習慣を長続きさせるコツは、ときどき壊すこと
2010.07.30
朝のジョギングが習慣化して久しいですが、これまでも何度か習慣化にチャレンジしては失敗してきました。
いま曲がりなりにもジョギングが続いているのは「続けようとすること」をあまり意識しなくなったからではないかと思っています。
続くようになるまでは、早く習慣化したい一心で「続けなければ」という焦りが心を支配するものです。でも、ここで「続けること」を意識しすぎると、肝心の習慣の中身がおろそかになってしまいます。
ジョギングであれば、楽しく、無理なく、気持ちよくをモットーにしていますから、これらを犠牲にしてまで続けるのは本末転倒だと思うのです。
ブログにしても同様で、僕自身は7つの失敗を経て、8つめのシゴタノ!でようやく続くようになったのは、「楽しく、無理なく、気持ちよく」の精神があったからだと思っています。
もちろん、書いている時は書くことに没頭していますから、「楽しいか? 無理していないか? 気持ちいいか?」などと意識はしていませんでした。でも、それまでの7つのブログに比べて、明らかに肩の力が抜け、伸び伸びと書くことができていました。
加えてもう1つ。
どんな習慣でも、必ず“倦怠期”がやってきます。飽きてくるのです。続けていれば、最初は新鮮だったことも徐々に色あせ、刺激に乏しくなります。
つまらない映画は観ていて眠くなりますが、習慣にも同じことが言えるのです。
そこで大切なことが、一度作った習慣のリズムを壊すことです。ジョギングでいえば、走る時間帯を変えてみたり、普段一人で走っているなら、知り合いと一緒に走ってみたり、走り方を変えてみたり(たとえば、同じペースで走るところを30秒ダッシュして1分流すなど)、などです。
僕がよくやるのは、走る時間帯を変えることです。同じ場所を走るにしても、朝とは光が違いますし、集う人も変わります。たったそれだけのことですが、その新鮮さが心地よいのです。


少し古い文献になりますが、医学博士の日野原重明氏が次のようなことを述べています。
それで昨日寝たのは午前2時で今日は朝7時半から仕事をしている。1日に寝るのは長くて5時間まで。週に1度か10日に1度は必ず徹夜して作品を仕上げるとますます気力が出てきて愉快になる。生産的な仕事をしているからストレスにならないんですよ。(中略)
ルネ・デュボスというフランス人の微生物学者が『人間と適応』という本の中で「健康な状態とか、病気の状態というものは、環境からの挑戦に適応しようと対処する努力に、生物が成功したか失敗したかの表現である」と記しています。
(中略)
規則正しくバランスを取って箱入り娘になるよりも、不規則な方が適応力がつくということですよ。
日経ビジネス・2001年2月19日号
「規則正しく」が必ずしも良いというわけではないのです。
僕自身も、普段は深夜1時までには就寝しますが、ときどき明け方近くまで仕事をし続けることもあります。まとまった時間を取れるために、一気に進捗できるというメリットがあるからです。
こうして、ときどきスタイルを壊すのも長い目で見れば、続けるための肥やしになるのではないかと考えています。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.30 21:16
本の電子化でScanSnapが優れていると感じる点
2010.07.29
以下でも書いた通り、最近は暇を見つけてせっせと本の電子化作業を進めています。
以前から読みたいと思いつつ、その分厚さの迫力に負けて、装丁を眺めるだけで終わっていたハードカバーの本を、移動中に少しずつ読み進めることができています。
さて、今回は電子化作業の過程で気づいたScanSnapの優れていると感じる点についてご紹介。
これまでに数千枚(ページ数にすると単純にその2倍)をスキャンしています。それにも関わらず、たまたまかも知れませんが、まだ読み取りミスが1件もありません。
念のため、1冊分のスキャンが終わるたびにすべてのページが漏れなく読み取れているかをざっとチェックするのですが、問題がありません。
それは、以下のように何か異変が起きると、ScanSnapはスキャン作業を一時停止して、ユーザーに指示を仰ぐからです。
うまくスキャンできたページのところでデータを保持し、読み取りのリトライができるようになっています。
この機構のおかげで、いわゆる戻り作業──すべてのページをスキャンし終えたところで、読み取り漏れのページが発見されて、すべてやり直しになる──を発生させずにすむのです。
うがった見方かも知れませんが、ここにユーザーの時間を最大限に尊重しようとする姿勢を感じます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.29 21:32
「ChinaChina」と書いて何と読む?
