性善説?
2006.11.30
昔ほどではないですが、僕は自分で書いたもの以外はあんまり信用しません。昨日、あるオープンソースのサーバプロダクトの最新版をインストール、セットアップ中に、配布物に問題があることが分かりました。OSはWindowsです。実際は僕がインストール作業をしていたわけではありませんが・・・。
「何か(なぜか)うまくいかない」という報告を聞いたとき、以前のバージョンで動いていたことを確認して、「それじゃ、配布物が変なんじゃないの?」と答えました。それを聞いた若者は、「安定版をダウンロードしているので、おかしいはずはないじゃないですか!もっと、性善説でいきましょうよ」と御立腹です。その若者はWebで情報をあさって、やっぱり配布物が壊れていること言う情報を入手していました。
性善説かどうかはともかく、なんとなく、経験上、Windowsはあやしいなー、と言う感覚があります。クライアント系ならそんなに問題になることはないんですが、サーバ系のソフトでWindowsは不安です。昔はWindows上でサーバ系のソフトがほとんど動かなかったから、動く方が不思議だと思っているのかもしれません。
もう少しかっこよく書くと、オープンソースのプログラマはLinuxなどを好んで使うので、開発者の絶対数として、Linuxの方が多いかもしれない。すくなくとも、サーバの動作確認はLinuxかもしれない。自宅のサーバはWindowsより、Linuxの方が多いので、動作検証はLinuxの方がなされているかもしれない。なおかつ、Linuxのディストリビューションごとにメジャーなものならさらにテストされているので、より安定しているだろう。結局、Windowsは信用が置けない。
と。でも、Windowsでちゃんと動くソフトはとても優れたソフトだとも思っています。実際の運用はWindowsでされることがなくても・・・。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.30 22:29
ユーザの言うことをそのまま信じちゃいけない
2006.11.28
ぼくの働いている会社では、サーバ製品の導入担当の人たちがいます。彼らは客先に行って、ソフトのインストールや設定を行います。
さて、ソフトの設定の中でメールサーバ(SMTPサーバ)の指定をする項目があります。ユーザのアクションなどに応じてメールを送信するためです。メールでの通知が必要なければなくてもかまわないものです。
ソフトをインストールする人は、顧客の担当者に
「メールサーバを指定する必要があるのですが、メールサーバの名前をおしえてください」
とききました。顧客側はメールサーバ関係の作業はやっていない人だったようで、
「ノーツメールを使っているので、メールサーバはありません」と答えました。ソフトをインストールする人は、その言葉を信じて、メールサーバの指定をしませんでした。
でも、SMTPサーバがないとしたら、それまでのインターネットを介したメールのやり取りはどういう仕組みでやっているのでしょう?相手の担当者が知らない(ないと思っている)だけです。
ユーザの言うことをそのまま信じないようにしないといけません。特に、機能の要望などは、客自信が自分の欲しいものを理解していないことが多いので、さらに大変ですね。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.28 11:37
「やっておいてください」だとやってもらえないのかな?
2006.11.27
仕事で、他の人に「これこれをやっておいてください」とお願いすることがあります。やってもらうことは、大変な作業も、10分ぐらいで終わる作業もあります。ぼくの期待としては、2、3日ぐらいでやっておいてほしいことです。
さて、2、3日して進捗を確認すると、人によっては、「まだやっていません」と答えられます。なので、「それじゃすぐにやっておいてください」とお願いしてその場を去っていきます。翌日、進捗をもう一度確認すると、「まだやっていません」と同じ答えが返ってきます。どんなに強く言ってもなかなかやってもらえないことがあります。
さてさて、そういう人にはどうすればいいのでしょうか?困ってしまいます。多分、会社の中でぼくが一番怖い人のはずなんだけど・・・。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.27 17:21
サンタクロースを信じるのはいつまで?
2006.11.24
子供にはいつごろ現実を教えるべきなんでしょうか?それとも、子供が勝手に現実を知るまでそっとしておくべきなんでしょうか?
