本を読んで文を書く効用
2010.03.31
以下、今月とりあげた本と関連エントリーです。
・自分にできることに全精力を傾ける
・その努力は楽しいかね?
・「能力がない」という理由で諦めていないか?
・「誰か」になろうとしていないか?
・やらない理由は失敗するかもしれないから?
・不便だった時のことを覚えているか?
・思考力は鍛えられない
・あなたは誰にとってぐっとくる人なのか?
・「仕事は何をなさってますか?」
・真似るべきは行動手順より思考プロセス
ということで、マグロ本(『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』)がダントツでした。
この本についてこれだけのことが書けたのは、自分にとって学びが大きかったということもさることながら、この学びを文章に落とし込むことがほかの本に比べて容易だった、ということがあります。
これは相性のようなものといえますが、存外大切な要素です。良い本だから、という人からの薦めで読み始めた本が必ずしも自分にとっても良い本であるとは限りません。
「良い本だといわれているのに、自分はその良さがわからない・・・。自分はダメなんじゃないか」などと思うくらいなら、自分に合う本を見つけるほうが精神衛生上のぞましいでしょう。
本は読むだけではその価値のほんの一部しか味わえません。読んだことをもとにして日々の行動や習慣を変えていくことで初めて相応の価値が生じます。
とはいえ、なかなか行動や習慣を変えるのは簡単ではありません。そこで、こうしてブログに書き綴るのです。読むだけでは気づかなかったことに気づけたり、書くことを通してそれまでに考えたことがなかったようなことを考えるきっかけが得られたりします。
そういう意味では、書くことに意義があるのであって、書かれた結果というのはそれほど重要ではない、ともいえます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.31 23:59
今の自分を支える技術
2010.03.30
『仕事術』より。
基本技
金融業には「札勘」という作業があった。お札を何十枚か片手に持って、ぱっと扇形に開いて端からさらさらっと親指で押さえて数えていく。それは、美しい技であった。お金を扱う人は、その札勘をしながら、お札の重み、お金を扱うことの大切さ、お金の価値といったものを学んでいた。札勘は、金融マンの基本技だった。
どんな業界・業種・職種にもこうした基本技はある。最初は基本技を覚えることから始まったはずだが、いつしか応用技ばかりの毎日になって、こうした基本技のことは忘れてしまう。もちろん、応用技のベースには基本技が息づいているので、厳密には忘れてはいないのだが、改めてそれだけを思いだそうとすると難しい。
これは自転車に似ている。一度乗れるようになってしまえば、乗れなかった時の感覚がわからなくなる。
感覚が摩耗したとしても、基本技を身につけようとしたときに払っていた注意や努力は再現できる。そこには「乗れるようになりたい」という確かな欲求があり、「乗れなければ同級生たちから置いてけぼりになる」という必要性がある。
欲求か必要性か、あるいは両方か。新しいことを始めるときに欠かせないものである。これを意図的に作り出せれば、おのずと行動がついてくる。
意図的に作り出すときに必要になるのが基本技である。
今やっている仕事における基本技とは何だろうか? それを意識的に、あるいは無意識的にでも身につけようと必死になっていた時の気持ちはどんなだっただろうか?
