「ついつい」からエネルギーをもらう
2008.09.09
前回、「ついついやってしまうこと」に注目することについて書きましたが、僕自身がついついやってしまうことについて触れておきます。それは、要不要にかかわらず、詳細な行動記録を残そうとすることです。
大学3年生(1994年)の6月に初めてパソコンを手にして以来、コンピュータで日々の自分の行動を記録するための簡単なシステムを作り、せっせと記録をしていました。何時から何時まで何をしたか、という出来事だけをたんたんと綴る「日誌」が中心で、心情を吐露するような「日記」の要素は少なめ。
だからこそ、長く続けられているのだと考えています。
同じ頃に、家計簿ソフトを導入し、日々の収支記録もつけ始めました。まだパソコンを買ったばかりで、パソコンに触れているのが楽しかったこともあり、14年経った今でも当時と同じ「家計簿ひかる」というソフト(シェアウェアですが、バージョンはかなり上がっています)を使って、家計管理を継続しています。
このように「ついつい」記録に残そうとしてしまうわけですが、ここまでは、どちらかといえば「望ましい」ほうの部類に入るでしょう。でも、ここから先はそこを通り越して「おぞましい」段階に足を踏み入れることになります。
まず、厳格な現金差のチェックです。
日々、家計簿ソフトにその日の収支を入力し終えると、家計簿ソフトに表示されている残高と小銭入れの残高とを照合し、一致していることを確かめるのです。お札の枚数まではカウントしませんが、日々下3ケタが一致していれば現金差が生じることはほとんどありません。
まれに、千円単位・万円単位の収支があったときに見逃す余地があるくらいですが、お札の枚数については週に1度チェックしているので、ここでカバーできます。一週間程度のスパンであれば、「あれ、3000円足りない」という差額から「水曜の飲み会だ」などと即座に記憶から引き当てることが可能です。それ以上になるとあやふやになってしまいます。個人差はあると思いますが、僕の場合は一週間が長すぎず短すぎずちょうどいいようです。
次に、決済口座の使い分け。
使っているお金をその用途や目的に従っていくつかのグループに分けているのですが、その際に次のようにグループごとに決済口座を割り当てて、管理しているのです。
1.月次固定支出(光熱費、電話代、保険料など口座引落払い)
2.月次変動支出(まとめ買い、大物買いなど主にカード払い)
3.月次流動支出(普段の財布代わりにする口座)
1.の月間固定支出は文字通り、毎月固定的にかかる費用のための口座で、主に口座引落で支払います。ガス代や電気代などは季節変動がありますが、年間を通してならせば、月々の金額を割り出すことができます。少なくともこの金額を下回らなければいいわけです。
2.の月間変動支出は、月下固定支出以外のあらゆる支出ですが、特にクレジットカードで支払う比較的高額なものがメインです。こちらはカード会社からの請求額を見て、必要な金額だけを口座に入れるようにします。
3.の月間変動支出は、固定でも変動でもない日々の入り用に対応するものです。コンビニでお茶やパンを買う、駅の売店でガムを買う、ラーメン屋に入ってチャーハンを頼むなどなど、主にキャッシュですが、最近はEdyが使える店が増えたため、使える場合は積極的にEdyを使います(理由は後述)。
この月間変動支出についてはイーバンク銀行を割り当てているのですが、その理由は同行が発行するデビットカード(兼キャッシュカード)のポイントが1.0%とかなり高めだからです(年会費3000円のゴールドカードの場合)。クレジットカードのポイントというのは軒並み0.2%前後であることを考えると、かなり高いといえます。例えば、VIEWカードは新幹線のチケットを買ったり、Suicaのチャージをすると、通常0.2%のところ3倍の0.6%のポイントが付与されます。それでも、0.6%です(※)。
そうなると、無理のない範囲でこのカードで買い物をしよう、という気になります(乗せられています)。その時に必要になるのが、自分でコントロールできる余地です。それがあれば今月はまだ残高に余裕があるのでデビット決済にしよう、とか、ちょっとピンチなのでクレジットカードでしのごう、といった機動的な使い方ができるようになるのです。
例えば、Edyのチャージはこのデビットカードで行うわけですが、チャージ額は自分で自由に決められますから、残高に合わせて調節できます。
仮に、光熱費や電話代など、固定費をデビット決済にしたとすると、いざというときに簡単には動かせません。自由が利かなくなってしまうわけです。
※ただし、VIEWのポイントは1ポイント当たり2.5円換算(400ポイント=1,000円相当)のため、実際には通常0.5%、3倍で1.5%ということになります。Suicaのチャージや電車賃に限ってはVIEWカードを使うほうがおトクですね。
今回書いたことは、マニアックとか凝り性といった一言で片付けられることばかりです。でも、見方を変えれば、非常に高いエネルギーがさしたる動因もない中で注ぎ込まれているということですから、このエネルギーを活用しない手はないでしょう。
意識的に努力をしなくても、「それをするのが楽しいから」とか「そうすることが気持ちいいから」といった後押しを得て行動を継続できるのであれば、追い風を受けて航行するヨットのようなものですから、効率的ですし合理的といえます。
問題は、こうしてさほど労せずして得られたエネルギーをいかに有意義な活動に振り向けられるか、ということでしょう。エネルギーの“変電装置”のようなものが必要になってくるわけです。このあたりについてはまた改めて。
あなたにとっての「ついつい」はどんなことですか?
▼次にすること:
・労せずしてエネルギーが得られる活動の共通点を探る
すっかり家計簿の話になってしまいましたが、日記というテーマでは以下の本が僕にとってはバイブル的存在です。
日記を習慣にしたいと思っている人が最初に読むべき一冊。読んでいるだけで日記を書きたくてうずうずしてくるはず。著者はパソコンを使って日記を書いており、デジタル日記ならではのノウハウが満載です。
・“日記家”のための座右の書
・思考や行動の“跡”をつけておく効用
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2008.09.09 10:32







