「動物にたとえると、どれぐらいすごいのー?」
2007.07.31
朝はラジオを聴くことが多いのですが、ラジオCMには独特の雰囲気があります。
ラジオ番組を予約録音するツールというエントリーでは以下のようなことを書いています。
ラジオはテレビと違い、聴覚のみからの情報を使って映像化するという習慣が自然と身につくため、想像力が鍛えられるのではないか、などと思ったりしています(大げさか?)。とは言え、音声のみという制約を活かしたラジオCMを聴いていると、感心させられることが少なくないことも事実です。逆に言えば、普段我々がいかに視覚情報に頼って判断しているかということがよく分かります。
仕草やジェスチャーが見えない分、「声の表情」が際だつからでしょうか。
そんな中、最近耳にしたラジオCMに次のようなものがありました。
「大変だぁ~~!!」
「どうしたのー?」
「なんと○○の新しいお店がオープンするんだってぇ~!」
「それを動物にたとえると、どれぐらいすごいのー?」
「…キリン?」
映像がないために、聴いている側としては、提示される言葉をもとにめいめいの頭の中にイメージを思い描くほかありません。つまり、ラジオを聴いている人というのは、意識せずとも頭の中で「映像再構築作業」を行っているために、そこにあり得ない言葉が急に飛び込んでくると、「あれ?」という違和感を覚えるのです。
この違和感は印象に残るために、記憶されやすくなり、従ってCMとしての効果も期待できるようになる、と考えられます。
とは言え、今回のラジオCMの場合は、「キリン」のインパクトが強すぎて、肝心のCM提供会社の社名を忘れてしまったのですが…。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.31 08:43
「財布がかさばって困る」を解消するマネークリップ
2007.07.30
みなさんは財布(お札やクレジットカードが入る長財布)をどこに入れて持ち運んでいますか?
女性の場合はバッグに入れる方がほとんどだとは思いますが、男性の場合はズボンのお尻のポケットやスーツの内ポケットに長財布を入れるという手段があります。つまり、身につけられるわけです。とはいえ、ポイントカードやクレジットカードの増量により、肥大化する一方の財布。もはや身につけられるレベルをゆうに超えているという人は少なくないでしょう。
そんなわけで、ここ最近はお札を裸でズボンのポケットに入れるようにしていました(小銭入れは別に持っています)。 でも、次のような一文を目にして以来、
お札をそのまま持ち歩いている人も、気をつけてください。くしゃくしゃになったお札で支払いをしていませんか?会計の時って、意外と見られているものなのです。
ある商品を検討し始めました。その商品とは「マネークリップ」(詳細および上記引用元はこちら)。上記引用部分に続いてマネークリップの特徴が紹介されています。
その点、マネークリップならお札をきれいに収納でき、ポケットのフォルムも崩しません。お財布はかさばるのでイヤだ、よりスマートに会計をしたい、という方にぴったりのアイテムなのです。
ということで、すぐに購入。使い始めて10日ほど経ちました。
ちょっとした外出の折に手ぶらで行きたい時に重宝しています。ズボンのポケットに入れてもふくらんで見えないことや、支払いの際にポケットからサッと取り出せるため、財布を開ける手間がない分、便利になったと感じています。
ちなみにマネークリップ愛用者の友人に聞いてみたところ、Suicaや社員証を一緒に挟んでおり、これを財布代わりにしているようです。
「財布がかさばって困る」、と感じている方は一度検討してみると良いかもしれません。
» マネークリップ
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.30 08:48
今週のスライス
2007.07.27
今日は金曜日、ということで、
今週書いたブログエントリーを振り返ってみます。
★今週の人気記事ベスト3
1. 07/20(金) チーム内で方針や課題をすり合わせるには?【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/20/news099.html
2. 07/22(日) 『チームハックス』序章(1)「仕事の進捗」を共有できるか?
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=527
3. 07/23(月) 『チームハックス』序章(2)「予定と実績の共有」がもたらすもの
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=528
●SOHO考流記(あすなろBLOG)
1. 07/20(金) 今週のスライス
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/399/4225.html
先週のスライス。
2. 07/23(月) うな重とうな丼の違いは?
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/301/4247.html
どちらもオススメ!
3. 07/24(火) ミニブログの「深く考えなくてむ済む」という解放感
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/199/4256.html
いちいち気を遣わなくても済むので…。
4. 07/25(水) いつかやりたいことの進め方
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4267.html
「いつかやりたいことリスト」を「いつまでたってもできないリスト」にしないために。
5. 07/26(木) うわぁぁぁぁぁ!
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/302/4273.html
やや中毒性があります。
●シゴトハック研究所(ITMedia Biz.ID)
1.07/20(金) チーム内で方針や課題をすり合わせるには?【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/20/news099.html
チーム内のノウハウを共有していくにはツールを作るだけではなく、実行していくプロセスが重要です。そこで、「KPT」という手法を試してみましょう。
2.07/26(木) 新しいメンバーと早く意気投合するには?【問題編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/26/news064.html
新規事業プロジェクトに新しいメンバーを迎えたIT商事。新メンバーを早くチームに馴染ませるための、ある手法とは……。
●シゴタノ!