この気持ちを思い出せれば、その延長線上にある「今」は好い影響を受けざるを得ない。
参考文献
10年たっても色あせない骨太の仕事論。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.30 23:59
真似るべきは行動手順より思考プロセス
2010.03.29
『ビジネス脳を磨く』より。
その一足が道となる
「どうしてこれを仕入れたの?」
「だってヴィレッジ・ヴァンガードですから」
このように答えることができるとしたら、それが「ヴィレッジ・ヴァンガードの道」なのである。
そして、とても大事なことなのだが、この軸がなければあなたが表現した感性情報(「ヴィレッジ・ヴァンガードという売り場」)を、その先に更新させることができない。
更新させることができないというのは、ヴィレッジ・ヴァンガードでいえば、次にどの本を仕入れたらいいかがわからないということである。
見た目だけを真似しても、その人に近づくことができないのは、見た目には現れない要素の“コピー”に失敗しているからである。
Windowsのアプリケーションは、インストールという手続きを経由しないとOSに正しく認知されない。正しく認知されていないと、アプリケーションの起動や実行に支障が生じる。
Windowsにおいて、あるアプリケーションがインストールされた状態というのは見た目には、「Program Files」というフォルダにそのアプリケーションのフォルダが存在していることである。だからといって、別のPCの「Program Files」フォルダにあるアプリケーション・フォルダをそのまま今使っているPCの「Program Files」フォルダにドラッグ&ドロップしてコピーしても、そのアプリケーションは正しく動かない可能性が高い。
このことは、著名人が実践している方法を忠実に真似ている状態とそう変わらない。見よう見まねだから、見た目にはそっくりに見えるかもしれないが、そこに至る思考プロセスが著名人と決定的に異なるために、「次」に進めない。
このことが先の引用部分の後に書かれている。
もし、どこかの会社が(…中略…)ヴィレッジ・ヴァンガードを見て、間違ったふるまいまでそっくりそのまま真似をしたとしよう。同じ商品を仕入れて、同じ什器を使って、同じ陳列の仕方をして、同じような風貌の社員を雇い、同じBGMを流した。
この店は成功するだろうか。
失敗する。なぜなら、感性情報の更新ができないからである。
ここで言う感性情報とは、思考から感情に至るまでのプロセス全体であり、行動のよりどころといえる。
参考文献
知らず知らずのうちに身にまとっている横並び思考から抜け出すために。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.29 23:59
「私自身の態度以外に間違っているものなどありえない」
2010.03.28
最近聴き始めてからというもの、聴くたびに新しい発見があるオーディオブックが以下。
同名の以下の本のオーディオブック版。
今から約100年前の1911年に書かれた本ながら、100年前とは思えない著者の炯眼には瞠目と刮目を禁じ得ない。いわゆる自己啓発にあたる内容だが、地に足の着いた論の展開は不思議な説得力で読者を引き込む。
文体は詩的。重要なフレーズが繰り返されることで耳に残り、学習効果を高めてくれる。このあたりはオーディオブックならではといえる。
例えば、
世界はすべてうまくいっている。私自身の態度以外に間違っているものなどありえない。
という、なかなか厳しいフレーズが言葉を換えて繰り返し登場するのだが、これを言われるたびに「人のせいにしている自分」とか「誰かがやってくれるのを待っている自分」といった“至らぬ自分”を見透かされ、喝を入れられるようでシビれる。
でも、このシビれがあるおかげで、普段接する人々に対する自分の人当たりが幾分マイルドになっていることを自覚する。
ちなみに、このとき決まって『ダンス・ダンス・ダンス(下)』(村上春樹)の以下のくだりを思い出してしまう。
「これはむずかしいぜ、ワトソン君」と僕はテーブルの上の灰皿に向かって言った。もちろん灰皿は何も答えなかった。灰皿は頭がいいから、こういうことには一切関わり合いにならないようにしているのだ。灰皿もコーヒー・カップもシュガーポットも伝票も、みんな頭がいい。誰も返事をしない。聞こえないふりをしている。馬鹿なのは僕一人だけだ。いつも変なことと関わり合っている。そしていつもくたびれている。気持ちの良い春の宵に、デートする相手もいない(p.184)。
ともあれ、『「思い」と「実現」の法則』は『「原因」と「結果」の法則』と並ぶ名著と言われるが、『「思い」と「実現」』の方が通俗的でわかりやすい。『「原因」と「結果」』があまりしっくり来なかったという人には、ぜひ多読(多聴)をおすすめしたい。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.28 23:59
「仕事は何をなさってますか?」
2010.03.27
『ビジネス脳を磨く』より。
相手が聞きたいことに答えているか?