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.24 18:03
スピーカーフォン
2006.11.21
社長がよくアメリカにいて、会議にSkype経由で参加するので、先週にバッファローのスピーカーフォン(6000円)を買いました。先週の会議で使ってみると、音がうまく拾えていないことがわかりました。まあ、聞き取りづらいと言うことですね。原因は、エコーキャンセルとかするソフトを入れていなかったためらしいです。ソフトを入れると、ちゃんと動作します。
今週のミーティングで早速その成果を試そうとしましたが、変なアメリカのお菓子を持って、社長は日本に帰ってきちゃいました。理由は、「だって、ミーティングでちゃんと聞き取れないんだもん!」。と言うことで、成果を試すのはまた少し先延ばしになってしまいました。残念です。
さて、開発部長はというと、「社長がいるとミーティングが長くなるので、これからもスピーカフォンのせいにして、会議に参加できないようにしちゃえば?」。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.21 18:10
最近の開発はおじさんにはつらいかも
2006.11.16
本質的にはそれほど変わっていないかもしれませんが、やっぱり最近の開発はおじさんたちにはつらいかもしれません。一昔前のアプリケーション開発だと、Cとか、VBとか一つの言語さえできれば、なんとかなっていました。さらにデータベースの知識があると完璧です。一昔前のWebアプリケーションもJavaやPerlなどの言語とデータベースの知識だけで何とかなりました。HTMLも単純なものだったので、ソースコードの中にHTMLの断片が散在しても、それなりに機能していました。
最近のWebアプリケーションの開発ときたら、データベースの知識、Javaの知識は当たり前として、JSPやタグ、JavaScriptに、HTML+CSS。さらに最近流行のDIを使えば、XMLで知らないうちにオブジェクトができて、オブジェクトのライフサイクルは DIコンテナがブラックボックス化しています。それなりの知識がないとどうやって、インスタンス化すればいいのかさえわかりません。
いろんなものがXML化されて、単純なXML-RPCからSOAPになったり・・・。細かいところを言えば、本質は変わらなくても小さな技術が生まれるスピードは10年前より速くなっているかも。
5年前のWebアプリケーションの開発に比べると、プログラミングの比重はJavaScriptやUI関係に移ってきています。Javaでコードを書きますが、全体の作業時間からするとJavaが2割で残りがUI関連です。ツールが進化したからJavaでの作業時間が減ったんじゃなくって、UIへの比重が上がっただけだと思いますが。あとは、ぼくが今携わっているプロジェクトが、データベースやらCRUDやら、めんどくさくて単純な作業はすべて共通化して、隠蔽しちゃっているからかもしれません。
さてさて、そんな状況の中でぼんやりしていると、経験のある人でもやっぱり置いてかれて、開発できなくなっていきます。10年前のCをやっていたころに十分な基礎が身についていなかった人たちは、今の変化についていけず、右往左往しています。それでいて、10年前より10歳年をとっているので、それなりのものを要求され、引き出しがないので困ってしまいます。今の若い人も10年後にどうなのかと言うと、結局同じかもしれません。
基礎がないまま、開発しかできない状態になっているとつぶしがきかなくなって、会社も本人もこまります。基礎があると、たぶん、なんとかなるんでしょう(なっているんでしょう)。これから先はわかりませんが。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.16 18:20
もう一つの学生症候群
2006.11.15
昨日は、期限間際にならないとはじめられないと言う学生症候群について書きました。今日は、もう一つの学生症候群です。と言っても、2種類あると世の中の偉い人が言っているわけじゃなくって、社内でぼくが言っているだけですが。