2010.07.27
とある会で知り合った、株式会社ゼロの小池宗人(こいけ・むねと)社長とランチしてきました。
小池さんは、僕と同い年であり、また業種も規模もぜんぜん違いますが(僕自身は孤軍奮闘…)、お互いに独立して10年という共通点があったことから、自然と話が弾みました。
営業畑まっしぐらという小池さんは、さすがに話が上手で、ついつい引き込まれました。超多忙にも関わらず、休日は会社の野球部で汗を流し、趣味も充実。見るからにエネルギッシュです。
そんな小池さんが最近始めたのが、中国の最新情報を伝える情報誌「ChinaChina(チャイナ・チーナ)」の創刊です。
右上に見覚えのロゴがあることに気づかれた方もいらっしゃるでしょう。そう、あのディスカヴァー・トゥエンティワンさんがディストリビューションに関わっているのです。
いま、銀座の街を歩けば必ず中国語が聞こえてきます。買い物をしているのは中国人ばかり。そんな、勢いのある中国に進出しようと考えている企業や個人は少なくないでしょう。
創刊されたばかりの「ChinaChina」ですが、ざっと読んでみた感じでは特にビジネス情報が充実しています。ビジネスはいつでもスピード勝負ですから、先行者利益を獲得したい方にとって手っ取り早く情報を集める上では有益な媒体なのではないかと感じました。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.27 23:59
ハードカバーの本はiPadで読む
2010.07.24
買ったはいいが、いっこうに読む気になれない本。いわゆる積ん読本ですが、僕の場合はハードカバーで400ページを超えるぶ厚い本がそうなりやすいようです。
場所を取るハードカバー本は、増えてくるとストレスになりますし、かといって本棚に入れるとその存在を忘れてしまいそうで恐く、結局目の届くところに積んでおく、という極めて怠惰な対処になります。
もちろん、GTD的に「○○を読む」というタスクを「サムデイ・メイビー」に入れてもいいのですが、本を読むという行為は、そこからどんな成果が得られるかが、通常のタスクに比べて予測が困難──セレンディピティ度が高い、というか──であるために、そのような処方は似つかわしくないと感じています。
結局、目につくところに置いておき、気が向いたときにうまい具合にその本に目が向いていれば、きっと手にとって読み始めるだろう、という“出会い”に期待をかけて、ずるずると行ってしまうのです。
しかし、もはや目に入る場所はほぼふさがってしまっています。そこで、もうアレをやるしかないな、ということで行動を起こしました。
アレとは、断裁 → ScanSnapでPDF化 → iPadのiBooksのライブラリに追加、という電子化作業です。
当初は、BOOKSCANのようなサービスも検討したのですが、納期が数ヶ月以上先になるということで、自分でやることにしました。
ただ、断裁作業はこれまた場所を取る断裁機を導入しなければならないため、アウトソースすることにします。
アウトソース先は、キンコーズ。雑誌1冊と6冊のハードカバー本をキンコーズに持ち込み、30分ほどで処理完了。締めて735円でした。
▼手間なく美しく断裁完了。

帰宅後、さっそく紙束と化した本をScanSnapにかけます。ポイントは、「継続読み取り」を有効にすること。400ページとなると200枚の紙束ですから、まとめてScanSnapにセットすることはできません。必然的に数十枚ずつに分けて読み込ませる形になります。
このとき、最初にセットした数十枚が終わったタイミングで、ScanSnapに待機させるための設定が「継続読み取り:有効」なのです。
有効にしていないと、そこでPDFファイルの生成が始まってしまうために、1冊の本が複数のPDFファイルに分かれることになってしまいます。
ScanSnapの横に立って、読み込みが残り数枚になったら、すかさず次の数十枚を補充する、というアクロバティックな対応もできますが、決してスマートではありません。付きっきりになって他に何もできなくなってしまうからです(ScanSnapの付き人状態)。


ともあれ、無事に雑誌1冊と6冊のハードカバー本がすべてiPadのiBooksライブラリに格納されました。

▼雑誌については、特集単位などで複数のファイルに分割

iBooksのいいところは、前回読んでいたページを記憶していて、再び同じ本を呼び出したときに容易に続きから再開できる点です。これで同時並行して複数のハードカバーを読み進めることができます。
まるで、テレビのチャンネルをザッピングするかのように複数の本を相手にできます。これは、紙の本でもできなくはないですが、本を開いたり閉じたり栞をはさんだりといった手間を考えると、あまり気の進むものではありません。