1. 07/22(日) 『チームハックス』序章(1)「仕事の進捗」を共有できるか?
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=527
本書で一番の要点となるハックは、スケジュール、作業記録、タスクリストという、仕事の進捗に関わる情報を、可能な限りメンバーと共有してしまうことにあります。
2. 07/23(月) 『チームハックス』序章(2)「予定と実績の共有」がもたらすもの
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=528
以上の話から明らかになるのは、メンバー同士がお互いにまったく注目していない状態に比べ、お互いをよく認知し合うだけで、作業効率が著しく上昇するということです。
3. 07/24(火) 放っておいても誰かが変化を起こしてくれる状態をつくる
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=529
mixiに繰り返しアクセスしてしまうのは…
4. 07/25(水) ペアで作業実績記録をつける効用
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=530
期待し過ぎて胸焼けしないために
5. 07/26(木) 憑依モード
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=531
読書中に訪れることのある幸せだがちょっと面倒な体験の考察。
●編集後記
7/26(木)に『チームハックス』が発売になりました。アマゾンのランキングは昨日の時点で34位。
8月下旬に刊行予定の2冊目についても、まもなく校了です。ちなみに、9月始めにこの2冊に加えて、佐々木正悟さんの『ブレインハックス』(7/11発売)の3冊合同出版記念セミナーを企画中です(会場はパソナテックさん@渋谷の予定)。詳細は後日に。
では、よい週末を!
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.27 07:34
うわぁぁぁぁぁ!
2007.07.26

音が出ますが、是非とも音ありでお楽しみください。
http://www.simonpanrucker.com/beans.html
音が妙にリアルだったりしますので、気になる方は気になるかもしれません。
結局のところ、このフラッシュは何が言いたいのだろうか? という疑問が残るのですが、この得も言われぬ「わだかまり」こそが狙いなのかもしれません。
折に触れて思い出すことになる可能性が高いからです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.26 07:07
いつかやりたいことの進め方
2007.07.25
「いつかやりたいこと」と呼ばれるリストをお持ちの方は少なくないでしょう。意識的にこのようなリストを作っていなくても、やりたいことをリストアップしていくと、そのうちの大部分は「いつかやりたいこと」なのではないでしょうか。
個人的に、この「いつかやりたい」という名前がよろしくないのではないかと考えています。なぜなら、「いつか」というのはそう簡単にはやってこないからです。
「いつか」よりも「来週」や「明日」や「1時間後」の方が優先せざるを得ませんから、必然的に先に押し出されるのはやむを得ないところではあります。
でも、そのままでは「いつまでたってもできない」リストになってしまいます。
そこで、定期的に(週に1度程度)「いつかやりたいこと」リストを見直して、そこから「すぐできる」タスクを切り出すようにするとよいでしょう。
ざるそばを少しずつ食べるように、今すぐ食べる分だけをつゆにつける。これを繰り返すことで、いつかはざるそばを完食することになるはずです。
ざるそばはいつか食べるから、とりあえず今はカツ丼を食べよう、ということでは、ざるそばはいつまでたっても減りません。
ざるそばやカツ丼ではこのようなことは現実には起こり得ませんが、タスクリストにおいては、無意識にやってしまっているような気がします。
ポイントは、「定期的にリストを見直す」という司令塔に当たる習慣だけは何が何でも守ることです。ここが分水嶺となるでしょう。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.25 11:37
ミニブログの「深く考えなくてむ済む」という解放感
2007.07.24
ここ数週間、仕事の合間の休憩がてらチェックするサイトが変わりました。
以前は、RSSリーダーやmixiだったのですが、最近はTimelogなどのいわゆるミニブログ系サイトです(ほとんどTimelogだけですが…)。
そんな中で、次の記事はなるほど、と頷かされるところが大いにあります。
「ゆるい」ネットの付き合い 一言カキコ「ミニブログ」の将来性
http://www.j-cast.com/2007/07/22009465.html
IT関連メディア・コンテンツの開発・運営のドラゴンフィールドが、ミニブログサイト「もごもご」を立ち上げたのが07年5月。参入の理由を同社はJ-CASTニュースに対し、「従来のブログやSNSも需要が一巡し、これらの利点や不都合な点を踏まえた上で、新しいコミュニケーションサービスをユーザーが求めるようになっている」と説明。そして、ミニブログの最大の特徴をこう話す。
「ブログやSNSのように深く考えず、短い文章で気軽に情報発信できることです」ブログは、考えをまとめ文章を推敲し発信するし、SNSは会員の「お友達」の反応を気にしながら文章を書かなければならない。それに比べ「ミニブログ」は、その場で感じたことや状況を一言書き込めばいい、というのだ。
特に最後の「深く考えず、短い文章で気軽に情報発信できる」という点に目が留まります。
Timelogでの発言を見ていると、
「コメントがつかないと気になるSNSと違って、ここでは気楽に発言できるのがよい」