「電話で注文を取る酒屋さんも、自分のことを『酒屋です』というでしょう。『電話ビジネスをやってます』なんていう人はいませんでしょう? ところが、ウェブビジネスをやっている人は違う。『私、ウェブビジネスをやってます』というんですよ」
手段で語れるのはその仕事がイノベイティブであるうちだけ。コモディティ化したら本質アピールに切り替えていく必要がある。
最初から本質アピールしておくとなおいい。
本質アピールとは、「誰のために何を提供するのか(何の役に立つのか・どんな問題を解決するのか)」の問いに端的に答えること。
「デザインやってます」とか「コンサルやってます」というのは手段しか語っていないので、別の人でも変わらない(=代わりが利く)ことになってしまう。
前例のある職種や肩書きや仕事内容を語るのは、安パイに見えて、結果的に無用な競争に巻き込まれて自らの首を絞めることになりかねない。
「世の中の○○をもっと△△したい」というビジョンがあって初めて具体的なゴールが設定でき、そのプロセスであるタスクが明確になる。
参考文献
知らず知らずのうちに身にまとっている横並び思考から抜け出すために。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.27 23:59
あなたは誰にとってぐっとくる人なのか?
2010.03.26
『ビジネス脳を磨く』より。
価格はいかにぐっとくるかで決まる
自分にとって「意味あるもの」として受け取れたもの、それが情報である。そして、その情報が自分にとってぐっとくるかこないか、それが情報の価値を左右する。ぐっときたものこそが価値ある情報なのだ。
そうであるならば、こちらがすべきことは「ぐっとくる」人を見つけるか、「ぐっとくる」部分を見つけ出すかのいずれか、あるいは両方ということになる。
あなたの素の状態を「ぐっとくる」と言ってくれる人がいるなら、その人には高く買ってもらえる。
ある人にとってあなたの特定の部分が「ぐっとくる」のなら、その人にはその部分だけは高く買ってもらえる。
大切なことは、「ぐっとくる」のは相手次第であること。ある人には全くぐっとこなくても、別の人にはてきめんにぐっとくることがあるのを受け入れること。
どんなにあなたが「どうだ、ぐっとくるだろう?」という自負を持っていたとしても、相手が現れない限り答えは出ない。
相手のいない決闘はむなしい。
参考文献
知らず知らずのうちに身にまとっている横並び思考から抜け出すために。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.26 22:53
思考力は鍛えられない
2010.03.23
『ビジネス脳を磨く』より。
結果にとらわれない思考
「売れている」という事実を創り出したその人の思考、それこそが重要なものである。そして、その売れている商品や、もしかしてそこに気の利いたPOPがついていたとしたら、そのPOPなど、その人が考えた「結果」に目を向けるのではなく、どう考えたのかの「プロセス」に目を向け、大いに参考にさせていただく。そして、自分の仕事に活かすのである。
・結果:目に見える、真似のしやすいもの
・思考:目に見えない、真似のしにくいもの
結果は「作られたもの」であり、思考は「作り方」である。前者は退化する一方だが、後者は進化しうる。
「結果を出す」ことは重要だが、「結果を出す思考」を身につけることがさらに重要といえる。
では、思考を進化させるにはどうすればいいか。
それは、結果からさかのぼるほかない。何をしたらどんな結果が得られたのか。行為と結果との間にあるブラックボックスの中身を可能な限り解き明かす必要がある。
結局、どんな結果であれ結果を出すことを繰り返すことでしか、思考を鍛えることはできない。
例えば、思考力を引き上げるためには、文章を書いたり人と話をしたりすることを通して間接的に働きかける必要がある。思考力そのものを引き上げる方法はない。
目に見えることでしか目に見えない部分を鍛えられない。
参考文献
知らず知らずのうちに身にまとっている横並び思考から抜け出すために。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.23 23:59
「これまで」に縛られて「これから」を見落としていないか?
