「自らの強みを知るための便利な法」
2010.02.04
『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。
28.自らの強みを知るための便利な法
具体的には、何の変哲もない手法である。何か少しでも大きなことを始めるときは、その期するところを箇条書きにメモしておく。そして9ヶ月後、期待したものと実際の結果を比べる。2,3年で自らの強みがわかる。継続すれば強みの変化までわかる。
原文に書かれていることはこれだけなので、かなりの部分を想像で埋めなければならない。
思い切り意訳すると次のようになるだろうか。
- 新しい第一歩を踏み出すに際して「こうなっていたらいいな」をリストアップする
- 9ヶ月間、歩を進め続ける(その間、リストは見ない)
- 9ヶ月後、リストを見る
- 書かれたことが実現していれば、その方向性は自らの強みに沿っている、といえる
野球場で一人、自らノックした球を落下点を予測してダイビングキャッチするようなものかもしれない。
「こうなっていたらいいな」と考えているのも、実際に球を打つのも自分自身なのだから、頭と体が一致していれば、正しい落下点を割り出すことも、そこに駆けつけることもできるはず。
求めていることは「こうなっていたらいいな」の実現自体よりも、そこに向かって全力疾走している自分を実感できることではないか。球を必死に追いかけているプロセスに強みの発揮がある。
もし、できないとしたら次のいずれかのケースを疑ってみる。
- 「こうなっていたらいいな」に追いつけない(=場外)
- 「こうなっていたらいいな」に真意がない(=ファウル)
- 「こうなっていたらいいな」がすでに実現している(=キャッチャーフライ)
いずれも、その場から一歩も動けないという点では共通している。
参考文献
ドラッカーの本、たくさんある中で、どれから読んだらいいか迷っている人にピッタリの一冊。個人レベルから国家レベルまでをムリなくムラなくムダもなく収録。一通り読み、詳しく掘り下げたいと思えたテーマが見つかれば、そこで初めて該当する一冊に降りていけばいい。
独立する前にこの本があったら良かったのに、と読みながら何度も思った。
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投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.02.04 13:44