あとは、iBooksのライブラリをGTDのinboxの1つに見立てて、週次レビューで一瞥することを忘れないようにすれば良さそうです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.24 23:50
いつものイヤホンをワイヤレスに
2010.07.20
ジョギング中はたいていiPhoneでオーディオブックを聴いているのですが、どうしてもイヤホンコードの取り回しが面倒です。
ジョギングパンツのポケットにiPhoneを入れ、そこからイヤホンコードが耳まで伸びています。走っているときにこのコードが腕に当たるのです。たまに引っかかって耳からイヤホンが抜けたりすることもあります。
そんなわけで、何度かワイヤレスヘッドホンを試したこともあったのですが、いつも使っているイヤホンが無駄になるために何となくもったいないな、と感じていました。
この悩みが、最近購入したあるモノによって解消されました。そのあるモノとは「Jabra 通話用Bluetoothヘッドセットイヤホンマイク CLIPPER」(長い名前…)。
ご覧のとおり、本商品の実体はクリップです。このクリップには3つのボタン、1つのマイク、1つのイヤホン端子、1つの電源端子(充電用)がついています。3つのボタンはそれぞれ以下のとおり。
- 再生/一時停止/通話
- ボリューム・アップ
- ボリューム・ダウン
残念ながら曲の早送り・巻き戻し・スキップの操作はできませんが(仕様)、iPhone本体がコードから解放されたためにスッキリしました。もちろん、ジョギング以外の時も、たとえばiPhoneをカバンの中に入れて、クリップのみをジャケットやシャツの襟元につけることで、音楽を聴いたり、かかってきた電話に出る(通話ボタンを押す)ことができます。
唯一難点を挙げるとすれば、クリップの“握力”が強すぎるために、付け外しに手間がかかることです。もちろん、弱すぎて落としてしまっても元も子もないので、このあたりは仕方のないところかもしれませんが…。
ともあれ、ふだん使っているQuietComfort3もつなぐことができるため重宝しています。iPhoneに直結すると、再生/一時停止の操作すらiPhone本体で行わなければならず、これが面倒なために使わなくなっていたからです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.20 17:06
香港のロゴマークに込められた意味
2010.07.16
おそらく香港の観光ガイドか何かだと思いますが、Evernoteに収められていた理由は言うまでもなくその VI(ビジュアル・アイデンティティ)。
“ブランド香港”のビジュアル・アイデンティティ 「力強く躍動するドラゴン」は、 架空の動物である龍をモチーフとし 香港の歴史を表現しています。
また、この色鮮やかなドラゴンは、
漢字の「香」と「港」、そして英語の Hong Kong の頭文字
「H」と「K」を組み合わせて、描きました。
漢字とアルファベットの融合は、
香港の特徴である
東洋と西洋の調和を象徴しています
ドラゴンの流れるような姿は
躍動感とスピード感を示し、
変化し続ける香港を表現しています。
思わず大半を引用してしまいましたが、たった1つのシンボルに幾重にも意味が込められていて、その「伝える力」に圧倒されますね。
そういえば、少し前にこんな記事を見かけました。
・込められた意味がよく分かるクリエイティブなロゴいろいろ - かちびと.net
こういうロゴを作りたい、というロゴ集です。どのロゴでも意味はあるのでしょうが、どの国の人が見ても、意味が分かるようなロゴはなかなか凄いですよね。インスピレーション向上になります。
ということで、思わずうならされるロゴマークのオンパレードです。「なるほど~」と感心すること請け合いですが、その感心エネルギー(?)をどう活用するかが考えどころですね。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.16 23:50
なかなか取りかかれない仕事に取りかかる方法
2010.07.15
厳密には仕事ではありませんが、お風呂掃除はなかなか取りかかれない仕事の1つです。
お風呂には毎日入りますから、そのたびに「あぁ、汚れてきたなぁ。掃除しなくちゃ・・・」と感じます。しかし、直後に「でも、今日は仕事が立て込んでいるから、また明日にしよう」と先送りされます。
一度先送りが始まると、斜面を転がり始めた岩のように、勢いが増して止めがたくなります。「昨日も先送りしたしな・・・」ということで、先送りの前例が新たな先送りを生み出してしまうのです。