もう一つの学生症候群は、常に最高のものを提出しようとすることです。最高のものを提出して何が悪いんだ?と反論されそうですが、実際の仕事だと、常に期限があります。時間的な制約ですね。多くの人はその時間内で最善のものを作ろうとしますが、学生症候群では、その時間制限に関係なく、自分が納得できるものだけを目指します。ある程度のところで妥協できるかどうかなんでしょう。彼らは純粋で、ハッカー的であるかもしれません。僕は世間の荒波にもまれて、汚れてしまったのかもしれません。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.15 18:19
学生症候群
2006.11.14
プロジェクトでもそれ以外のものでも、学生症候群は存在します。学生症候群とは、期限のぎりぎりになってからはじめると言うあれです。プロジェクトを管理するときは、プロジェクトのメンバーが学生症候群にならないようにしないといけません。が、今日はそういうお話じゃないです。
学生症候群はいろんなところに潜んでいて、それがわかっていてもなんとなく先延ばしにしてしまうことは多々あります。ぼくにとっては書類の提出だとかはそれにあたります。そういえば、年末調整の季節ですね。
さて、少し前に雑誌の原稿を書いたときは、締め切りの一週間前から書き始めました。ぎりぎりになってからはじめると言う、まさに学生症候群ですね。言い訳としては、それまでに書く内容を吟味して、下調べはすべて終えて、あとは、ただ書くだけの状態にしています。でも、あと一週間前に初めていればと、眠い目をこすりながら少し思います。
年末ごろに締め切りの原稿を一つ抱えています。今回は書き始めるのをもう一週間早くできるでしょうか?不安です。
以前、同僚がプレゼンの資料は前日の夜に作り始めると言っていました。忙しいと言うこともありますが、彼は「その作るための時間を作るために前日までがんばるんだ」と言い張っていました。それが真実かどうかはわかりませんが、ぼくが原稿を書いているときは、その言葉を思い出しています。
ちなみにその同僚は原稿は締め切りの日が過ぎてから書いていました。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.14 18:17
退職する人
2006.11.09
今月末で会社を退職する人がいます。有給の消化があるそうで、来週一杯で会社に来なくなります。ぼくが前職とか前々職を辞めるときは、2週間前にはのんびりとしていたような気がします。
でも、それを見計らったかのように、「暇でしょ!じゃあ、サーバのメンテナンスをやって!」とか、「暇でしょ!じゃあ、バグのベリファイ(直ったかどうかの最終確認)をやっといて!」とか、「暇でしょ!じゃあ、このドキュメント作っといて!」とか、いろいろアサインされています。結局、暇になるどころか、忙しくなっているようです。ぼくは「かわいそうに」と思いながら、いろいろ頼んでいます。
ちなみに、そのやめる人は以前、「この機能、いつぐらいまでに実装できますか?」と聞いてきたので、「来週一杯かかります」とぼくが答えると、「じゃあ、今日中にやっといて。だめだったら土日があるから」と、金曜の夕方の3時とか4時ぐらいにアサインするこわーいマネージャさんでした。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.09 19:11
IE7のリリース後
2006.11.07
先日IE7の日本語版もリリースされ、いろんなプロダクトがIE7への対応で忙しそうです。ぼくの個人のWebサーバはPloneと言うオープンソースのCMSを使っています。今ではPloneを使っている国内のサイトも数多いですが、ぼくが使い始めたころはほとんどなく、情報はさらに少なかったのが隔世の感があります。と、年寄りくさい前置きから始めます。
さて、Plone自体はとてもよいCMSです。MovableTypeやXoopsなどと違ってとても強力なフレームワークでもあり、アプリケーションでもあります。開発も活発ですが、最近、IE7のサポートに関するニュースが飛び込んできました。自分はまだ、WindowsマシンにはIE6しか入っていませんし、メインで使うブラウザはFirefoxだったりするので、ニュースを読むまでは忘れていました。
まず、結論から言うと、ぼくのサイトはおそらくIE7で見るとレンダリングが崩れるだろうと言うことです。あと、LiveSearchとかがだめかもしれないと言うことらしいです。LiveSearchとは、検索フィールドに文字を入れるとリアルタイムに検索結果を表示してくれるものです。AJAXとか言うかっこいいものを使っているらしいです。
その後のもろもろのちゃんとした対応にはもうちょっと時間がかかるけど、とりあえずのレンダリングは、cssをいじれば直るらしいです。