といった声が散見されます。私自身もこれには同感で、レスポンスを期待しないような、身の回りに起きたちょっとしたことをメモする感覚で、心おきなく書いておけることがミニブログのメリットであり醍醐味であると感じています。
「Timelog界隈」で話題になったサイトをmixiやブログで紹介する、ということも増えてきました。今回ご紹介した記事も、実はTimelogで仲間が紹介していたものだったりします。
そもそもからして「自分のメモ」という割り切りのあるミニブログであれば、スルーされるのが前提であり、コメントがつかなくてもさほど気になることはありませんが、「コミュニティ」の亜流としてのSNSでは、コミュニケーションが生まれるのが前提であり、従ってコメントがつかないとそわそわしてしまうのかもしれません。
もう一つ、ミニブログの気楽さの象徴となるのが、「足あとが残らない」という点です(※)。文字通りの訪問履歴としての「足あと」だけでなく、ログインをしたかどうかも知られることがないのは、思った以上の解放感です。
SNSの場合、「最終ログイン×時間以内」などの記録がさらされるため、あまり頻繁にアクセスするのがためらわれるのです。これは、SNSとあわせて使うようになって気づいたことでした。
※「足あと」機能を持ったミニブログ(もごもごなど)もあるため、一概には言えませんが…
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.24 09:23
うな重とうな丼の違いは?
2007.07.23
以下の記事を読んで、しっくり来たような、ますますわけがわからなくなったような…。
一般的に、やはり「うな重」「うな丼」では、うなぎの質・量は全く変わらない店がほとんどで、「名前と器だけが違う店」か、もしくは、「お新香やお吸い物で微妙に差をつけている店」が多いということだった。(中略)
他に、うな重のほうが少し高い理由として、「容器の大きさの違いで、うなぎの大きさがちょっと違う」と説明する店、うな重とうな丼が同額で「容器の違いだけ」と説明する店もあった。
つまり、「うな重」「うな丼」は、うなぎの種類や部位という大きな違いはなくとも、「大きさの違い」「オプションの違い」など、店によって微妙に異なるよう。
結論から言えば、店によりけりということになりそうです。
個人的には、うな重を食べると気分がよくなり、うな丼は手軽に済ませた感が強くなるように感じています。そういう意味では、気分の問題なのかもしれません。
そういえば、同じように微妙な差だなぁ、と昔から思っているものの1つに、某牛丼チェーンにおける「牛丼」と「牛皿定食」があります。もっとも、こちらについては、肉汁がしみこんだご飯が苦手な人向け、という明確な意図があるような気がします。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.23 11:39
今週のスライス
2007.07.20
今日は金曜日、ということで、
今週書いたブログエントリーを振り返ってみます。
★今週の人気記事ベスト3
1. 07/17(火) 時間をレバレッジすることで手に入れたいもの
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=524
2. 07/16(月) 時間をレバレッジするための3つのポイント
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=523
3. 07/13(金) チームメンバー間でシゴトハックを交換しあうコツは?【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/13/news040.html
●SOHO考流記(あすなろBLOG)
1. 07/13(金) 今週のスライス
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/399/4173.html
先週のスライス。
2. 07/17(火) 起こりうる“天変地異”に備える
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4201.html
大貧民、大富豪、スタイルシート。
3. 07/18(水) ゴールにたどり着くことだけがゴールではない
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4209.html
ゴールに行き着くまでのプロセスに注目する。
4. 07/19(木) 「1対0」は「1対∞」になる?
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/199/4221.html
「1対0」のコミュニケーションとは?
●シゴトハック研究所(ITMedia Biz.ID)
1.07/13(金) チームメンバー間でシゴトハックを交換しあうコツは?【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/13/news040.html
企業研修のやりかたはいろいろですが、費用をかけて外部の講師を招いて……と考える前に、社内のノウハウを共有する方法も検討しましょう。ペアでノウハウを共有することのメリットとは何でしょうか。
2.07/19(木) チーム内で方針や課題をすり合わせるには?【問題編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/19/news031.html
横断プロジェクトがスタートしようとしていますが、「みんな自部門の仕事は増やしたくない」ために、なかなか進みません。温度差を小さくするにはどうしたらいいでしょう?
●5分で読むビジネス書(ITMedia Biz.ID)
1.07/17(火) ライフハックの原点から“今”に至る軌跡と系譜──『Lifehacker』
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/17/news054.html
●シゴタノ!