そんな中、最近ふとしたきっかけで、しばらくサボっていたお風呂掃除に取りかかることができました。見違えるほどきれいにはなりませんでしたが、所々、気になっていた汚れが落ち、それだけでもスッキリしました。
そのきっかけ、というのは入浴直後にふと目についた、やはり汚れの目立つ「湯かき棒」を何気なく拾い上げたことです。
↓「湯かき棒」というのは、こういうモノです。いろいろ検索して初めて正式名称(?)を知りました。
それで、
「とりあえず湯かき棒だけでも洗っておくか」
ということで、湯かき棒を洗い始めたのです。凹凸のある形状なため、洗うのは少し面倒ですが、しょせん棒一本ですから、気が楽です。ほどなくしてキレイになりました。
すると、湯かき棒だけでは飽き足らなくなったのか、
「壁のこの汚れだけは落としておこうか」
と、手に持ったままのスポンジを壁にあててこすり始めます。
結局、気になっていた汚れのほとんどを洗い流したところで、
「今日はこのへんにしておくか」
と、幕引きに。
そういえば、仕事でも同じような経験がありました。要返信にもかかわらず、数日間逃げつづけていたメールに対して、
「とりあえず今日のところは、返信ボタンを押して一行目の挨拶だけ書いておしまいにしよう」
と自分に言い聞かせつつ、そのメールに向かったのです。
結果、一行目といわず、二行目、三行目、と結局その返信メールを書き上げてしまいました。
拍子抜けしつつ、送信ボタンを押して、返信完了。
お風呂掃除にしても、なかなか返信が書けないメールにしても、最初のアクションに取りかかりさえすれば、斜面を転がり始めた岩のように、その後は勢いがついてやりおおせることができるわけです。
このことについては、『いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法』という本で「誘導タスク」という言葉で説明されていました。
たとえば、部屋の片づけがすぐやれない、としましょう。会社から部屋に戻ってもすぐテレビをつけてしまい、なかなか部屋の片づけができない。そんなときは、朝、部屋を出る前に、片付いていない荷物の山を玄関に置いてから、出て行くのです。
こうしておけば、次に部屋に戻ってきたときは、嫌でも少しは片づける必要が出てくるでしょう。少しは片づけないと、部屋に入ることすらできないからです。
そうやって「少しの片づけ」をしてみると、その「勢い」で、部屋の片づけ、掃除を始められるかもしれません。
お風呂掃除については、次にお風呂に入ったときに自分を掃除に誘導できるように、汚れた湯かき棒を入り口付近に置いておくといいかもしれません。
なかなか取りかかれない仕事があるなら、「誘導タスク」を1つ設定してみることをおすすめします。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.15 23:58
納得できない話
2010.07.13
『億万長者 富の法則』より。
納得の谷を乗り越える
シュワルツェネッガーはこうした状況(注:不利な状況)をジムでのトレーニングにたとえ、こう語っている。「エクササイズの最後の3~4回が、筋肉を強くするんだ。そこまでいくと体はきついけど、そこで耐えるかどうかがチャンピオンとそうじゃない人との分かれ目なんだよ。たいていの人はそこでのがんばりが足りない。絶対にやめないと腹を据えて、何があろうがここを乗りきるぞって思わないとだめだよ。
勝つことで強くなるんじゃない。苦しむことで強くなる。きついときを乗り切り、諦めない人が強いのさ」
「諦めない人が強い」
こういう話はよく聞くが、前例のない結果を出した人は同じようなプロセスをたどる。説明されても「そういうものかね」という風にしか思えず、「なるほど!」と納得できるところまでには行き着かない。
話を聞くだけでは、自分の過去の経験をもとにしてしか判断ができない。前例だけが頼りになる。従って、未体験のことは納得ずくでは受け入れがたい。納得とは前例との一致点を見いだしたときに初めて生じるので、一致点が見いだせない未知の話には手も足も出ない(それゆえに、補助線となる例え話が有効に機能する)。
待っていても決して納得はやってこないのだから、納得は後回しにしてさっさと取りかかってしまう。もし、もくろみ通りに納得が得られなければ、次に進めばいい。むしろ、やってみることによって「待つ」という停滞からは抜け出すことができている。
そういう意味では「(納得できるまで)待つことを諦めた人」が強い、ということになる。
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・生き残るカギはハンティングよりガーデニング
・決定的瞬間を見逃していないか?
