが、「こういう場合はどうするんだ、ヨシオ?」と振ると、ヨシオなだけに、期待されているであろう模範的な返しをします。フツオは文字通り普通な返しですが、ワルオはヨシオの対極です。こうして、異なる3つの視点と、そのギャップに可笑しみが生まれるわけです。

これを仕事に活かすとすれば、常に3つのパターンを考えてみる、ということになります。何も新しいアイデアを考える場合だけにとどまらず、一週間の自分の仕事を振り返る時にも使えるでしょう。

 「この時の自分のやり方は、ヨシオか? フツオか? ワルオか?」

という自問をするわけです。もし、「もっとうまくできたはず」と思えれば、

 「ヨシオだったらどうしていただろうか?」

ということになりますし、「いやいや、最悪のパターンは避けることができた」ということであれば、

 「ワルオだったらどうなっちゃってたか?」

という想像をすることになります。


こうすることで、自分の行動の相対的な位置づけがわかるようになります。あるいは、人に何かをお願いする時に、

 ・時間に余裕があればヨシオで、
 ・大変そうならフツオで
 ・ワルオになりそうだったら別の人にお願いする

というケース分けにも使えるでしょう。自分の中で3パターンを考えるわけです。例えば、以下のように。

 ・望ましいパターン
 ・そこそこ満足のいくパターン
 ・かえって自分の手間が増えてしまうパターン

あるいは、マネージャであれば部下にタスクマネジメントを指導する際などに、

 ・フツオは、その日の予定をきちんと把握している
 ・ヨシオは、予定に加えて実績も記録している
 ・ワルオは、行き当たりばったりで仕事をしている

といった、及第レベル、理想レベル、不合格レベルをコントラストをもって示すこともできるでしょう。「キミはまだフツオだな」というように。

そして、ヨシオレベルに到達できたとしてもそこで満足せず、さらにその上を目指したいものです。

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.06.26 10:35

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