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『ビジョナリー・ピープル』を読んでいます

2007.04.16

まだ読み終えていないので「読んでいます」なのですが、あともう一息で読み終わります(全体の7割ほどまで目を通しました)。

現段階で読み取れたところを一言でまとめるなら、

 ・自分が最も情熱を注げることを見つけて、打ち込もう
 ・まだそれが見つからないなら、探し続けよう

ということに尽きると思います。
つまり、見つけて打ち込む、ということです。

本書は、最も情熱を注げることを見つけて、これに打ちんだ結果、偉大な成果をあげ、「永続的な成功」を収めた200人以上の様々な階層の人々のインタビューをまとめたものです。

スティーブ・ジョブズ氏のような有名人も登場しますが、初めて名前を聞くような一般の方のエピソードも多数紹介されています。それゆえ、情熱の素はそこらじゅうにある、というメッセージが感じられます。

以下、心に響く言葉をいくつか。

筆者が学んだのは、並外れた人たちやチームそして組織というのは、たいていの場合、ごく普通の人たちが自分自身にとって大切だと思っていることが、結果的に並はずれているにすぎない、という事実だった。この事実は、われわれにも並はずれた人生を送る能力が備わっていることを教えてくれる。
事実、核心的な価値観や成功の定義といった普遍的で安定しているとわれわれが信じていたものを、立派な実績を上げている人が、多くの異なる視点や相いれない角度から改めて表現しているのを聞いていると、ときどき不安にかられるだけでなく、場合によっては恐怖すら感じていた。こうした人たちがこだわっている価値観は、彼らにとって生きがいについての直感的で納得のゆく解釈だ。彼らが頑なに守ろうとしていた信念は、人生のさまざまな事実ではなく、数々の大胆な決断なのだ。つまり、それは自分たちにとって何が正しいのかというさまざまな判断のことであり、他の人たちが口を挟むことではない。彼らの話に耳を傾けるとき、自らの信念の束縛から解き放たれていくように感じたものだ。
「根底にあるのは、仕事そのものの楽しさだ。われわれはすっかりそのことを忘れているのではないか。仕事を愛する姿勢の気高さこそ、われわれが人に伝えられる最も重要な価値観のひとつなのだ」
自分にとっての生きがいとは何か、ということを強く意識し、そしてその次に自らの考えと行動を一致させて自分なりの意義の定義を定着させる。これを筆者は調和と呼ぶ。
自分が愛しているものになる、ということは、仕事と仕事以外の両方で生きがいに打ち込む、という意味だ。
「世の中では、成功とは自分の欲しいものを手に入れること、幸福とはすでに自分が手にしているものを欲しがることだと言っている。さて、どちらがこの場合によくあてはまるのか私にはわからない。けれども私自身、(仕事以外の)他のことは一切するつもりはない」
大好きなことをしているとき、いつのまにか社会的なたしなみを忘れてしまっていれば、おそらくそれが人生の天職だという証拠になる。少なくとも、情熱を傾けられるものを見つけたことになるのではないか。
自分のしていることに愛情を注がなければならない。そうしなければ、誰か他の人が現れて、それに取り組む姿を目の当たりにする羽目になる。愛情を注ぐ、そのために必要な合理的かつ非合理的な情熱を燃やし尽くす、これこそが後世に残る偉業をなし遂げるためのわずかなチャンスをものにする、ただひとつの道なのだ。
もし、成功したから自分は正しいことをしていると思ってしまうと、成功がわが身に降りかかる最悪の事態に変わることもある。アンジェロウに言わせれば「正しいと思い込めば、そこには、自分が人より優れていると過信する危うさが待っている」。そしてどのようにすれば今以上に成長できるのかという話に耳を貸さなくなることがしばしば起こるのだ。伝統的な成功の定義には、自分が正しい、という意味はない。それは、どんなことであれ、たまたま有名になったことと定義するに過ぎないのだ。
永続的に成功をおさめている人たちの中には、文字通り世界への貢献そのものの人生を送っている人が数多くいる。こうした人たちはバランスを大切な課題として提起することはない。それは、彼らがそれ巧みにさばいてきたからではなく、自分の生きがいに取り組むことに余念がなかったからだ。
グーグルの首席科学者クリシュナ・バラットは、まさにこの方法でグーグル・ニュースを思いついた。バラットのメディアに対する個人的な興味と、祖国のインドで祖父と一緒にBBCを聞いていた思い出とが、911事件のときに刺激されたのだ。つまり、当日のさまざまな出来事を伝えるニュースを急いで探し出そうとして、はっきりとわかったことがひとつある。それはニュースを見つけ出して選別するのがいかに骨の折れる作業か、ということだった。CEOのエリック・シュミットがバラットのところに立ち寄り、親指を立ててOKのサインを出してくれ、創業者のラリー・ページとサージェイ・ブリンが承認してくれたとき、そのバラットの夢は、グーグルの正式な業務になった。
ときには、あらゆるものがはっきりとわかるような瞬間に出会うこともある。ところが、そうした発見は、うまくいくことを見きわめようとして多くの事象を試した結果の産物なのだ。
心から満足するためには、自分が立派だと信じる対象に打ち込む以外に道はない。

・・・思わず、大量に引用してしまいましたが、これらを読むだけでも何か感じられるところがあるのではないでしょうか。

ビジョナリー・ピープル
ビジョナリー・ピープル
  • 発売元: 英治出版
  • レーベル: 英治出版
  • スタジオ: 英治出版
  • メーカー: 英治出版
  • 価格: ¥ 1,995
  • 発売日: 2007/04/07
  • 売上ランキング: 451

投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.04.16 00:31

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コメント

名前:ikadoku2007年06月18日 13:27

こんにちは。
ビジョナリー・ピープル、読みました。
この本、人生はこういうものだ!と決め付けがないのが、
より心に響きます。
ちょっとした「名言集」より、
いろいろな名言含まれていました。
TBさせていただきます。

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