・「それ」を早く見つけないと時間がなくなる!
参考文献
富とは、持っているお金の額のことではない。富とは、お金をすべて失ったときに残っているもののことである。本当の「富」は、あなたの最大限の与える力と最大限の受け取る力の中に眠っている。自分の「富」を育てている人たちは、引き寄せるものと与えるものを増やしながら、絶えず自分の「フロー(流れ)」を大きくしている。あなたの可能性(できること)を全て与えて初めて、あなたの可能性(才能)に見合った人生を送ることができる。「富」を育てていけば、入ってくるものも大きくなるが、同時に大きな結果も残せるようになる。
本書を読んで、改めて身の回りを見回してみると、「富」のあると思える人はみな共通して自分なりの「ガーデン」を作っていることに気づく。そして、そうでない人は「ハンター」にとどまっている。
タイトルを見て抵抗を感じた人にこそ読んでほしい一冊。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.13 21:05
「それ」を早く見つけないと時間がなくなる!
2010.07.12
『億万長者 富の法則』より。
時間だけは代替が利かない
富を築いた人たちのだれもが重視しているのは、自分の時間の価値だ。だから彼らは、間違ったことをやって時間を無駄にしたりはしない。エジソンは、発明が思うようにいかなくて、頭にきたことはあるかと問われて、こう答えた。「私が一番頭にくるのは時計です。針があまりにも早く動くので」
お金も知識もサポートも、すべてそれぞれの専門家から調達することができる。でも、時間だけはどうにもならない。時間について学ぶこと、特に自分の良い面が最も出やすい時間の使い方を一刻も早く見つけること。
それをまだ見つけていない人は、すでに見つけた人に使役される。
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富とは、持っているお金の額のことではない。富とは、お金をすべて失ったときに残っているもののことである。本当の「富」は、あなたの最大限の与える力と最大限の受け取る力の中に眠っている。自分の「富」を育てている人たちは、引き寄せるものと与えるものを増やしながら、絶えず自分の「フロー(流れ)」を大きくしている。あなたの可能性(できること)を全て与えて初めて、あなたの可能性(才能)に見合った人生を送ることができる。「富」を育てていけば、入ってくるものも大きくなるが、同時に大きな結果も残せるようになる。
本書を読んで、改めて身の回りを見回してみると、「富」のあると思える人はみな共通して自分なりの「ガーデン」を作っていることに気づく。そして、そうでない人は「ハンター」にとどまっている。
タイトルを見て抵抗を感じた人にこそ読んでほしい一冊。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.12 22:30
キーボードに合わせるかキーボードを合わせるか
2010.07.11
1995年12月に初めて買ったノートPCがThinkPadでした。ThinkPad 230csという機種で、当時からThinkPadのトレードマークとも言える、赤色のトラックポイントがキーボード中央についています。それから15年間はずっとThinkPadシリーズを買い換えながら使い続けてきましたが、遂にこの4月にPanasonicのレッツノート(R9)に乗り換えることになりました。
理由は、軽さとバッテリーの持ちの良さでした。前者は満足ですが、後者は期待ほどではありませんでした。でも、1kgを切る軽さとコンパクトなサイズは持ち運びのストレスを大いに軽減してくれています。
そんな中で困っているのがキーボード。特に、テキストエディタを使っている時にそれを感じます。
ShiftキーとCtrlキーを同時に押しながら文字キーを押すというショートカットを多用しているのですが、ThinkPadで慣れていた操作がレッツノートでは困難なのです。
ThinkPadであれば、ShiftキーとCtrlキーを左手の薬指(Shiftキー)と小指(Ctrlキー)でそれぞれ押さえることができたのですが、レッツノートは、Shiftキーの位置がThinkPadよりも左にずれており、代わりに「Z」キーがそこにあるために、ShiftキーとCtrlキーを押したつもりが、薬指は「Z」キーを押してしまい、結果として「Ctrl+Z」という「操作のやり直し」のコマンドが実行されます。