2010.03.21
『ドラッカー 時代を超える言葉―洞察力を鍛える160の英知』より。
優先順位を決めるための4つの原則
安易に成功しそうなものを選ぶようでは大きな成果はあげられない。膨大な注釈の集まりは生み出せるだろうが、自らの名を冠した法則や思想を生み出すことはできない。大きな業績をあげる者は、機会を中心に優先順位を決め、他の要素は決定要因ではなく、制約要因にすぎないと見る
まず、見出しに掲げた「優先順位を決めるための4つの原則」について。本文では次の4つが挙げられている。
1.過去ではなく未来を選ぶ
2.問題ではなく機会に焦点を合わせる
3.横並びでなく独自性を持つ
4.無難なものではなく変革をもたらすものに焦点を合わせる
いずれも具体性に欠けるが、だからこそ自らの置かれた立場と状況に合わせて補完する“歯ごたえ”がある。
4つの原則には共通点がある。
それは、不確実性。
1.過去はすでに起きたこと(確実)だが、未来はこれから。
2.問題はすでに起きたこと(確実)だが、機会はこれから。
3.横並びは前例のあること(確実)だが、独自性はこれから。
4.無難とは前例のあること(確実)だが、変革はこれから。
これと先の引用部分を合わせると、だいたいの方針が見えてくる。
特に以下の一文。
大きな業績をあげる者は、機会を中心に優先順位を決め、他の要素は決定要因ではなく、制約要因にすぎないと見る
つまり、
(問題ではなく)機会に注目し、(機会以外の)他の要素は制約要因と見る。すなわち、機会こそが決定要因である、という立場。
「決定要因」とは「やる理由」であり、「制約要因」とは「やらない理由」であるから、前例にとらわれず(=前例をもって「やらない理由」とせず)、チャンスに即して行動を起こす、ということになる。
良きにつけ悪しきにつけ、通常と異なることが起きたとき、そこに「チャンス」を見いだせるかどうか。すなわち、これまでになかったことに対して「これから」の芽を感じ取れるかどうか。
参考文献
ドラッカーの本、たくさんある中で、どれから読んだらいいか迷っている人にピッタリの一冊。個人レベルから国家レベルまでをムリなくムラなくムダもなく収録。一通り読み、詳しく掘り下げたいと思えたテーマが見つかれば、そこで初めて該当する一冊に降りていけばいい。
独立する前にこの本があったら良かったのに、と読みながら何度も思った。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.21 23:59
真似る力を喚起する真似させる力
2010.03.20
「涼宮ハルヒの憂鬱」のエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」に以前から注目しています。
▼アニメ
▼実写
なぜなら、この楽曲があちこちでコピーされているからです。
▼秋葉原
▼美大生
▼ダンス部員
▼海外
▼さらには原形をとどめないオリジナル・バージョンも。
個人的には最後のバージョンが好きですが・・・いずれにしてもこのように人をして真似させたくなるものの共通点とは何なのかは気になるところです。
Twitterでいえば、思わずRTしたくなるような、そのコンテンツ自体の持つ人を動かす力です。
その意味で1つ言えることは、「ハレ晴レユカイ」のダンスは比較的真似しやすい、ということがあります。「パラパラ」に近いアームの動きが中心のダンスであり、見たままの形で手足を動かせばそれなりに様になります。
真似しやすいことの背景には、ダンスがわかりやすいこともあるでしょう。「自分にもできそうだ」と思えれば、「やってみよう」という気にさせられます。
「真似しやすい」を実現するためには、「わかりやすい」ほうがいいですから、まずは「わかりやすい」を目指すことになるでしょう。
「わかりやすい」とは、複雑でない、すなわちシンプルであること、と言い換えることができます。
以上をまとめると、「シンプルで真似しやすい」という2つがポイントになるでしょう。
学ぶことは真似ること、とはよく言われることですが、学ぶ側に先立って学ばせる側、すなわち教える側のほうから「真似しやすいモデル」を提示することは、教育効果を高め、さらには波及力を強めるうえで有効だと考えられます。
そういう意味で、「真似させる力」(=やってみようと思わせる魅力)にもっと注目してもいいのかもしれません。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.20 23:59
不便だった時のことを覚えているか?