さて、話は変わって、会社の製品。ぼくの働いている会社ではAirOneとかマルチスケジューラと言うものを作っていますが、それらの製品は各クライアントPCでWebサーバが動いて、そこにブラウザからアクセスするものです。さてさて、IE7のベータ版だとまともに動かなかったらしいですが、正式版になって、IE7はAirOneに対応してくれたみたいです。いやいや、AirOneがIE7に対応したみたいです。それ以外の製品は目下、対応準備中です。CSSまわりで表示が極めて乱れるらしいです。
でわでわ
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.07 16:42
howm
2006.11.02
howmと言うプロダクトをご存知でしょうか?ホームページ上の説明では、emacs上で動作する「一人お気軽Wikiもどき」ということらしいです。簡単にいってしまえばメモをとる環境ですね。メモをとると、自動的にメモとメモの間にリンクが張られて関連するメモを芋づる式に閲覧していけるというものです。そういう意味でWikiのようなものです。emacs以外にも、viや秀丸に移植したものもあるらしいです。もともとemacs上で動作するので、多くの人はあまり興味がないプロダクトかもしれません。
そのhowmですが、「旬度」順で予定やTodoを一覧する機能があります。旬度順というのがどういう意味なのかちゃんと理解するのは難しいかもしれません。「今自分がやらないといけないもの」順と言ったほうがわかりやすいかもしれません。ぼくが割りと気に入っている機能です。
今会社で作っている製品にこの「旬度順」の表示機能をいれようと思っています。スケジュールとTodoに対して同じアルゴリズムで表示順を決めて一覧させようと思っているのですが、状況に応じて表示順が勝手にかわります。便利な機能なのですが、それがユーザにわかりやすいかと言うとそれは別物です。多分、実装すると「とりあえず、表示順をカスタマイズしたい」とか、「重要度順に表示したい」とか本来の意図を認識せずに要望がでそうです。
意図を理解したとしても、やっぱり、表示される順番を説明するのはむつかしそうです。と、ごちゃごちゃ考えながらやっちゃうんでしょう。
それではまた。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.02 17:33
Great Hackers
2006.11.01
久しぶりに「Greate Hackers」を読みました。この文書はアリエルと言う会社ができて間もないころに読みました。ハッカーについては諸手をあげて賛成と言うわけではないですが、
Javaのプロジェクトで働くために雇われるプログラマは、 Pythonを使うプロジェクトで雇えるプログラマほど 賢くはないだろう[2]
[2] Googleは、Javaプログラミングの求人広告を出すとき、賢明にもPythonの経験を要求している。
と言う部分ですが、この部分をみて一時期、PythonまたはRubyが使えることがアリエルの採用条件になっていました。ただし、Rubyは今では全く使われていませんし、Pythonのプロジェクトがあるわけでもありません(一部使っていますが)。
Javaを使う人は基本的に仕事上の理由が大きいと思います。これが賢いとか、賢くないと言うのとはまた別物だとは思います。でも、日本でRubyやPythonだけで飯が食っていけるところはごく限られていて、新しい採用をするときでもそれほど有利に働く場面は少ないと思います。それでもそうした言語を自ら進んで学んで使っている人たちと言うのは、言語オタクか、向上心が明らかに高い人たちだと思います。まあ、それ以上にプログラミングそれ自体が好きな人たちです。そうした人たちの生産性は、仕事上の理由でやっている人たちより高い可能性があります。可能性が高いだけで、本当に高いかはわかりません。でも、採用の数十分の面接である程度相手を把握するにはいいかもしれません。
と言うことで、PythonやRubyを採用条件にして、ついでにある程度そうした人が集まったら(3人いれば十分かな)、PythonやRubyのプロジェクトを立ち上げてみては?たぶん、Javaでやる場合より、10分の1ぐらいの工数でプロジェクトが動くかも。
投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2006.11.01 16:41