そのたびにイラッとしてしまう始末。
キー配列はいかんともしがたいということで(「Z」キーのキーアサインをShiftキーに替えるわけにもいかず)、ガマンして使っていましたが、ガマンすればするほどストレスという負債が増えていくような気がしてきて、たまらずThinkPadのキーボードを買うことにしました。
当然ですが、キー配列はほぼThinkPad通りですので、上記のストレスからは完全に解放されました。
加えて、ボリュームコントロールボタンがついていたり(レッツノートは、Fnキーとの組み合わせのため面倒だった)、トラックポイントがやはり便利だなと改めて感じたり、と5000円ほどの投資に十分見合うリターンが得られました。
今まで蓄積してきた“ストレス負債”を早期に解消し、逆に“快適貯金”を積み上げていければと思っています。ただし、キーボードサイズが大きいため、持ち出すことはせず、外出時はこれまで通りレッツノート標準のキーボードを使うことになります。
そういう意味では、このキーボードは、外出しない時に集中してテキストエディタを使う仕事、すなわち文章を書く仕事に集中するためのフックになるはずです。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.11 23:59
本はカバンに入れずに手に持って運ぶ
2010.07.10
こちらで書いた通り、最近はつとめて本を読むようにしています。
落ち着いて本を読むには、それ以外はほかに何もできない状況に身を置くのが一番ラクです。本さえ読んでいれば落ち着いていられる状況、ともいえます。
あるいは、本を読みたいのに読むべき本が手元にない(あるいは、カバンに入っているが満員電車で身動きがとれず、取り出すことができない)という機会損失を防ぎたいわけです。
第一段階として、やたらとiPhoneやケータイをいじって移動中の時間をスポイル(無駄遣い)しないように、これらをシャットアウトして、時間の確保につとめます。
第二段階として、確保した時間を確実に本を読むことに充てられるように、ホットスタンバイ、すなわち常に本を手に持って行動するようにします。
こうすることで、信号待ちや電車を降りてからの混雑が収まるまでのちょっとしたスキマ時間にも本を読むことができます。
一度カバンにしまってしまうと、取り出すのが面倒だから、ということで読まずにぼーっとしてしまうのです。休止状態のPCを起こすのは面倒だけど、iPhoneならすぐに立ち上がるからチェックする、という心理に似ているかもしれません。
ずっと持ち歩いていると、表紙が傷みやすくなるので、ブックカバーをかけています。電車やバスの中で読むわけですが、見ず知らずの人であれ、自分が読んでいる本を知られるのはあまり気持ちの良いものではありません。カバーをかけることで、気兼ねなく読むことができます。
『もしドラ』のような、表紙から誤解を受けかねない本はなおさらですね。
ブックカバーは、文庫、新書、単行本、少し大きめの単行本(A5サイズ)と4種類そろえていて、どんな本でも文字通りカバーできるようにしています。
▼文庫判
▼新書判
▼単行本
▼少し大きめの単行本
関連
・電車を降りたらホームで待機、本が読めるし、人混み減るし
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.10 23:59
効率的なアウトプットを生み出す秘訣
2010.07.08
偏りなく幅広く話題を提供
ニュース価値の高い順に並べてみても、必ずしも読みやすい順番にはならなかったということです。しかし、ニュース価値をいったん忘れて、国内、地域、海外、経済……と話題の硬軟にグラデーションをかけるようにして8本のトピックスの見出しを並べてみると、堅い話題から柔らかい方へと緩やかに変移していきます。
この方法を発明したとき、あたかも照明の明暗を調光するかのように感じました。話題の硬軟に凸凹がなくなったことで、8本の見出しが吸収しやすくなりました。
ヤフー・トピックスに取り上げられるニュースラインナップは次の2つのルールに依っているという。
●1.上から順に国内、地域、海外、経済、コンピュータ、サイエンス、スポーツ、エンターテイメントの8つのジャンルを並べる
●2.同じジャンルのトピックスは2本まで(国政選挙の投開票や大災害など特別な場合を除く)