2010.03.17
便利だとサボり、不便だと勤勉
「携帯電話、コンビニ、病院、便利なものが多すぎるんど。たった100年前までは、飛行機もクーラーやらもねぇんど。それでもみんな、立派に生きてこられたじゃねーか。下手に携帯電話ができたおかげで、余計、みんな待ち合わせどおりに来んよーになったじゃねーか。便利になるとの、結局その分だけ人はサボるんど」
便利さがやっかいなのは、求めている時はハッキリ見えるのに、手に入れてからはぼやけてしまうこと。傍から見ればうらやましいと思えることでも、本人からしたら「当たり前」に成り下がってしまう。
まさに以下でつぶやいた通り。
わざわざ不便な時代に戻る必要はないが、不便な時代に人々が抱いていた気持ちに思いをはせることには意味がある。人は不便にさらされると工夫で乗り越えようとするので、ここに注目することでその工夫の源泉に触れることができる。
このことは、「工夫力」とでも呼ぶべき先人の知恵を現代に継承するうえで役に立つ。
なお、冒頭の引用部には続きがある。
『便利になれば幸せになる』、そんなん全部幻ど。むしろ、不便なほうがみんなで助け合ったりして、心のなかに幸せを感じるし、難しいこともできるようになるんど
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.17 23:32
先週のまとめ:ライバルの優れたところを探し出す
2010.03.15
週が明けてしまったので、先週書いたエントリー。
ハイライトとなる一文のみを抜粋すると、
- やってみてから考えても遅くはない。やらずに諦めるのは早すぎる。
- ライバルの優れたところを探し出す。
- 失敗の余地が大きいほど、楽しさが増す。
- 単に続けることだけにとどまらず、続けたうえで質的成長も合わせて実現していく。
改めて、自分の認識(フレーム)が現実(ピクチャー)を切り出しているという真理に気づかされます。現実ばかりをみていても、いっこうに認識は変わりません。
まずは、上記4つのうち、最もマイナーな(あまり耳にしない)、
「ライバルの優れたところを探し出す」ことにフォーカスしていきます。
先週のテーマ本
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.15 07:19
続いている習慣の質を高める
2010.03.13
習慣形成において最も大切なのは初動です。最初に何をどのようにすべきか、すなわち正しいフォームと手順とタイミングを知識として取り込みます。
そのうえで、実践で馴らし、最終的に無意識でもできるくらいに“透明度”を高めます。
まとめると、以下の3つのステップです。
1.正しいフォームと手順とタイミングを知る
2.1を実践を通して身体に馴染ませる
3.2を習慣化する
とりわけ初動にあたる1が大切。ここで間違って覚えてしまうと、あとで“修正”(=覚え直し)に手間と時間がかかるからです。
そういう意味で、最近使い始めた以下のiPhoneアプリは打ってつけの例といえます。
今まで我流で押し通してきた「歯みがき」という習慣を正しい形に修正できたのですから。
5分歯磨き
iPhone片手に洗面台におもむき、このアプリを立ち上げ、歯ブラシに歯磨き粉を少量つけたら、準備完了。
おもむろに「START」をタップ。
すると、アニメーションとともに解説文が表示され、どこをどのようにブラッシングすればいいのかがわかります。時折、ちょっとしたコツや歯みがきウンチクなども登場し、“磨き手”を飽きさせません。

画面上部にはカウントダウンタイマーが表示され、5分間で全工程が終了するようになっています。実際に解説どおりに磨いていくと、当然ですが本当に5分かかります。
普段は何か別の作業をしながら磨いていることが多いため、ブラッシングにモレやムラがあったりしそうですが、こうして磨き方をわかりやすく見せられることで、にわかに歯みがきに手応えを覚えるようになりました。
これは、パーソナル・トレーナーのもとで筋トレをするときの感覚に似ています。例えば、一人でベンチプレスをやっている時であれば、自分で自分のことを客観視できませんから、正しく無理のないフォームになっているかについては常に不安がつきまといます。
それが、パーソナル・トレーナーに習うことで、見本として参考にできたり、自分のやり方について間違っていれば直してもらえたり、といったメリットが得られます。
「5分歯みがき」はまさに歯みがきにおける「パーソナル・トレーナー」の役割を担っているといっても過言ではないでしょう。
習慣は継続の象徴と思われがちですが、単に続けることだけにとどまらず、続けたうえで質的成長も合わせて実現していくことを目指したいものです。
すでに続いている習慣があるのなら、それを質的に高めるにはどうすればいいかを考えてみましょう。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.13 22:45
やらない理由は失敗するかもしれないから?
