「わたしは自分の給料がいくらか知らないんです」
2007.05.31
歌舞伎俳優の中村勘三郎氏が申告漏れとのニュース。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ent2_ent&k=2007052900675
「わたしは自分の給料がいくらか知らないんです。芝居はお金をもらうという意識がないんです」。東京国税局から約2000万円の所得隠しを含む約7000万円の申告漏れを指摘されたことが明らかになった歌舞伎俳優の18代目中村勘三郎(51)が会見。事実関係の経緯などを説明した。
このニュースを聞いて、すぐに思い出したのは落語家の林家正蔵氏です。彼もまた「ご祝儀」の所得隠しで少し前に話題になりました。
ただ、林家正蔵氏の時はほとんど記憶に残らなかったのですが、今回の中村勘三郎氏の会見を見て印象に残ったのは、「わたしは自分の給料がいくらか知らないんです」という一言。
引用部分で述べられているように「お金をもらうという意識がない」のは何も舞台役者だけにとどまらず、我々のような一般のビジネスパーソンであっても変わらないのではないかと思うのです。
お金がもらえるから、ということも仕事の動機づけにはなりますが、それ以上に大切なのは「時間の使い方」です。自分がやるべきことに時間を使うことができているか、もっと言えば、誰でもできることをわざわざ自分がやっていないか、という視点です。
理想論かもしれませんが、やはり他でもない自分にしかできないことに時間を使いたいものです。そんな仕事はそうそうないかもしれませんが、そういう仕事を目指して日々の努力を積み上げていくことが、この理想に近づくための唯一の手段であり、このような姿勢でいれば、お金は(特に意識しなくても)後からついてくるものではないかと考えています。
「Time is money」(時は金なり)という格言がありますが、むしろ「Time is life」(時こそすべて)です。いくらお金を積んでも、時間だけは取り戻すことができません。
お金は人を惑わしますが、時間は人を導くものです。
中村勘三郎氏の一言を耳にして、ふとそんなことを思いました。
投稿者 : 大橋 悦夫 | 投稿日時 : 2007.05.31 12:00
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