ルールを決めてこれを守ることで、迷う時間を極小化し、効率的なアウトプットが可能となる。しばらく回してみて違和感があれば、ルールを変えてまた様子を見る。そんな機械的な試行錯誤が「らしさ」を生み出し、エッジを立てる。
ブログに書きたいことはたくさんあるのに、どれを出していいか迷う。そんなときは、ルールを作って機械的に振り分けていくといい。例えば、曜日ごとにジャンルを割り当てて書いていく。
ネタを集める際にも、どの曜日(=ジャンル)に書くのかを考えながらフォルダ分け(タグ付け)を行っておけば、書くときも「今日は木曜日だから、木曜日フォルダをチェックしよう」というルーチンができる。
しばらく続けると、書きやすい曜日と書きにくい曜日が出てくるだろう。そうなったら、ジャンルの割り当てを見直すといい。これを繰り返していくことで、書くストレスが軽減し、やがては書くのが楽しくなるはずだ。
関連エントリー
・ブロガーがヤフー・トピックスから学べること
・書くことを通して自分の中心軸を作る
・iPhone/iPadアプリが思わず欲しくなってしまう理由
参考文献
ブログやTwitterを駆使して、個人レベルで意味のある情報発信を目指しているなら必読の一冊。誰かのテクニック(やり方)ではなく、自分なりのスタンス(あり方)を身につけるうえで役に立つ。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.08 11:09
決定的瞬間を見逃していないか?
2010.07.06
『億万長者 富の法則』より。
決定的瞬間の場面では、直感がものをいう
頭を使って勉強しても、そういう場面でうまく対応できるようにはならない。場数を踏んで体験的に学ぶしかないのだ。フットボールの本を読んでも、タッチダウンがうまくなるわけではない。
私たちの経済的成功は、経済面での適応力(ゲームに精通することで養われる)で決まるのであって、経済面の知識(ルールに精通することで養われる)で決まるわけではない。
もし知識で決まるのなら、最高のフットボール選手はレフリーってことになってしまう。ウォーレン・バフェットもこう語っている。「過去の記録を知っていれば投資ゲームに勝てるんだったら、図書館員が一番お金持ちになっているはずですよ」
一つのゲームを何度もやっているうちに、決定的瞬間を予測し、うまく対応できるようになる。決定的瞬間は形を変えて何度もやってくるからだ。そのうち、決定的瞬間がたくさんあればいい、腕試しがしたいと、その瞬間を心待ちにするようになる。
「結局は直感か~」と、再現可能なノウハウになっていないことでガッカリしてしまう方もいるかもしれない。でも、引用した中には十分に再現可能な箇所があることにお気づきだろうか。
それは、飽きずに没頭してやり続けられることを見つける、ということ。引用した箇所の後には次のような一節も見える。
自分に合っていない道を歩んでいるときは、決定的瞬間が来るのが重荷に感じられる。決定的瞬間を見逃してしまったり、そんな瞬間はめったにないのだと思えたりしてくる。そんな状態は、道を変更したほうがいいというサインなのだ。決定的瞬間を重荷に感じるようなら、あなたは仕事を間違えていると考えていい。
失敗にめげることなく、チャレンジを繰り返した結果、うまくいく。そんなエピソードは枚挙にいとまがないが、ここから学ぶべきは、「失敗にめげることなくチャレンジを繰り返す」ことではない。「失敗にめげることなくチャレンジを繰り返すに足る何かを見つける」ことである。
失敗にめげずにチャレンジを繰り返すノウハウなどない。「どうしたら、めげずに続けられるのですか?」という愚問に対する答えは「自分を信じることです」「あきらめないことです」「継続は力なりです」といったトートロジーでしかない。
逆にいえば、自分が何かの分野で一定の成果を上げることができ、人からその秘訣を問われたときに、こうしたトートロジーしか思いつかなければ、きっとそこには「失敗にめげずにチャレンジを繰り返す」に足る、何らかの自分にとってのフックがあった、と考えることができる。
「うまく説明できないが、とにかくもう1回やってみたい」と思える場合である。そこにロジックはない。
関連エントリー
・生き残るカギはハンティングよりガーデニング
参考文献
