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手ぶらで外出して思い出したこと

2007.03.07

最近、たまたま機会があって手ぶらで外出することがありました。

単に近所に歩いて買い物に行く、という“プチ外出”ではなく、電車に乗って出かけるという本格的な(?)外出です。

このような外出の際には、ノートPCや本が数冊が入った非常に重いカバンを携えることが自分の中では当たり前になっていたのですが、改めて手ぶらで外に出てみると新鮮でした。

最初はカバンがないのは何とも不安でしたが、その日はジャケットの内ポケットに文庫本を1冊忍ばせており、電車の中で暇をもてあますことなく過ごすことができました。

手ぶらで街を歩いてみると、改めて「カバンの重さ」というものが文字通り重みを持って感じられます。そして、両手の自由が利くことの開放感を実感できました。

しばらく手ぶらで歩いているとふと過去の記憶がよみがえってきました。


それは、最初に入った会社を退職する直前の頃。当時は腰痛を患っており、毎朝鍼灸院に寄ってから出社するという、20代とは思えない日々を送っていたのですが、その時に鍼灸師からアドバイスされていたことは、なるべく歩くようにすること。

このアドバイスに従って、せっせと散歩にいそしんでいたのですが、当時住んでいた大阪には近所に川があり、川べりを歩くのはなかなかに心地よいものでした。

散歩をしている時というのは歩くこと以外に特にすることがありませんから、自然といろいろなことを考えるようになります。

考え事をしながら歩いていると、それに没頭してしまい、気づくととんでもなく遠くまで行ってしまい、帰りがひどくしんどく感じられたことも多々あるのですが、得られたこともたくさんありました。

会社を辞める決断ができたことはその1つです。自宅と会社を往復するだけの生活では、どうしてもその「枠」の中に閉じこもってしまいがちです。散歩をすることは、この「枠」を乗り越える効用があったのかもしれません。

会社を辞めた後に何をするかまでは決めていなかったのですが、それは辞めてから考えよう、という今思うとかなり思い切った決断をしたものですが、そのような決断ができたのも、「枠」の外を手ぶらで歩いていたからではないか、と今では思っています。


久しぶりに手ぶらで歩いてみて、ふとそんなことを思い出しました。

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.03.07 12:56

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コメント

名前:ooki2007年03月07日 14:18

お邪魔します。
なかなか手ぶらで歩くことってないですね。犬の散歩くらいでしょうか。(^^;
手ぶらで出金している人を見ると、正直羨ましくなりますが、なかなか実現できていません。
週末くらいは手ぶらにしたいですね。良い学びです。
ありがとうございます。

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