やる気を削がないダメ出しのコツ
2007.12.03
誰かの仕事の実績や作品を見た際に「よくないなー」と思ったら、つまりダメ出しをしたくなったら、
「ここがよくない」
というかわりに
「ここがもったいない」
と伝えてみる。
「よくない」や「イマイチ」では相手を評価されるモードに追い込んでしまうことになるため、「いい」といってもらえるまで試行錯誤を強いられることになります。
もちろん、そのような「もがき」が必要なケースもありますが、特に追い詰める必然性がないなら、
「ここがもったいない」
と指摘することによって、
(あなただったらもっとここはこういう風にできるだろうに)
という気持ちを込めることができます。
つまり、暗に相手にポテンシャルがあることを支持することになるわけです。
「もったいない」
といわれれば、たいていの人は「よっしゃ!」と奮起するのではないでしょうか。逆に「よくない」といわれて奮起できる人はまれでしょう。
いうまでもなく、相手の「もったいないポイント」を見つけるためには、日頃からの観察が不可欠です。それだけに、“スイートスポット”を衝くことができれば、相手は気持ちよく動きだせるはずです。
『5%の人を動かせば仕事はうまくいく―嫌われてもいいから信頼されなさい』という本の以下の一節を思い出します。
貸し借りの限界を超えて人に動いてもらうには、同じ目的に向かって共同作業を行うという状況に持ち込むしかありません。結果として、目的を果たすために自分のほうがより多くのものを提供することがあるかもしれませんが、それと同時に、相手により多くのものを提供してもらえる可能性も広がっていきます。
さらに、お互いに「もったいない」という言葉を使う関係を実現できれば、お互いにより多くのものを提供しあえることになるかもしれません。
まずは、ダメ出しをしたくなったら「もったいないポイント」を探してみるといいでしょう。
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投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.12.03 10:46