富とは、持っているお金の額のことではない。富とは、お金をすべて失ったときに残っているもののことである。本当の「富」は、あなたの最大限の与える力と最大限の受け取る力の中に眠っている。自分の「富」を育てている人たちは、引き寄せるものと与えるものを増やしながら、絶えず自分の「フロー(流れ)」を大きくしている。あなたの可能性(できること)を全て与えて初めて、あなたの可能性(才能)に見合った人生を送ることができる。「富」を育てていけば、入ってくるものも大きくなるが、同時に大きな結果も残せるようになる。
本書を読んで、改めて身の回りを見回してみると、「富」のあると思える人はみな共通して自分なりの「ガーデン」を作っていることに気づく。そして、そうでない人は「ハンター」にとどまっている。
タイトルを見て抵抗を感じた人にこそ読んでほしい一冊。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.06 11:43
iPhone3GSからiPhone4に移行できない理由
2010.07.05
以下のエントリーでご紹介したiPhone3GSのケースのカラーバリエーションが増えたようです。
・ようやく見つけた!改札でタッチできる超薄型iPhoneケース
↓2枚のカードが収まった様子![]()
↓表面です(着けているのを忘れる薄さ)
電車の乗り降りの際には、地図や乗り換え案内のチェックなど、なにかとiPhoneを手に持っていることが多いため、そのまま改札でタッチできるのは無駄がなくて良いです。
iPhone4への興味も尽きませんが、このケースがiPhone4に対応するまではしばし静観。。
↓8色のラインナップ。
↓それぞれの拡大写真も載せておきます。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.05 20:09
iPhone/iPadアプリが思わず欲しくなってしまう理由
2010.07.02
『iPadショック』より。
しっかりと手間とお金がかかっている
App Storeでは、大成功のiTunes Storeで音楽を紹介するのと同じ手法で、画面の上には思わず引き込まれるきれいなグラフィックを使ったお勧めアプリの大きなバナーが入り、その下には最新の注目アプリ、特集テーマ(例えば「子供向けアプリ」など数週間おきにテーマを立ててアプリを特集している)、さらにスタッフお勧めアプリも並んでおり、右側には人気アプリのランキングがある。バナーなどで取り上げているアプリは開発者からお金をもらって掲載した広告ではなく、アップルのスタッフが1本ずつ吟味してiPhoneの価値を高めてくれそうだと、厳選したアプリだ。だから、はずれがなく見ているだけで欲しくなる。
すごいのはパソコン版App Storeだけではない。iPhoneやiPadから利用している場合も、アプリの魅力をいかにユーザーに伝え、欲しくさせるかというところにしっかりと手間とお金をかけている印象がある。
「魅力を伝える」「欲しくさせる」という部分で、ヤフートピックスを思い出しました。以前も「ブロガーがヤフー・トピックスから学べること」というエントリーで紹介しています。
ヤフー・トピックス自体は、自ら記事を書くことは一切なく、複数の媒体から毎日配信されてくる約3500本もの記事から有用なもの(=伝えるべきもの)をピックアップし、13文字以内の見出しをつけて、掲示するだけです。
App Storeのスタッフもまた、日々大量にアップロードされてくるアプリから有用なもの(=iPhoneの価値を高めてくれそうなもの)をピックアップし、魅力的に提示することに手間と時間をかけています。
ヤフートピックスとApp Storeの共通点は、言うまでもなくキュレーションです。今後求められてくるのは、魅力的なコンテンツもさることながら、世の中にあふれるコンテンツから有用なものをピックアップして提示するキュレーターの役割でしょう。
佐々木俊尚さんの『電子書籍の衝撃』の終章を読むと、そのことがよくわかります。
参考文献
iPadが切り開く未来史を下支えするiPhoneの思想、そしてアップルの哲学に触れられる一冊。iPadをビジネスに活用しようとしているなら迷わず読むべき。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2010.07.02 13:39








































