締め切りを「壁」にたとえる理由
2010.06.30
佐々木正悟さんが「壁」について言及してくださっているので補足を少し。
シゴタノ!の大橋悦夫さんはこれを「壁」と呼んでいますが、この効果をさらに前から強調していたのが、『「超」整理法』の野口悠紀雄さんです。デッドラインは、やる気を高めます。ただ、デッドラインは、きついものです。やる気を高めるかもしれませんが、それは、「憎い情念」のようなものになりがちです。
野口悠紀雄さんや大橋さんは、「ライフハック的な人」なので、そのような「猛烈サラリーマン」的な方法を、少しでも「脱根性論的な工夫」で改善できないかと考えます。その中から出てきたのが「壁」という考え方なのです。
そもそも、なぜ壁なのか。
それは、拙著『そろそろ本気で継続力をモノにする!』の中で説明しています。
スケジュールを立てるというのは、時間を「壁」で囲むことです。具体的には、限られた時間を有効に使うために「間仕切り壁」を設けるのです。この「壁」がなければ、時間はどんどん流れていってしまいます。水を貯えておくためにダムがあるように、習慣を続ける上で必要な時間を確保するための「容器」が必要になるのです。
そもそも人間の大部分は水ですから、放っておくと(=壁がなければ)低い方へと流れていってしまうのです。それを押しとどめておくために必要なのが壁だ、というわけです。
もっといえば、血管の内壁といえるかもしれません。健康のバロメーターの1つに「血の巡り」がありますが、血液がスムーズに流れるためには、血管に欠陥があってはいけません。つまり、壁に穴が空いていたらダメなのです。あるいは、血管が狭すぎて流れが悪くなるのもNG。
自分にとって、ちょうどよく心地よいサイズを保つ必要があるのです。そのサイズを決めるのが壁というわけです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.06.30 21:40