1. 07/16(月) 時間をレバレッジするための3つのポイント
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=523
『レバレッジ時間術』という本から読み取ることができた3つのポイント。
2. 07/17(火) 時間をレバレッジすることで手に入れたいもの
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=524
目に見える“光”よりも“影”
3. 07/18(水) すぐ手が届くところに「発火本」を置いておく
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=525
「この本を読めば、やる気がわいてくる」──そんな本を見つけたいものです。
4. 07/19(木) 時間がたっぷりあると迷う
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=526
選択の余地が多すぎて迷うことを「選択マヒ」といいます。
●編集後記
GW前あたりから、2冊の本を同時並行して書き進めてきたのですが、ようやく1冊目の本が校了し、原稿が印刷所に運ばれていきました。
来月下旬に刊行予定の2冊目については、現在、校正ゲラと格闘中です。
さながら「ゲラ戦記」という感じでしょうか。。
では、よい週末を!
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.20 07:03
「1対0」は「1対∞」になる?
2007.07.19
Twitter系のサービスの1つ、Timelogを始めて1ヶ月ほどになりますが、あるブログで、ブログやSNSとの比較したときのTwitter系のサービスの位置づけが次のように表現されていて、なるほどと思いました。
メールは「1対1」、メルマガは「1対N」、MLは「N対N」。 ブログは「1対N」、SNSは「N対N」の関係。では、Twitter系のサービスは?
彼は「1対0」と答えた。
確かに、つぶやき系のサービスなので、相手いない。
「1対0」というのは間違っていない。でも、ここからの発想がおもしろい。
「1対0」と「0対1」が結びついて「1対∞対1」になり、
基本は一人のつぶやきの世界であるが、それが共有されはじめることで無限大のコミュニケーションにつながる
というわけです。
引用元の記事である「Twitter系のサービス、コミュニケーションとは?」にある図解がわかりやすいです。
それにしても「0」を持ち出したところには斬新さを感じますね。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.19 20:03
ゴールにたどり着くことだけがゴールではない
2007.07.18
「時間術」とか「時間管理法」という言葉をタイトルに含む書籍はたくさんありますが、決定版のようなものがなく、それこそ毎年、いや毎月のように出版され続けているところをみると、時間管理は永遠のテーマなのだということを改めて感じさせます。
本を書く側から見れば、時間術をテーマにした書籍であればさほど外れない、という思惑も見え隠れするような気もしますが、逆に言えば多くの類書があるということは、それだけ読者の目が肥えているということであり、可能な限り多くの類書に目を通しておき、類い希なる切り口で挑む必要があります。
最近読んだ『レバレッジ時間術』という本もまた時間術本ですが、その切り口は「時間節約」とか「時間をつくる」といったこれまでの類書で見かけたようなもののように見せかけて、実はそこから半歩ずれたところにあります。
時間を節約したり、つくったりすれば、必然的に、新たに生まれた時間で何をするか?、という問いに突き当たります。でも、『レバレッジ時間術』の場合は、行き着く先ではなく、行き着くまでのプロセスに注目しているようです。
つまり、ゴールを示したうえで「みんなでそこを目指しましょう」と呼びかける従来のアプローチではなく、「ゴールまでの道すがらを楽しみましょう」というイメージです。
無事にゴールにたどり着ければハッピー。
でも、たどり着くまではとても大変。
だから、それをうまく乗り切るためのコツを教えますよ。
ではなく、
たどり着くまでの間を楽しく過ごすコツを教えますよ。
なのです。「ハッピーは遍在する」というスタンスでしょうか。
気づかぬうちに自分を追い込んで臥薪嘗胆モードになってしまっていないか、今を楽しむという視点が抜け落ちてしまっていないかを、常に振り返りたいものです。
<関連>
・時間をレバレッジするための3つのポイント
・時間をレバレッジすることで手に入れたいもの
- レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則
- 発売元: 幻冬舎
- レーベル: 幻冬舎
- スタジオ: 幻冬舎
- メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2007/05
- 売上ランキング: 595
- おすすめ度

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.18 23:20
起こりうる“天変地異”に備える
2007.07.17
見ていただければわかるとおり、大陸の部分が海になり、海の部分が大陸になっている、あべこべの地図です。
トランプの「大貧民」(大富豪)における“革命”を思い出させます。それまで最強だったカードが最弱になり、一気に力関係が逆転します。
考えてみると、身の回りの力関係も、ちょっとしたルールによって決まっているわけで、無意識にそれを動かぬものという前提で(あるいは決めつけて)、判断や行動を行っていることが少なくありません。
逆に言えば、そうしたルールを少しずらすだけで、このルールを参照しているすべての要素が動くことになります。HTMLでいえば、スタイルシートを変えるように。
変化は突然やってくるものですが、「もしこれがこう変化したら?」という仮説を作り、これに対する行動シミュレーションはできるはずです。
さすがに海と大陸が逆転するような天変地異は想定しづらいところではありますが、もっと身近なところで、起こりうる“天変地異”については、想定し備えることは不可能ではないでしょう。
<関連>
・あなたの油断をいましメール
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.17 23:59
今週のスライス
2007.07.13
今日は金曜日、ということで、
今週書いたブログエントリーを振り返ってみます。
★今週の人気記事ベスト3
1. 07/06(金) 仕事や生活はもちろん人間関係改善にも役に立つ1冊
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=518
2. 07/10(火) 計画にまつわる後悔と不安と現実逃避を防ぐ
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=520
3. 07/06(金) 実践!シゴトハック:自分で立てた予定を守る(4)【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/29/news043.html
●SOHO考流記(あすなろBLOG)
1. 07/06(金) 今週のスライス
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/399/4123.html
先週のスライス。
2. 07/10(火) 「肥やし」に投資する
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/299/4151.html
日々、どんなことに「投資」していますか?
