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増殖しないマニュアル

2007.06.20

昨日のお話を別の視点(別の人から)から聞いたお話です。

チームAに所属する子羊Lさんは、ドキュメントが不十分な事に常日頃から不満を持っていました。調べればすぐに見つかるようにドキュメントを整備しておくべきだと,いつも言っています。開発が遅れる原因はドキュメントがないせいだと主張しています。

子羊Lさん「ドキュメントがなさすぎます。この機能Kのドキュメントを作ってください」
子羊Lさんの直属のリーダーNさんはドキュメントを書いて、チーム全体にアナウンスしました。

子羊Lさん「コーディングスタイルのドキュメントを見つけられません。なんとかしてください」
Nさんは、ドキュメントが見つけやすいようにシステムを整備しました。

子羊Lさん「この前追加された機能についてのドキュメントがないので,その機能の使い方がわかりません」
Nさんは、その機能の使い方を書いて,全員にアナウンスしました。

そういうことが長い間続き,ドキュメントは徐々に充実していきました。ある日,
Nさん「この前アップしたXの機能のドキュメント読んだ?」
子羊Lさん「まだ読んでいません」
Nさん「それじゃ、今実装している機能はXXの機能を使うけど,そのドキュメント読んだ?」
子羊Lさん「まだ読んでいません」
Nさん「1週間前にLさんが作った機能のドキュメント書いた?」
子羊Lさん「まだ書いていません」

子羊さんたちは,ドキュメントがない事に不満を持っていてましたが,ドキュメントが作られても読まず,また自分たちで書こうともしませんでした。子羊さんたちにとっては、必要な環境は降ってくるもので,自分たちで作るものじゃないのです。

投稿者 : 大谷 弘喜 | 投稿日時 : 2007.06.20 18:51

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