デジタルからアナログへ
2010.02.24
つい先日知人からパワーポイントの使い方を教えて欲しいという依頼がありました。
研究会での発表のためにスライドを作成しないといけないという事なので、私でお手伝いできる事であればと思ってお引き受けしました。
私は随分前からコンピュータを使った授業をしているのでパワーポイントを使うことも当たり前になっていますが、講師の世界ではまだまだアナログで授業をやっている先生もたくさんいらっしゃるので、こういうニーズが出てくるのだと思います。
アナログからデジタルに変更していくというのも大変なのでしょうが、実は私はまったく反対の状況で大変な思いをしておりました。
常日頃からデジタル環境で授業をしていますので、何か資料を作ったりというのはとても簡単にできてしまいます。
しかもそれを少し変更するだけで、画面表示のスライドから簡単な小テストにまで応用することができるのでとても短時間で授業の準備を行うことができます。
それがアナログの環境になると、とたんにどうしたものかと立ち止まってしまうのです。やらなければいけない事は同じなのに、使える道具が変わるだけでこうも困ってしまうものなのかと本当にそのときは驚きました。
たとえて言うならば、100名ぐらいいる授業で、資料を拡大して見せたい場合、デジタルの環境であれば簡単に拡大してそれをスクリーンに投影して全員に見せることができます。しかしそんな環境がなければ、どうしようと迷ってしまうのです。
もちろん拡大コピーした資料を配付するとか、拡大図を板書するとかいろいろ方法はあるのですが、そのためには準備の時間もお金もかかってしまうかもしれません。
パワーポイントをはじめとしたデジタル環境の殆どない時代に、授業を受けてきたのにこんな事を考えてしまうのもなんだかおかしいなと思うのですけどね。
板書するのもとても大変で、授業の流れに沿って必要な事をどんどん板書で追加しながら最終的に1つの図解にするというのは、ものすごく入念な準備が必要です。
デジタルの環境はとても便利だけれど、アナログにいつでも戻れるようにしておかないと、きっと近い将来困ったことになるような気がしています。
デジタルに慣れるために困っている人と、アナログに戻すのに苦労している人。
さてどっちが大変なんでしょうかね。
投稿者 : 太木 裕子 | 投稿日時 : 2010.02.24 21:37