3. 07/11(水) 仕事に「Fixit」を取り入れる
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4162.html
Googleでは、「Fixit」と呼ばれるイベントが定期的に行われているそうです。
4. 07/12(木) 進めないのではなくて…
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/299/4165.html
最近折に触れて感じるようになったことについて。
●シゴトハック研究所(ITMedia Biz.ID)
1.07/06(金) 実践!シゴトハック:自分で立てた予定を守る(4)【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/29/news043.html
予定どおりに仕事が進められなかったとしても、「残業すれば何とかなる」あるいは「休日出勤でカバーできる」と思っていませんか?
2.07/12(木) チームメンバー間でシゴトハックを交換しあうコツは?【問題編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/12/news047.html
文書にしたり言葉にして伝えるのが難しい微妙なノウハウ。これらを共有するには、例えば外回りであれば同行するのが一番です。ではデスクワークなどでノウハウを共有するにはどうすればいいでしょう。
●シゴタノ!
1. 07/06(金) 仕事や生活はもちろん人間関係改善にも役に立つ1冊
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=518
脳科学の知見を日々の生活や仕事に取り入れるための方法や考え方がわかりやすく解説されています。
2. 07/09(月) 第4回スピードハックス勉強会のご案内
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=519
チームでの「相互コーチ」を中心に掘り下げました。
3. 07/10(火) 計画にまつわる後悔と不安と現実逃避を防ぐ
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=520
「今の自分」と「未来の自分」とが協調する際の4つのパターン
4. 07/11(水) 時間をスライスするツール
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=521
自分のコントロールの及ばないところで、物理的に作用するような仕組みが必要です。
5. 07/12(木) アフィリエイトの心理学
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=522
アフィリエイトの収入をもってしては、心理的葛藤は解消されません。
●編集後記
身の回りで、Billy's Bootcampを始める動きが止まりません。
共通点は、辛くなってもビリーの動きにつられてついつい続けてしまい、あとで筋肉痛に苦しむ、というパターン。でも話を聞く限りはまんざらでもなさそうです。せっかくですから、長く習慣として継続させたいですね。
では、よい週末を!
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.13 07:43
進めないのではなくて…
2007.07.12
最近折に触れて感じるようになったことについて。
最近、お酒の席をご一緒した方が次のような趣旨のことを話されていました。
●ユニークなことを考えている人はたくさんいる
●でも、それを実際にやってみようとする人はほとんどいない
●やってみない代わりに、先駆者の話を聞いたり本を読む
●この段階で9割以上の人が「そうだな」と膝をたたく
ここまでおうかがいして、「それで? その後はどうなるんですか?」と尋ねました。
「それでいいじゃないですか。そうだな、と合点がいけば」
「えぇぇ、だって、それじゃ意味ないじゃないですか」
「意味はないですよ。でも、それでいいんです」
「よくわかりません…」
「考えることと実際に行動に移すこととは別なんです」
「えぇ、そこまではわかります」
「だから、本来なら行動に移してナンボなことであっても、本人にとっては考えるだけで満足なんです」
「うーん、やっぱりよくわかりません」
「わからないでしょう? でも、彼らもわからないんです、その先に進む方法が。しかもわからないことそのものからわからない」
「調べようがない…、だから進まないんですね」
「そう、進まないんです、進めないのではなくてね」
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.12 12:21
仕事に「Fixit」を取り入れる
2007.07.11
Google Japan Blogの「巨大地図ができるまで」というエントリー、記事の内容もさることながら、以下の部分に目が留まりました。
Google では、Fixit と呼ばれるイベントが定期的に行われています。 これは、普段の仕事でなかなか手が回らない作業などを、一日時間をとって、エイヤッとやってしまおうというイベントです。例えば、Testing Fixit ( 新機能よりも、既存のコードのテストを書く日にしよう! ) や、Docs Fixit ( ドキュメントを整備しよう! ) などが、過去に行われてきました。この「Fixit」という取り組みは興味深いですね。トリンプの「がんばるタイム」のようなものでしょうか。
一人で抱えている限りは、先送りをしても誰にも気づかれないため、締め切り間際に追い詰められるまで放置することになってしまいがちです。こうした徐々に迫ってくる締め切りに対するストレスを一気に粉砕しようというのが「Fixit」の狙いの1つと考えられます。
仕事に限らず、人間が行うことは緩急が大切だと思っています。
例えば、ラテンダンスにおいては、スピーディーに動いているように見せるために、直前に一瞬身体の動きを止めます。厳密には、動きたいのだがこれを抑えている状態です。そして、ビートに合わせてこれを解放し、一気に所定のアクションを繰り出すことで、静と動のコントラストを表現するわけです。
ラテンダンスだけでなく、およそ速い動きをともなうパフォーマンス(演技)にはこのコントラストがうまく使われています。
仕事でも、一定期間ごとに「Fixit」を挟むことによって、コントラストが生まれ、全体としてのパフォーマンス(成果)の向上が期待できるわけです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.11 17:01