2010.03.10
できるかな?
「いつも自分ができることをやっていても、仕事なんておもしろくなかろーが。毎回うまくできるかどうか、緊張感があるから、仕事は楽しいんじゃねーか?」
失敗の余地が大きいほど、楽しさが増す。ゲームでもスポーツでも、そして人間関係でも当てはまる。
例えば、こちらのエントリーで紹介されている動画(A)を見たうえで、以下の動画(B)を見てみるといい。
▼動画(B)
いきなり上記の動画(B)を見ても「へぇ~、うまいね」くらいしか思わないかもしれないが、先に動画(A)を見ておくと、かなり印象が変わるはず。
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.10 23:55
「誰か」になろうとしていないか?
2010.03.09
「人は人」の本当の意味
「でもの、プカプカ浮いちょるクラゲは、『癒し系』とやらで、ペットとして人気があるらしーじゃねーか。結局の、短所は見方を変えれば長所で、長所は見方を変えれば短所なんど。齋藤は、悪ぃとこばっか見よるから悩むんど。自分の悪ぃとこばっか見るやつぁ、他人に対しても悪ぃとこばっか見るんど」
たとえ尊敬する人がいたとしても・目指す人がいたとしても、その人になることはできない。その人になるつもりはなくとも、その人の偉業に圧倒されて、彼我の格差に萎縮することはある。
特に、僅差のライバルについては嫉妬心が燃え上がる。
自分の“劣点”ばかりに目がいくために、「あいつにも同じように“劣点”があるはずだ」ということで、その人のダメなところを探し始める。めでたく見つかれば、それで溜飲を下げられるものの、それはあくまでも曇ったメガネ越しの虚像にすぎない。
自分の“優点”を見つけ出し、そこから自信を喚起する。そのためには、逆をやればいい。
すなわち、ライバルの優れたところを探し出すこと。そうした“優点”は例外なく本人の地道な努力の末に築き上げられたものであることに気づくはず。
そんな努力の人が、もし自分のことを認めてくれるとしたら、どこを指摘してもらえるだろうか。
そこが“優点”になる。
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.09 22:08
「能力がない」という理由で諦めていないか?
2010.03.08
能力は後づけ
「何かの分野で成功した人は、もともと能力があるからうまくいったわけではなく、うまくいったってことは、きっとあの人には能力があったんだろうと、後で理由づけをされちょるだけど。だから、『能力』なんちゅーものは、考えても無駄ど」
海に生息する無数の魚たちにはそれぞれに名前がついているが、最初から名前がついていたわけではない。魚が先にいて、後から名前が人為的につけられたに過ぎない。
能力についても同じで、文章を書くことに時間とエネルギーを注ぎ込むから文章を書く能力が身につくのであって、もともと文章を書く能力がその人に備わっていたわけではない。
もちろん、「文才」はある。でも「文才」があっても文に向き合わなければそれが発揮されることはない。どこに「○才」があるのかは調べる方法はないのだから、結局のところ「○才」も後づけに過ぎない。
やってみてから考えても遅くはない。やらずに諦めるのは早すぎる。
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.08 22:35
「Evernoteハンドブック」をiPhoneで読む方法
2010.03.05
以下のような問い合わせをいただいたので、お答えします。
1.「Evernoteハンドブック」のPDFファイルをEvernoteにドラッグ&ドロップします

↑任意のノートブック上にドロップします
2.Evernoteを同期します

3.iPhoneのEvernoteアプリを起動します

4.ノートをタップします

5.一覧から「Evernote HandBook.pdf」をタップします

6.アイコンをタップします

7.開きます

※お気に入り(★をタップ)に指定しておくと、オフライン時でも開けます。


↓ダウンロードはこちらから。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.05 06:30
「Evernoteハンドブック」をEvernoteで読む
2010.03.04
3月2日(火)にリリースした「Evernoteハンドブック」ですが、おかげさまでたくさんの方にダウンロードしていただいています。
Twitter経由で多くのご意見・ご要望をお寄せいただいているのですが、その中で最も多いリクエストがレイアウトを「見開き表示から単一表示」にして欲しい、というもの。
実は、3月中旬に予定している最初のアップデート版で対応します。
これで、iPhoneなどのモバイルデバイスでもストレスなく「Evernoteハンドブック」をお読みいただけるようになるはずです。
以下は、iPhoneのEvernoteで「Evernoteハンドブック」の単一表示バージョン(現在制作中)を開いてみたものです。Evernoteで「Evernoteハンドブック」を読むというのもおかしな話ですが、Evernoteで読むのが最も手軽で、確実な方法です。
▼iPhoneアプリのEvernoteで開きました。
(お気に入りに登録すればオフラインで快適に!)