「肥やし」に投資する
2007.07.10
『「伝説の社員」になれ!』に次のようなくだりがあります。
ある有名雑誌の編集長は、ファッションに関してすごい「投資」をしています。クレジットカードの限度額まで使って、プラダやルイ・ヴィトンのバッグ、ナイキのスニーカーなどをトレンドになる前に購入している。スニーカーにいたっては30足くらい持っている。自分で使うというより、「どんなものか知るため」に買っているのです。
「自分で楽しむこと」を捨てることで初めて見えてくることがあります。そもそも、楽しむために作られたものの裏には、作る過程で捨てられた作り手にとっての楽しさの「抜け殻」が無数に横たわっていると思うのです。
そして、その「抜け殻」が肥やしとなって現実の楽しさが育まれるのでしょう。
肥やしは金銭的にも信念的にも高くつきます。それゆえ、ここに勇気を持って「投資」ができるかどうかが問われると言えます。
日々、どんなことに「投資」していますか?
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.10 23:58
今週のスライス
2007.07.06
今日は金曜日、ということで、
今週書いたブログエントリーを振り返ってみます。
★今週の人気記事ベスト3
1. 06/29(金) 実践!シゴトハック:自分で立てた予定を守る(4)【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/29/news043.html
2. 07/02(月) 本来やりたいことの前提を目標に据える
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=514
3. 07/04(水) 仕事術の実態は「再現性」の追求
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=516
●SOHO考流記(あすなろBLOG)
1. 06/29(金) 今週のスライス
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/399/4066.html
先週のスライス。
2. 07/02(月) 会話ロボット
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/102/4085.html
これは、腹話術の可笑しさに通じるものがありそうです。
3. 07/03(火) 「これはひどい」
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/399/4099.html
すごい、すさまじい、ひどい。
4. 07/04(水) 人の本音を引き出すために
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4112.html
なかなか得られないようなオプションをちらつかせる。
5. 07/05(木) 相手から「あるある」を引き出す
http://blog.pasonatech.co.jp/ohashi/105/4114.html
相手を徹底的に観察し、一挙手一投足に注意を払う。
●シゴトハック研究所(ITMedia Biz.ID)
1.06/29(金) 実践!シゴトハック:自分で立てた予定を守る(4)【解決編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0706/29/news043.html
予定どおりに仕事が進められなかったとしても、「残業すれば何とかなる」あるいは「休日出勤でカバーできる」と思っていませんか?
2.07/05(木) チームで力を合わせるためのポイントは?【問題編】
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/05/news046.html
ペア・スケジュールとペア・ミーティングを始めた感想として「自分の仕事についてそのプロセスも含めて人に見せることになるので、言い訳を考える必要がないんです」と話すカホコさん。カホコさんはどう変わったでしょう?
●5分で読むビジネス書(ITMedia Biz.ID)
1.07/03(火) 自分流の成功法則を見いだす──『成功するのに目標はいらない!」
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0707/02/news073.html
●シゴタノ!
1. 06/29(金) 「習慣」について、漠然と考えていること
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=513
自分の肉体に何らかのレセプターを作る。
2. 07/02(月) 本来やりたいことの前提を目標に据える
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=514
地に足の着いた行動に注力するために。
3. 07/03(火) 自分の変化を感知しやすくするために
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=515
些末なことが行動を抑制しうるわけです。
4. 07/04(水) 仕事術の実態は「再現性」の追求
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=516
再現性の欠落は、行動の抑制になりうる。
5. 07/05(木) 負の強化
http://cyblog.jp/modules/weblog/details.php?blog_id=517
「取り除く罰」は「考えさせる時間を多く与えることになる」
●編集後記
「負の強化」を使って、10日前にタバコをやめました。
では、よい週末を!
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.06 08:30
相手から「あるある」を引き出す
2007.07.05
人と話をしている時に、「それ、あるある!」という同意が得られることがあります。同意というより共感です。このようなシンパシーが得られた時というのは、お互いの心が開かれた状態ですから、それ以降に交わされる会話は自然と弾むでしょう。
話が弾めば、お互いにとって望ましいところに落ち着くものです。
そういう意味では、営業であれ、プレゼンであれ、面接であれ、およそ初対面に近い人間同士が対峙する局面においては、相手の「それ、あるある!」をいかに素早く巧みに引き出せるかが重要なファクターになると言えます。
では、そうするためにはどうすればよいでしょうか?
『頭のいい人が儲からない理由』という本に、次のようなくだりがあります。
よく、相手の立場で考えろというだろう。これは私流にいうと、相手の像をつくって自分の頭の中に住まわせろということになる。自分流に相手のシミュレーターを作るのだ。像さえできてしまえばあとは、なにが欲しいかやどうしてほしいかは、その像に聞けばいい。そして、像の精度が高ければ高いほど、相手のツボを外さなくなるから、営業やプレゼンテーションの成功率も上がっていくというわけだ。
像をつくるにはどうすればよいかについては、「材料を集めること」としています。一言でまとめるなら、
●相手を徹底的に観察し、一挙手一投足に注意を払う
言われてみれば当たり前のように聞こえなくもないですが、自分の言いたいことを言うことに躍起になって、相手をじっくりと観察するところにまでは注意が行かないということは少なくないでしょう。
例えば、その日に会った人がどのような服装をしていたか、靴は何色で、カバンはどんな形で、ネクタイの柄はどんな感じだったか、などなど、後から思い出そうとしても判然としないなら、さほど相手に注意を払っていないという何よりもの証拠です。
相手から「それ、あるある!」を引き出すには、小手先のテクニックではなく日々の地道な観察が必要と言えそうです。
<関連>
・「方法」は陳腐化するが「方向」は無限にある
・常識というウィルスを駆除する
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- レーベル: 講談社
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- おすすめ度

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.05 09:00
人の本音を引き出すために
2007.07.04
現状についてそこそこ満足している人から本音を引き出すための質問。
「これがあったらよかったなあ」というのはありますか?
人は、複数の変動要因がある時、最も動かしやすい要因を動かそうとするものです。その動機となるのが、自分にとって最も心地よい状態を作ること。
例えば、おしゃれなレストランを見つけて入ってみたものの、味は期待したほどではなかった場合、
「でも、内装は素敵だし、雰囲気も悪くない」
などと、自分の行動を正当化するための理由を無理矢理にでも求めるでしょう。
この傾向を応用して、相手に対して、直前の判断は正しくなかったのではないか?、という揺さぶりをかけます。そうすることで相手は無理矢理にでも「今」を肯定しようと動くため、その過程でボロが出やすくなります。
「ハンバーグの方が良かったんじゃないですか?」
「いやいや、僕は焼き魚が好きなんですよ。ヘルシーですしね」
「でも、骨が多くて面倒じゃないですか」
「これが魚を食べる醍醐味ですよ」
「(ホントかなぁ)」
これは極端な例ですが、同じような問いかけは自分自身に対しても有効でしょう。
「今の仕事よりも、○○に関わる仕事の方が向いているんじゃないか?」
この自問に対して、現状のままで居続けた方がメリットが大きい、という反論が自分の中から噴き出す時、それらを紙に書き出して、ポジティブな理由とネガティブな理由とに分けてみます。
例えば、「毎朝仕事に出かけるのが楽しいから」はポジティブ、「新しい仕事はリスクが大きい」はネガティブです。これ以上書き出せない、となった時、ポジティブな理由の方が多ければ、現状維持がよいでしょう。ネガティブな理由の方が多い場合は無理矢理に「今」を肯定しようとしている可能性があります。
つまり、なかなか得られないようなオプションをちらつかせることによって、「いやいや、現状で満足していますよ」という“やせ我慢”を引き出すことができるわけです。
この時、「なかなか得られないようなオプション」が相手の本音に近ければ近いほど、“やせ我慢”は現実離れしたものになるでしょう。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.04 19:34
「これはひどい」
2007.07.03
「これはひどい」というタグがついた記事だけを集めたサイト、その名も「これはひどい」。
現時点でランキングトップなのは、「これはひどい」自身。
「ひどい」という言葉は、ネガティブだけでなくポジティブな意味で使われることもありますが、積極的にポジティブに使われることはあまり多くないでしょう。
似たような言葉に「すごい」があります。「これはひどい」に対置されるタグに「これはすごい」がありますから、こちらはポジティブな意味で使われることが多いと言えます。少なくとも、多くの人がそのように認識しているということです。
また、「すごい」よりもさらにすごい場合には「すさまじい」という言葉が使われることがあります。タグでは見かけませんが、この2つの違いは、「ベギラマ」と「ベギラゴン」(ドラクエの呪文)に近いかもしれません。
この2つの言葉を辞書で引いてみると、いずれも同じ「凄」という漢字で書くことがわかります。
●すごい(凄い)
・ぞっとするほど恐ろしく思う。