▼辛うじて本文も読めます

↓ダウンロードはこちらから。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.04 23:48
その努力は楽しいかね?
2010.03.03
努力はたいてい報われない
「『努力』っちゅー言葉には、どっか『結果』という見返りを期待しちょるように聞こえるの。でもの、努力はたいてい報われんのぞ。最初から報われる期待をして努力すると、『努力したのに…』と、すぐにあきらめよる。(中略)たいていの人が言う努力は、やったことが、3回に1回うまくいくことを望んでいるように聞こえるの。マグロ漁の場合は、単純な計算じゃが、100本の釣り針に1匹のマグロがかかるぐらいど」
では、なんのために努力をするのか。それは、努力そのものが楽しいからにほかならない。最初は地位や名誉やお金といった、「見返り」が原動力になったとしても、いつしか努力そのものが楽しく感じられるようになる。そうなれば、仕事は楽しくなる。
「報酬はいいんだけど、仕事の内容が…」
とぼやくようだったら、次の仕事に移った方がいい。そのようにぼやきながら仕事をしている時間がもったいないから。
まずは、目の前の仕事を楽しくする。
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
合わせて読みたい
マックス老人と同じスタンスを感じました。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.03 09:29
雨の日は仕事がはかどる?
2010.03.02
雨の日に自宅で仕事をしていると、外出をしたくない、ということもあってか仕事がはかどります。でも、雨の日そのものは憂鬱。
そこで便利なのが、RainyMood.com(via lifehacker)。

RainyMood.com via kwout
中央のボタンをクリックすれば、スピーカーから雨音が。本格的な雨音を出す(=脳をだます)ためにも、是非アンプにつないでスピーカー越しに聴きたいものです。
雨音はどうしても単調になりがちですが、この音源には雷鳴なども適度に差し込まれており、とても自然です。
以前は、以下のCDをかけていました。水の音というのは、胎児の頃にずっと耳にしていた羊水の音に近いからでしょうか、心を落ち着かせるのに効果的なのかもしれません。
関連して、以下のiPhoneアプリもおすすめです。こちらは外出中ですね。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.02 22:54
自分にできることに全精力を傾ける
2010.03.01
余計なストレスをためないために
つまりの、おいどーらは、おいどーらにできることをすべてやったんど。それから後のマグロが捕れるかどうかなんて、海が決めることど。齊藤ら陸(おか)の人たちは、人間ではどうにもならんことまで、なんとかしようとしちょる。それが疲るる原因よ。
もし、自分にできることとできないことを素早く見極められて、自分にできることだけに限定して時間とお金とエネルギーを注ぎ込むことができれば、余計なことに煩わされずにすむために、成果もぐっと上がるはず。
もちろん、飽きという要素もあるために一概には言えないが、自分にできないことまで「何とかできないだろうか?」ということでしつこくトライを繰り返しているとしたら、そこに費やす時間とお金とエネルギーを浮かすことができるだけでも大きい。
何かに取りかかる時は、まず「無理してやろうとしていない?」と自分に問いかけてみる。
参考文献
漁師のちょっとした一言にハッとさせられます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.03.01 22:48






