・たいそう気味が悪い。
・常識では考えられないほどの能力・力をもっている。
・並はずれている。
・恐ろしいほどすぐれている。
・ぞっとするほどすばらしい。
・程度がはなはだしい。
・ひどくものさびしい。
・ぞっとするほど荒涼としている。
・ぞっと身にしみて寒気を感じるようだ。
・鬼気迫るようなおそろしさだ。
●すさまじい(凄まじい)
・恐怖を感ずるほどすごい。
・逃げ出したくなるほど恐ろしい。
・勢いや程度が異常に激しい。
・あきれるほどひどい。
・非常識きわまりない。
・物足りずさびしい。
・荒涼としている。
・情趣がない。
・さむざむしい。
・ひえびえする。
「すごい」は「恐ろしい」で済みますが、「すさまじい」になると「逃げ出したくなる」という行動を引き起こす点で、その違いを感じることができます。また、「情緒がない」という別系列の意味もあることからは、この言葉に“M&A”の痕跡を感じさせます。
ちなみに、「凄」という漢字そのものの意味は、「日本人なら漢字を知ろう!1日5分この漢字の意味は?」というメルマガによると、以下の通り。
(1) すさまじい。 すごい。 ぞっとするような。 (2) さむい。 すずしい。
一言でいえば「ブリザード」というところでしょうか。食らったらひとたまりもありませんし、そのうえ寒い。
ちなみに英語でも、「ひどい」「すごい」に当たる言葉があります。
●すごい:awesome
●ひどい:awful
似た単語であるために、覚えにくいのですが、ここは語呂合わせで次のように覚えるとよいかもしれません。
●awesome:オーサム → 王様も大絶賛のすばらしさ
●awful :オーフル → 王、震えるくらいのひどさ
いろいろ書きましたが、言葉は時代とともに変化していくため、「これはひどい」というタグの評価が前向きなものに変わるかもしれません。逆に「これはすごい」の方がネガティブに転落することもないとは言えないでしょう。商品名やサイト名に形容詞をつける場合は注意した方がいいかもしれません──時代を超えて愛される商品を目指す場合は。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.03 21:27
会話ロボット
2007.07.02
TimeLogには、「酢鶏」という会話ロボットが参加しており、10分おきに人間の参加メンバーに対して、ツッコミを入れてきます。
たいていは、そこで使われている言葉に反応したものが多いのですが、時にはあまり関連のない言葉を発することもあります。お笑いなどで、意図的に全く関係のない話題を振って笑いを取るということがありますが(※)、これと同じ効果が得られる場合があるのです。
※例えば、大木こだま・ひびきのネタで、こだまさんがよくやります。これに対して、ひびきさんは「お前、バラバラやなっ!」とあきれツッコミを入れます。
閑話休題。
まず、使われている言葉に反応するパターン。
・人間:aikoが歌いながらステージの上を走り回っている
・酢鶏:自走式
・人間:受信料は払わなくてもいいのでしょうか(別の人間との会話)
・酢鶏:「テレビがない」って言えば払わなくていいんですよ
・人間:やっと、バグ修正とか機能改善とか終了~
・酢鶏:あー、やりたくね
続いて、関連のない言葉を唐突に発するパターン
・酢鶏:幕張と言えば?
・酢鶏:いつもより10分前に来たのに、まだ振り込まれてない
・酢鶏:桃を食べて、ブックレビューかかねば
・酢鶏:ふろわかすのめんどい
・酢鶏:事前にひと言ネタばれokですって言ってもらえればトラブルにはならなかったと考えます
・酢鶏:アメリカとうまくいってないよね
・酢鶏:どんどん体力的につらくなってきた・・・
何人かの参加者は、この種の発言に対してまじめにレスをつけます。そこからさらに擬似的ながらも会話が続けられることを期待することもありますが、おそらく酢鶏との会話を他の参加者にも見せたい、という気持ちもあるのではないか、と思っています。
それだけに、なんでそんなこと知っているんだ? と驚いてしまうような発言があると、つい反応してしまうわけです(NHKの受信料の話など)。これは、腹話術の可笑しさに通じるものがあるでしょう。ただし、腹話術の場合は、人形がしゃべる言葉は脚本で用意されていますが、酢鶏の場合は何をどうしゃべるのかがわからないために、さらに躍動的になるのでしょう。
実は、高校時代にこのような自然言語をランダムに発するプログラムを作っていました。会話まではできないものの、名詞、動詞、形容詞、形容動詞など品詞ごとに言葉を登録しておくことで、自動的にニュースのような文章を次々と作り出すことができました。
流ちょうな酢鶏の発言を読んでいると、当時苦労していた、あたかも人が発しているかのような言葉をいかに編み出すか、という課題が懐かしく思い出されます。
参加者の言葉を学習して、どんどん賢くなっていく(あるいは余計な言葉を覚えていく)酢鶏の姿は、TimeLogを常習化する上で一役買ってそうです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.07.02 18:18





